劇場版テレクラキャノンボール2013を毎日観に行っていた日記。

同じ映画を繰り返し観に行く、愛と狂気の日々の記録。

2月6日。豪さんサイン会→BiSキャノ前夜祭。

 1週間の仕事を終わらせ、この日最初に向かったのは渋谷。吉田豪さんのサイン会が開催されるという事で行って来ました。

『聞き出す力』刊行記念 吉田豪さんサイン会 | 紀伊國屋書店

日  時| 2015年2月6日(金) 18:00~19:00

会  場| 紀伊國屋書店西武渋谷店 イベントスペースにて
参加方法| 2015年1月25日よりご予約を承ります。
      ・紀伊國屋書店西武渋谷店カウンターにて、『聞き出す力』お買いあげの先着100名様に整理券を配布いたします。
      ・お電話でのご予約も承ります。
      ・整理券の配布はお一人様1枚までとさせていただきます。

  しかし金曜日の夕方6時スタートで7時までって!マトモな社会人ならまず行けない時間っすよ。ってか一緒に行く予定だった女子大生の友人は課題が終わらなくて来れなかったっすよ。学生でも来れないっすよ。あれっすか、吉田豪ファンはみんな無職だとでも思われてるんでしょうか。

 まぁ非常にフザけた社会人である私は行けちゃった訳ですが。でもさすがにスタート時間の6時には到着出来ませんでしたね。

 入り口にサイン会告知の貼り紙がありました。その後ろに体幹チューブトレーニングの本。

 入口だけでなく、特設コーナーでも体幹チューブトレーニングの本が一緒に置かれていた模様。…紀伊国屋書店的には豪さんの本と体幹レーニングの本は一緒の括りなのでしょうか。それともこの2つを並べる事によって何らかのメッセージを発しているのでしょうか。謎が深まります。

 ポスターもドーンと貼ってありました。

 サイン会が行われた会場は外から丸見えのガラス張りのスペース!行列が外まで続いていたので並びます。

 無事サインを頂きました。

 時間があったので渋谷をブラブラ。東急プラザ、もうすぐ閉館なのですね。

 ウルトラマンスタンプラリーも地味にコツコツ回っております。

 渋谷はスカイドン

 …スタンプ押すの失敗した!

 今日からBiSキャノンボールが始まるという事で、旧オーディトリウム渋谷にちょっと来てみました。

 ガキさん主演映画のポスター貼ってあるー!もう結構大人なのにまだまだガキさん可愛いなぁ。

 この日の晩御飯。渋谷ラーメン友喜のラーメン油少なめと無料のライスで700円。

 卓上調味料で無臭ニンニクがあったので後半にタップリ投入して頂いたのですが、言うほど無臭じゃないニンニクで、この後にマフラーを巻いて新宿まで向かう時に自分の息で大変な目に。ニンニク臭いを通り越してちゃんとしっかりニンニクの臭いがするので逆に美味しそうだと脳が感じ出す始末。自分の吐いた息に食欲をそそられるなんて、水面に映る自分の姿に恋をするナルシスのようです(無意味に綺麗な表現)。

 そんなこんなで新宿に到着。先ほどの豪さんのサイン会に来れなかった友人と会って数時間過ごしてからこの日のメインイベントへ。劇場版BiSキャノンボール2014が一番最初に上映されるBiSキャノ前夜祭に向かいました。

イベント2015.1.23

2/6(金)-BiSキャノ前夜祭-【劇場版テレキャノ&BiSキャノ W上映会】開催決定!※チケットは完売しました

2/7(土)~の劇場公開に先駆け、なんと劇場版テレキャノ&BiSキャノ をW上映するオールナイト前夜祭の開催が決定しました。
『劇場版 BiSキャノンボール2014』を観ることが出来る世界最速のチャンス!
皆様のご来場をお待ちしております。

※チケットは完売致しました!

開催日  :2月6日(金)
開場時刻 :23時45分
開演時刻 :24時00分
終演時刻 :AM5時30分(予定)

★予定ゲスト: カンパニー松尾監督、ギュウゾウさん(電撃ネットワーク

※登壇ゲストは当日の状況により予告なく変更となる場合が御座います。
※舞台挨拶における、写真・動画等の撮影は堅くお断り致します。
※登壇ゲストへの花束・プレゼント等は直接お渡しする事は出来ません。劇場スタッフが事前にお預かり致します。

カンパニー松尾監督、ギュウゾウさんによるトークショーも開催!

★上映予定作品:
24:00~『劇場版 テレクラキャノンボール2013』 (132分)
26:30~『劇場版 BiSキャノンボール2014』 (120分予定)

≪チケット購入方法について≫
2/1(日)より、劇場窓口・オンラインチケット予約にて販売開始
(全席指定制・立見なし)
◆料金/2,800円均一(消費税込)

<劇場窓口先行販売>
■2/1(日)劇場オープン時間より販売開始
※窓口の営業時間は当館開館時刻から最終回上映開始時刻までとなります。

<オンラインチケット予約販売>
■2/1(日)0:00~上映開始時刻の一時間前まで
※オンライン予約販売はクレジットカード決済のみとなります。前売鑑賞券はご利用頂けません。
※オンライン予約販売が完売表記になった場合でも、劇場窓口では残席がある場合がございます。
※上映開始直前は発券機の混雑が予想されます。お早めに発券をお済ませ下さい。

テアトル新宿オンライン予約

<共通ご注意事項>
※イベント前日までにチケットが完売した場合、当日券の販売はございません。
※転売を目的としたご購入は固くお断りいたします。
※いかなる事情が生じましても、ご購入、お引換後の鑑賞券の変更や払い戻しはできません。
※急遽変更、中止になる場合もございます。あらかじめご了承下さいませ。

※その他、詳細につきましては、劇場までお問い合わせ下さい。
※混雑時・営業時間外はテープでのご案内となります。
テアトル新宿
TEL:03-3352-1846

(C)2015 SPACE SHOWER NETWORKS INC.

 到着したのは開場予定時刻の11時45分頃だったのですが、既に開場済みでした。早い時間からお客さんが来られていたので予定を前倒しして開場していたようです。

 この日座ったのは最前列中央付近のA-10。やっぱ映画は前の方で観るのが楽しいです。

  開演時間になり、まずは劇場版テレクラキャノンボール2013の上映。そして休憩を挟んで劇場版BiSキャノンボール2014が上映されました。

 …いやー、あのですね、何といいますか。とりあえず、お客さんっていうのは冷静で正直で残酷ですね。

 この日は私の隣が中年女性3人組で、最初の劇場版テレクラキャノンボール2013の上映時にはうるさいくらい大きくリアクションしてて、休憩時間もパンフレットを広げて大騒ぎで大変盛り上がってらっしゃったんですが、BiSキャノンボールの時は静かでしたね…そして、BiSキャノンボールが終わった後の松尾監督とギュウゾウさんのトークショーの時には居眠りされてました。最前列のど真ん中なのに!

 こうやって書くとその中年女性3人組を晒しあげしてるみたいでアレなんですけど、でも、このお3人さんの正直なリアクションにかなり救われた気分になったんですよ。この出来で劇場版テレクラキャノンボール2013と同じように沸かれたら、なんちゅうか、困りますよ!この1年のキャノンボールでの各地での反応が嘘になってしまうというか信用出来なくなってしまうじゃないですか。やっぱりちゃんと作品の強度に比例した反応が返ってきてたんだ、ってのが実感出来て嬉しかったです。

 そんな感じで劇場版BiSキャノンボール2014の上映が終わり、お寒い空気の中、トークショーが始まりました。

 最初にこの作品のプロデューサーさんが登場し、挨拶と諸注意、そして呼び込み。

 お面で顔を隠した松尾監督とサングラス&黒マスク姿のギュウゾウさん登場。

・ ギュウゾウさん第一声「でもねぇ…あの…楽しかったですよ。…如何でした皆さん」→会場から力無い拍手。

 「(出来上がりを観て)悪いなぁという気持ちが一番ある」と語る松尾監督。

・ 冷え切った会場を盛り上げようと「ホントは隠してる凄いシーンとかあるでしょう?」というようなお話を振るギュウゾウさんに「使ってないお話はあるけど…」と返す松尾監督。

・ 拍手で研究員さんはどれくらいかを確認。その後に聞いたキャノンファンの拍手の方が大きくて「今日こんな(研究員丸出しの)格好してきた僕、スベってます?」とギュウゾウさん。

・ ギュウゾウさんが「(今回の作品は)テレキャノファンの人にとっては…イマひとつなの?」と客席に問いかけるが無反応。

・ テレクラキャノンボール2013の時と今回のBiSキャノンボールの時の状況の違いのお話。テレクラキャノンボールのヒットを受けて、今回の作品は沢山の人が観るであろうという気持ちで撮影が行われた。

・ ギュウゾウさん「今回の作品はそれぞれの人柄が撮れているのは良かったと思うが、みちるさんにはもうちょっと頑張って欲しかった」→松尾監督「みちるはSSTV版では頑張っている」

・ 「ノゾ氏は最後までノゾ氏だった」というギュウゾウさんの話から「各メンバーの意外性はあったんですか?」と聞く松尾監督。

  ギュウゾウさん「僕が思っていたBiSそのまんまでしたね。ウイカちゃんもウイカちゃんらしかったし」

  松尾監督「(ウイカちゃんには)凄い剣幕で怒られましたよ」

・ 「僕はまたテレキャノチーム好きになりましたよ」と言うギュウゾウさんに「もういいですよ!」と松尾監督。…会場の地獄のような雰囲気に配慮して必死にフォローして下さるギュウゾウさん、ホントに良い人です。

・ 山下監督がブラザーコーンさんに見える、というお話から、昔、電撃ネットワークがAVに出ないかと高いギャラで誘われたというお話をちょっとだけした所で、どうにもならない会場の雰囲気に耐え切れなくなったのか唐突に質疑応答コーナー。しかし急だったので会場からの反応は無し。

  松尾監督「皆さん混乱してるんだと思う。良かったのか悪かったのか。どうやって受け取ればよいか解らないんじゃないんですか。作った本人も混乱していてアレなんですけど、難しいなと思って。観た後に爽快感も無いですし。テレキャノとは全く違ったトーンなのでちょっと皆さんも困惑してるかと思うんですけど」

  ギュウゾウさん「僕も今観たばっかで混乱はしてるっちゃあしてるんだけど。安心はしましたかね。研究員さん」

・ 再度質問を促すが会場からの反応はやはり無いのでギュウゾウさんから有名研究員さんを逆指名。どうでしたか?と尋ねると「単純につまらなかったので…」という直球回答!「それは映画的にという事ですか?」とツッコむと「そこまで難しい事は解らないのですが、観た感想として、私小説の監督さんが映画を作りましたという感じで淡々と終わってしまって、本当につまらなかったのでどうしたらいいかと」

 それを受けてギュウゾウさん「研究員さん達は盛り上がりまくり、熱狂して解散ライブ当日を迎えたのだけれど、その裏側でこういう事が行われていたという事を知って、僕の中ではBiSというモノに対するケジメがついた。意外性が無かったというが、俺にとっては何枚もチケットを買って走り回っていた裏側でこういう事があったというのが一番意外だった」

・ テレキャノファンの方はどういう風に感じてるんですかね?と会場に問いかけるギュウゾウさんに反応してテレキャノファンだと名乗る人から質問が出る。「今回3日間という短い期間だったんですけど、どれ位の時間があれば付き合っちゃったり出来ますかね?」

  松尾監督「多分期間じゃなくて…これは言い訳なんですけど、今回失敗してしまったのは、前日から入った事です。撮影時間を長くしたくてやっちゃったんですけど、本当は解散ライブの当日だけを撮れば良かったんです。前日から入った事で僕達の企みが彼女達に知れる事になってしまったのが今回のドキュメントの1つの計算違い」

・ 罵声でも良いので何か無いですか?と会場からの質問を募るギュウゾウさん。やっと出た「後日談は何か無いですか?」という質問に「全く無いです」と松尾監督。

・ ギュウゾウさん「明日ウイカちゃんが舞台挨拶に来るんですが、ウイカちゃんはまだ観てないんすか?」

  松尾監督「最初に出来上がった後半30分が違うバージョンしか観てないので(今日上映したバージョンと)同じものは観てない」

  ギュウゾウさん「明日どんな事喋るんですかね。トークもあるんですよね」

  松尾監督「だから今回本当にやり辛くて、出たくないんですよ。正直な気持ち」

  ギュウゾウさん「明日はチケット完売なんですよね。俺ウイカちゃんが松尾さんに怒っている所見たいわぁ」

  松尾監督「怒られるのは確実でしょう。だから俺は本当に辛いんですよ」

・ テレキャノファンの方からの質問「ウイカちゃんの怒ってるシーンとか面白かったのでブルーレイになる時などは長いバージョンなど、違う編集も期待している」

  松尾監督「劇場版の前に60分版もあるので、何らかのチャンスを頂けたならばそれを合わせた形にしたりなどはしたいと思っている。テレキャノとは逆で、最終的に6時間版とか8時間版とかが出ればいいかなと」

・ テレキャノファンの方からの質問「BiSキャノンでは監督さん達がやりたい事が全く出来ていないと思うので、反省会というか、そういう事をしている所を見たい」

  ギュウゾウさん「反省会は見たいですね」

  松尾監督「(監督陣の)反省会の他に、元BiSメンバーのオーディオコメンタリーがやれればいいかなと思っている。今回僕が一方的に作ってしまったので」

・ テレキャノファンの方からの質問「自分のフィールドで無い所に行った監督陣のドキドキ感とか、こんなはずじゃなかったという感じが、テレクラキャノンボールでは見れなかった部分なので、それが面白かった」

  松尾監督「AV監督の男達の話になっちゃうんですよね、結局。だからもうちょっとBiSに食い込みたかった」

  ギュウゾウさん「でも(BiSメンバーの)人柄は出てたからなぁ。僕の好きなBiSメンバーの人柄が出てたのは有難かった」

・ 研究員さん「AVと対極のモノを作ってくれたなぁと。映像が綺麗でアイドルが走り回っていて、アイドルのドキュメンタリーとしては成功だったと思う」

  ギュウゾウさん「コショージの好感度は上がりましたねー。大物感あったし。プールイプールイだったし」

  松尾監督「予備知識が全く持たない状態であえて行かせて貰ったので素材を見ててもその辺のジャッジになかなか迷った」

 ギュウゾウさん「今回のチケット、すごく売れてるじゃないですか。で、今日の感じだとBiSファンよりテレキャノファンの方が多い気がするんですね。テレキャノファンの人は彼女達の個性、キャラクター、人となりを知らないで観る訳ですからね」

  松尾監督「今回3日間密着して、後からファンになった。最終的に6人の監督は誰も彼女たちの事を悪く思っていない。それが凄くって。普段AV監督=取材者としてAVを撮っていると相手の悪い部分が見えてしまう。セックスをいくらしても嫌な人は嫌なんですよ。普通のアイドルだとどっか嫌だったねって話になるかもしれないけど、そうはならなかった。彼女達の素養であったり渡辺さんの存在があったから今回は成立したけどBiS以外のアイドル、例えば東京女子流だったら絶対出来ないしやらせないよね」

・ ネタバレ禁止事項の確認の後、最後の質問は「企画者のプロデューサーさんは今回の作品を観てどう思っているのか?」というナカナカ厳しめのモノでした。

  プロデューサーさん「内情を言ってしまうと、今日上映されたバージョンの前のバージョンがあって、更にその前のバージョンもあったりするんですよ。…時間が無い中で作って頂いてというのもありつつ。僕はこの完成形は面白いと思っています。みんなに観て欲しいと思ってるし、BiSファンもテレキャノファンもそれ以外の方にも観て欲しいと思っています」

  …「僕は面白いと思っています」ってのがナニゲに厳しいですね。。。私が中心となってやった仕事を完成させて、責任者の人に「僕は良かったと思うよ」とか言われたら結構傷付くと思う。「僕は」って言っちゃうと「僕以外の人はそうじゃないみたいだけど」って言ってるようなモンですよね。そういうのは自分の責任からの逃げなんじゃないのかなぁ。

・ 最後に写真撮影タイム。写真を撮られながら「なかなか切り込めなくてすいません」と謝るギュウゾウさん。