11月15日。99回目。SEVEN/SENSES vol.2 @宮崎キネマ館
宮崎キネマ館という映画館で開催されたSEVEN SENSES Vol.2という特集上映で劇場版テレクラキャノンボール2013が上映されるという事で行ってきました。
…のですが、上映の前日にこんなツイートが。
【緊急告知】大変、申し訳ありません!風邪をひいてダウンしちゃいました。急遽ですが、明日の宮崎キネマ館 @cinemakan での『劇場版 テレクラキャノンボール2013』舞台挨拶&トーク、僕の代わりにバクシーシ山下監督に行ってもらいます!よろしくお願いします。
— カンパニー松尾 (@company_matsuo) 2014年11月14日
【緊急告知】明日予定しておりました『劇場版 テレクラキャノンボール2013』カンパニー松尾監督をお招きしての舞台挨拶を予定しておりましたが風邪の為、バクシーシ山下監督が急遽参戦決定しました! pic.twitter.com/nBi1Wo878B
— 宮崎キネマ館 (@cinemakan) 2014年11月14日
えええええ?!まさかの松尾監督お休み!でも代わりに山下監督がいらっしゃるという事なので私は予定通り宮崎に。
宮崎空港から路線バスで橘通り3丁目のバス停で下りて徒歩2分、宮崎シネマ館に到着!
入口にはちゃんと山下監督のポスターが貼られていました。
山下監督のポスターには薄い字で「カンパニー松尾監督まさかの病欠!?しかし勝るとも劣らないゲスト登壇決定!!」と書かれていました。
当日券購入。レイトショーだという事で1200円。非公式パンフレットも頂けましたよ。
宮崎キネマ館ロビー。プリキュアの上映をやってるので大きい看板があったりします。
チケットを確保して離脱。ホテルにチェックインしたり観光したりなど。
18:40頃に宮崎キネマ館に戻って入場。
19:00からの劇場版テレクラキャノンボール2013の上映の前に今回のSEVEN/SENSES vol.2という企画上映で上映される映画の監督さん達が勢揃いしての舞台挨拶。
最初にこっぱみじんの田尻裕司監督の挨拶。続いて「カンパニー松尾監督が急病の為、急遽バクシーシ山下監督にお出で頂きました」とバクシーシ山下監督が紹介され、挨拶。
山下監督の第一声「…えー。何かの間違いじゃないかと思います」
スタッフの方「とんでもないです(笑)」
山下監督「アダルトビデオの人間です。…バクシーシ山下監督と紹介されましたが監督はしてないんですね。(そうなんですか?!のスタッフさんの声に答えて)本作では。テレクラキャノンボールではいちAV男優として出演しております。失礼致しました」との事でした。
続いてFORMAの坂本あゆみ監督と主演の松岡恵望子さん、最後に殺人ワークショップに出演されている重田裕友樹さんが挨拶。
全員の舞台挨拶が終わった後、スタッフの方が「実は今回お出で頂いた皆さん、全員自腹で宮崎まで駆けつけて頂きまして…ですので、是非、パンフレットやグッズ類も置いておりますのでそちらの方もお買い求め頂けたらなと。恐縮でございますが宜しくお願い致します」と衝撃の告知。…自腹なんですか?!
舞台挨拶終了後、休憩を挟んで19時から劇場版テレクラキャノンボール2013の上映開始。
上映終了後、休憩を挟んで山下監督のトークショーが始まりました。
以下、トークショーの内容メモ。
・ 冒頭にネタバレについてのお話(内容は省略します)。
・ スタッフの方から「昨日の夜8時頃に私の携帯が鳴りまして、松尾監督から『明日行けないかも』という連絡がありまして、『もしアレだったら(自分の代わりに)バクシーシ山下を送り込もうかと思っておりまして』と言われて、『このタイミングでか』と思ったんですが…」と今回山下監督が来る事になった経緯のお話。
山下監督の所にも昨日の夜に「明日空いているか?宮崎に行ってくんねえか?」という連絡が急遽入ったそうで、「いいっすよー(棒)」という感じで答えて代わりに来る事になったそうです。
山下監督「(松尾監督は)人使いが荒いんですよ。まぁ先輩なんですけど、20数年来の。いつも色々な無理難題を押し付けられているんです」
・ 山下監督がこの業界に入ったきっかけのお話。
「最初はやっぱり面白そうだったから。単純に。」
「自分は今47歳なんですけど、高校生くらいの時にアダルトビデオというモノが世に出回り始めまして。で、大学生になって、自分でビデオデッキを買って、レンタルビデオ屋さんでアダルトビデオを借りてたんですけど。その中に村西とおるさんのSMぽいの好きという作品がありまして、それを借りて観たんですが、すっごい面白かったんですよ、すっごい笑ったんですよ。で、AVで笑うっていうのが、なんだろうな、気持ちよくて。で、AVって面白そうだなと思ってこういう道に入っちゃったんですね」
「だからテレクラキャノンボールで笑う、みたいなモンですよ。SEXで笑うのアリなんだなと思いましたね。」
スタッフの方「じゃあその当時からお笑いというか…」
山下監督「お笑いというか、何なんでしょうねぇ。SEXで笑うっていうのは、言葉で言い表しにくいんですけど、ナンカこう、凄いツボを押してくれるんですよねぇ。まぁその辺は、皆さん解読してツイートして頂ければと思うんですけど」
・ スタッフの方からお客さんに「テレクラキャノンボールシリーズを初めて観た方?」という質問があり、手を挙げるお客さん多数。スタッフの方の「所謂ヌく為のAV以外にも色々あるんだなぁと勉強になりました」という話から、今回、SEVEN/SENCESという企画の2回目をやるにあたり、テレクラキャノンボールをやるか迷ったというお話。
「福岡のライブハウスでのイベント上映はあったが、九州の映画館ではまだこの作品がかかった事は無かった。しかもウチは特殊な映画館で、NPO法人宮崎映画本舗が運営していて、市とか県の委託を受けて地球環境がどうのとかそういう作品を上映している。そこでテレクラキャノンボールを上映していいのかという葛藤が…2分くらいありましたね(笑)」「『ヤルかヤラナイかの人生なら、ヤル人生を選ぶ』ってあの言葉を聞いて、これはやっちゃった方がいいなと思って。宮崎は九州でも比較的田舎の方で新幹線も通ってないんで…でも、昔からこういう変な映画もやってた事はあるんですよ。だからウチらしいかなと思って。プリキュアやってテレクラもやるっていう。そんな映画館も多分ウチくらいだと思うんで。」
山下監督「ヤルって決めてから、障害とかはありましたか?」
スタッフの方「全く無かったですね。苦情の電話1本くらいかかるかなぁと思って期待していたんですが、全く無くて。逆にツイッターとか見たら『やったぜ』みたいな意見ばっかりで」
山下監督「さすが九州ですねぇ」
スタッフの方「それで今回、松尾隊長に是非来て頂きたいとラブコールしてたんですが前日に…」
山下監督「すいませんごめんなさい」
・ スタッフの方から話を振って今回の作品のギャラのお話。
山下監督「いきなり生々しい話ですね(笑)。でもまぁなかなか聞けない話ですから。松尾はなかなかお金の話はしたがらないんですよ。清廉ぶっちゃって」
山下監督は10万円くらいは貰ったとの事。ロケで拘束される以外にも作戦会議だナンだって何かにつけ呼ばれて、それ以外にも自分の撮った分をある程度編集して納品してくれ、など色々あって、日にちで言うとかなりの時間を取られた。「上映するから宮崎行け!っていうのもギャラに含まれてますから。今回もノーギャラですよ」
・ スタッフの方「今回の作品で6人の猛者たちが本気で真面目に勝負をするという…本気でやっているというのが伝わってきました。僕は観る前はちゃらけながらやるのかなぁと思っていたのですが、ここまで身を削ってやるとは」
山下監督「昔の作品はもっと牧歌的だったんですけど段々厳しくなってきた」という所からルールが練られていったというお話。
・山下監督が14年前に宮崎に来てAVの撮影をしたというお話。平口広美さんを連れて裏風俗のドキュメント作品を撮ったそうですが、風俗店を隠し撮りして作品にするという内容なので今はコンプライアンスの問題で再発したりは出来ないそうです。
・ 質問コーナーで質問を募るが手が上がらなかったのでスタッフさんのお話。「宮崎の方ってどっちかって言うと前に出てこない、トークショーとかやっても客席の前の方が空いていて後ろの脇の席から埋まっていってしまう。だからお客さんがみんなちゃんと笑ってくれるだろうか、ドン引きなんじゃないかと不安だった」
心配だったので最初の1時間くらいは客席で一緒にご覧になってたそうなんですが、お客さんがみんな大いに笑っていたので良かった、こういうのはナカナカ無い、との事で良かったです。
スタッフの方「AVをみんなで観るという機会自体もなかなか無い」
山下監督「(AVをみんなで観ているという)そういう空間に居るってだけでも笑える要素ありますよね」
スタッフの方「ここで笑っていいのかというモラル的な問題も…」
山下監督「ババアが出てきて笑うっていう。それはもう、笑いっていうのは残酷ですもん」
スタッフの方「まぁお金貰ってますもんね皆さん」
山下監督「笑われ代ですよ。僕らも一緒ですよ。恥かき代です」
・ 最終決戦の梁井監督のお相手の金髪の方についてのお話。
実は、猫のメッセージ自体は他の監督も出会い系の掲示板で見ていたそうです。
その流れで山下監督の3Pの相手の10代の女の子達について。
山下監督「ああいう女性ばっかりなんですよ。ああいうのが現実。(自分がやってるのは)空き缶拾いみたいなモンですよ。缶の形をしていたら拾います。四の五の言ってる場合じゃないです。みんな必死なんですから」
・ 告知タイム。DVD版の説明など。そしてこの後、山下監督のサイン会が開催されますよーというお知らせ。
・ 最後に一言、とスタッフに促され、山下監督「この作品を観てもらう事自体が嬉しい。実は、今回の作品は松尾にとって最後の打ち上げ花火になる予定だったんです。AVという産業自体がどんどん衰退して、いつ無くなるのか分からないような状況で、これだけの規模でこういう馬鹿な事をするっていうのがまぁもう二度と無理だという所で、自分の墓を作るような意味で映画にして劇場でって洒落を効かせた訳ですよ。劇場版っていうのも洒落だったんです。それがこういう形で皆さんに観て貰えて、松尾も草葉の陰から喜んでいると思います(笑)」
という事でトークショーは終了しました。
そしてその後、ロビーではバクシーシ山下監督のサイン会が開催されてましたよ。
松尾監督は来れなくなってしまいましたが、代わりに来られた山下監督のトークは面白かったし、いつもの松尾監督のトークでは聞けないお話も聞けたので楽しかったです。
以下、私の旅行記。
前にもチラッと書いたのですが、私、今回の一連のキャノン上映会地方遠征の時は東京発の新幹線と羽田発の飛行機を使わないってルールでやってんすよ。これは移動中に松尾監督に出くわすのを防ぐ為のルールなんですけど。
でも、宮崎行きの飛行機って成田から出てるLCCとか無いんすよ。羽田空港からのばっか。んで、ソラシドエアってLCCの飛行機も飛んでるんですがそんなに安くない。80日前の割引でやっと1万円切るとかそんなんなので、今回の宮崎の上映が決まった時にはもう早割の1万円切るのは買えない時期でした。そして調べたらソラシドエアの割引の往復航空券を買うのと旅行代理店のホテル付きの宮崎1泊2日のツアーとだったらツアーの方が安かったりしたんすよ。
どうせ羽田からの飛行機しか手段は無いし、今回の上映でスクリーンで観るの99回目でちょっとメモリアルな感じだし、これはちょっと楽をさせて貰って旅行代理店でセットを買ってもバチは当たらんだろうって事で今回はホテル付き羽田発のルール破りをしてみたんですよ。
そしたら松尾監督急病で来れずですわ。…思いっきりバチ当てられた!遠征の神様は厳しいな!ごめんなさい今度からはまた青春18きっぷで朝4時に板橋駅出発とかそういうので頑張ります。。。
そういう手痛いバチを当てられながら取ったホテルにチェックイン。
荷物を置いて早速レンタサイクルを借ります。自転車大好き!チキン南蛮を食べに行きますよー。
宮崎県庁前を通過。カッコいい建物に南国風の木という取り合わせが素敵!
目的地の味のおぐら瀬頭店に到着!昭和レトロな外観からして最高!
チキン南蛮1010円をオーダー。1枚肉の鶏ムネ肉をナイフとフォークで切り分けて食べるご馳走感!でね!もう誰が食べても美味しいって言うような味なんですよ!完璧っすよ。パーフェクト。ムハーってなりながら夢中になって食べました。
食べ終わって美味しかったなぁとウットリしながら一息ついて周りを見回すと気付いた事が。店員さんと親しげに会話を交わす常連らしきおっちゃんがちゃんぽん食べてはる。それ以外の地元の人っぽいお客さんもそこそこの割合でちゃんぽん食べてはるんですよ。…こんな美味しいチキン南蛮が名物メニューにあるのに?!って事は、恐らくちゃんぽんもメチャクチャ美味しいハズ。気になる。超気になる。でもチキン南蛮食べたばっかでお腹いっぱいでちゃんぽん食べられない。ぐぬぬ。よし。また宮崎に来よう。そして今度来た時にはちゃんぽんを食べよう。そう心に誓ってお店を出たのでした。
表の看板にもチキン南蛮の次にチャンポンって書いてあるからお店も自信があって推してるメニューみたいですね。
トーテムポール君、また逢おう!
海沿いをぐるっとイングレスして回ろうとするも、立ってるポータルがローソンばっかり…ってかこれローソンとコラボする前だったら全然ポータル立ってないんじゃね?危ない所でした。
夕焼けが綺麗でした。
上映終了後、夜の宮崎の街をウロウロ。
東京のメイド喫茶とは微妙に業態が違いそうな雰囲気のめいど喫茶あきば。
ケーキショップSHIBA48。…この辺秋葉原憧れ強いな。
と思ったらやっぱヲタク系の人が遊ぶ夜のゾーンみたいですね。
何か食べてからホテルに戻ろうかと思ってたのですが、土曜の夜という事もあってどのお店も酔っ払いの皆さんが大ハッスルされてて入り辛い雰囲気。って事で、宮崎名物の肉巻きおにぎりを2個テイクアウトしてホテルで食べました。…寝る前に。
肉巻きおにぎりがレタスに巻かれている!ややこしい!けどレタスが良い仕事してて美味しい!330円でした。
チーズ肉巻きもデフォの肉巻きと同じ価格の330円でしたよ。
翌朝。寝る前に肉巻きおにぎりを2つ食べたのですが、目覚めていきなり朝食バイキング!イエーイ!ヒューヒュー!
宮崎名物の冷汁もありました。氷を使ってガンガンに冷やされております。
お味噌汁にお葱は入れないのが宮崎流なのかな?
から揚げもただのから揚げではなく甘酢あんがかかってチキン南蛮風になっておりました。
とりあえず最初はこんな感じで。冷汁の作り方、正しくはご飯の上に薬味を載せてからおつゆをかけるそうで。…思いっきり間違ってます。器もスープ用のに入れちゃってますしね。
第2弾。朝カレー。から揚げ・卵・ソーセージとトッピングを豪華にしてみました。
ラストにパンとカフェオレ、スープとデザート。朝食で3食分食べきりました。
更に最後にコーヒーを部屋にお持ち帰り。骨の髄までしゃぶり尽くします!
ホテルをチェックアウトして宮崎のブラブラ。街路樹が南国風なのが遠いところに来た感あって良いですね。
駅前で道の駅のイベントをやっていたのでちょっと冷やかしてきました。
ぐるっと駅の裏に回ってみると…ナンか凄そうな建物がある!
ロケットだ!宮崎科学技術館という施設らしいです。中に入ってみたかったんだけど飛行機の時間が迫っていたので断念。
お土産を買って…(東国原グッズとか無いかなー?と探したけど全然なかったので辛うじてどげんかしようとしているお菓子を確保)
カッコいい電車が停まってました。
空港で座席指定しようとしたら窓の無い窓際席しか空いてなかった…
巨人軍などの歓迎垂れ幕がありました。
飛行機に乗り込む。…ホントに絶妙に窓の無い席ですね。。。
バビューンと空を飛んで東京に帰るよ!
羽田空港に着いたら夕方になってました。
そして羽田からダイレクトに秋葉原へ。
そうです。この日はHMJM主催の大島薫クンのイベントがあったのです。このイベントに行く為に帰りの飛行機を早い時間のに変更したのであんまり観光出来ませんでした…
けど薫クン可愛かったし、iphoneで写真を撮らせて貰えたりしたので悔いは無い!
神イベント、壁ドンならぬ床ドン(私が床に横になっている所に薫クンが覆い被さってくれた状態)でチェキも撮れたし、最高でした。この私がかけてるメガネのフレームと薫クンの顔の距離を見てくださいよ!ヤバいっすね!