劇場版テレクラキャノンボール2013を毎日観に行っていた日記。

同じ映画を繰り返し観に行く、愛と狂気の日々の記録。

11月3日。98回目。劇場版テレクラキャノンボール2013@日芸祭

 日芸祭で劇場版テレクラキャノンボール2013の上映があったので行ってきました。

 日芸、グーグルマップで調べたら我が家から距離にして3キロ弱、徒歩38分って出てたのでいつものように自転車で。

 …グーグルマップ様が導いてくださった通りのルートで行くと、ナンカ校舎の裏の方に到着してしまいました。自転車置き場はすぐ見つかったのでとりあえずそこに自転車を停める。会場はどこかなー?と、とりあえず歩き出す。

 うわーどうしようめっちゃ裏側だ。廃材積んであるし…などと思いながらウロウロ。人の居そうな方に歩いて行く。

 見覚えのあるポスター!…何とか辿り着けました。

 実は前日に今回の上映会の公式アカウントがわかりやすい写真付き案内ツイートをしてらっしゃったのですが、裏口から入ってしまったのでしなくてもよい苦労をしてしまった(完全に自分が悪い)。

 校舎の入口で猪木さんがお出迎え。

 会場が地下だという事で階段に行くと案内の貼り紙がいっぱいありましたよ。

 入口付近で受付。この日の流れはこんなんでした。

 お金を払ってチケットを受け取る。ピンクで可愛いチケットですね。ゲストのはあちゅうさんがアニメキャラ風に描かれております。

 開場時間になったので入場。安定の最前ど真ん中席。

 机の上には非公式パンフレットやチラシなど。『テレキャノ女子会』という今回の上映会のスタッフの皆さんがこのイベントで配布する為に作った小冊子(今はZINEって言うのですね。…ミニコミなんて書いちゃうと歳がバレるので気をつけましょう)も置かれてました。

 開演予定時間の14時を少し過ぎた頃に松尾監督が出てこられて、上映前の挨拶。

 この日上映されてたのはver2.0の途中休憩無し版。上映後、休憩を挟んで16時半からトークショーが開始されました。

 まずは主催のHくんが登場。挨拶とはあちゅうさんへの謝罪をしてから松尾監督とはあちゅうさんを呼び込み。

 

 以下、トークショーの内容メモ。

・ 最初に松尾監督からネタバレ禁止についてのお話。

・ はあちゅうさんが6月にポレポレ東中野に観に来たという話から

松尾監督「はあちゅうさん、よくこの場に来たなぁと」

はあちゅうさん「逆に『私、こういうのもアリなのよ』というアピールにならないか心配していた」

松尾監督「学生相手に何か新しい事始めようと思って来たんじゃないかと。はあちゅうさんみたいな方がリスクの高いエロでゲスいイベントに来る意味が…」

・ はあちゅうさんがこの作品を知ったのは角川に居る物凄く沢山の映画を観ている人に勧められたから。その方が「ここ5年のベスト」だと仰っていて、ヤフー映画の評価を見たら4.いくつでこちらもとても高い評価だった。

 松尾監督「やっぱりそういうのも調べるんですね」

・ はあちゅうさん「6月に東中野で上映されるのを知って『行きたい!』とつぶやいたらフライデーの副編集長さんに『僕もこの作品が大好きで10数回観ているのでご案内します』と言われた。プライベートで仲が良いAV男優のしみけんさんにも『僕から話を通しておくので一緒に行きましょう』と誘われ、観に行く事になった。」

「観に行ったらサブカル系の有名な人が何人も来ていた。実際に観たら最初のエロシーンでは『えっ?こんななの?』となったが、編集が上手いんですかね、人間ドラマを観た、色んな人の人生を垣間見たような感じだった」

・ はあちゅうさんが「鈴木おさむさんもこの1年で一番良い映画だったと仰っていて…」という話をしたら「相変わらずそういう名前をサッと出しますね」と松尾監督。その他にもちょいちょいジャブを出す松尾監督。結構ギリギリな弄り方。

・ 嵐山監督がカッコいいという話から世田谷のお蕎麦屋さんで偶然会ったという話に。「その時しみけんさんも一緒に居たんですよね」とややこしい情報を付け加える松尾監督。「その時しみけんさんと何をしてたんですか」と更に追撃。「しみけんさんってめちゃめちゃ顔広くないですか?」と微妙に話を逸らそうとするはあちゅうさんですが、しみけんさんのプライベートの性癖の話をしようとする松尾監督。「あまりしみけんさんと仲良しだという事を今まで言ってなかったのはしみけんさんには熱狂的なファンが多くて変な所で恨みを買いたくないなと思って」と逃げ回るはあちゅうさんに食らいつき、余計な事を言わせようとしていたのがスリリングでした。

はあちゅうさんは何故今日この場に来たのか?というお話から、今日のイベントでは貰えるだけ最大の招待枠を貰ってはあちゅうさんの関係者を連れて来たというお話。普段は紅茶を飲んでマカロンを食べているような人達なのでどういうリアクションなのか心配だったけど楽しんで貰えたようでよかった、という事でした。

・松尾監督「さっきはあちゅう的だと思ったのは『東中野が遠い』という話をしてた所。東中野が遠いってどこに住んでんだよって話ですよ」

 はあちゅうさん「東中野は遠いなって思ってたんですけど意外に近かったですね。新宿から10分くらいで着きました。でも、私にとって新宿より向こうは韓国に行くくらいの感じなんですよ」

 えー!よく『池袋より向こうは埼玉』みたいな話はありますが、新宿で区切りますか。新宿より向こうは韓国って大久保は韓国じゃないっすよ!その向こうも東京だよ!

・主催のHくん関係のお話。松尾監督の紹介から呼び込まれて登場。

おいう

 出てきてすぐにはあちゅうさんの出てた番組の名前を間違えたり、第一印象の見下した感じをそのまま言ったりと失礼な事を言いまくるHくん。そこから、ツイッターでの最初のとても失礼なやりとりのお話。

 その失礼なツイートを探したんですけどツイ消ししてるみたいで見つからなかったんですけどはあちゅうさんのブログにその時の様子が書かれてました

・主催のHくんがイベントを企画している時は童貞だったのですが、最近童貞を卒業したというカミングアウト。同じ時期に就職の内定も取れたという事で、おめでとうございます。

・その他に、松尾監督の所にある日Hくんから「今日メシいらない」という謎のメールが来たお話。お母さんのアドレスと松尾監督のアドレスを間違えたとの事です。どういう間違え方や。…Hくんの人物像が伝わるお話です。

・質問コーナー。質問を募るが手を挙げる人が居なかったのでさりげなくはあちゅうさんが「AV監督の1日ってどういう感じなんですか?」という質問を。

 普通に会社員なので会社に居ますよ、という回答から、松尾監督はメールの返事が早い、ちゃんとした方なんだなというお話。松尾監督が昔出した著書・素人娘ジャパンが読みたくて探したが無いという事をツイートしたら松尾監督がすぐ送ってくれて、翌日に届けてくれたそうです。

・質問が出なかったので今回観に来ていた映画学科の学生に映画の感想を聞くコーナー。

・松尾監督も高校卒業後の進路として日芸の放送学科も視野に入れていたけど高校の先生にお前は日芸は無理だと言われた、というお話。

・質問を募るが誰も手を挙げないので観に来ていたバクシーシ山下監督が手を挙げて質問。「Hくんへ質問です。童貞を捨てる前と捨てた後ではあちゅうさんを見る視線に変化はありましたか?」Hくんの回答は「童貞を捨てた後の方が女として可愛く見える」との事でした。

・女性客から質問「作中で一番と言わせるコーナーがあるがあれは本当に一番だと思ってると思うか?」

 松尾監督「一番と言わせやすいように誘導はしている。本心は解らない。情で言ってもらってる部分は大きい」

・下衆アワーの方からの質問「こういう作品を観に来て良いと言ってくれる女性はどういう女性だと思うか」

 松尾監督「マカロンやパンケーキなど女性向けの情報と言われるモノがあふれているが、それに満足していない「女性も結構居る。今回の作品が提供しているようなモノは現在のエンターテイメントではあまり提供されていない。マカロンやパンケーキだけでは生きていけない」

・最後まで「はあちゅうさんは何か企んでるのではないか」と言い続ける松尾監督に対して「ツイッターでもフォローして頂ければ…」と回答するはあちゅうさん。

・次回作はあるのですか?という質問にBiSキャノンボールなどの告知、そして最後に

第24回映画祭TAMA CINEMA FORUM

のスタッフの方が出てきて

男と女のロードムービー ――SUMMER TRIBE オレらは誰にも止められない―― | 第24回映画祭TAMA CINEMA FORUM

の告知をされてました。