12月26日。キャノン関連イベントが7箇所で行われた夜。新山かえでちゃんイベ@ラムタラエピカリアキバ→ポレポレ東中野→金子山のワイワイワールド!
タイトルの通り、この日はキャノン関連イベントが被りまくった日でした。
まず、私が24・25日に行った渋谷アップリンクでの劇場版テレクラキャノンボール2013とSSTV版BiSキャノンボールの上映の最終日、そして22・23日に行ったポレポレ東中野でのさよなら東京(UNDER COVER JAPAN第2部)の上映もこの日が最終日、更に新宿ロフトプラスワンでは19時から女子だけで見よう!劇場版テレクラキャノンボール2013、24時からはバクシーシ山下presents年忘れにっぽんの絶版AV、阿佐ヶ谷ロフトAではカンパニー松尾監督が出演される金子山のワイワイワールド!、大阪のシアター7でも劇場版テレクラキャノンボール2013とSSTV版BiSキャノンボールの上映がこの日から始まり、おまけに新山かえでちゃんもラムタラエピカリアキバで久しぶりのイベントをやるという事で、もうちょっと何とかならなかったのかと。分散させなさいよと。お客さんの取り合いになる会場側の人も大変だし、行きたいイベが被ってどちらか選ばないといけないお客さんも大変だし、出る方(松尾監督)も都内を走り回らなくちゃいけないしで誰も得しないじゃないっすか。でもまぁこんな日は今後無いだろうから頑張って3箇所回して来ましたよ!時間的にこれ以上は無理なので3箇所で勘弁して下さい!
この日は仕事納めの日でした。何とか17時までに全てを終わらせる!無理矢理にでも納める!と頑張りましたがちょっとだけ時間オーバー。しかし!明日からお正月休み!俺は自由だああああぁぁぁああああ!
会社を出て自転車に飛び乗り、途中で軽く夕食を済ませてから秋葉原に。1箇所目はラムタラエピカリアキバ!
テレクラキャノンボール2013のボールガールとしてもお馴染みの新山かえでちゃんの久しぶりのイベントだという事で来てみました。
スマホでの撮影OKという事だったのでiphoneでかえでちゃんを撮りまくります!この日は下着でのイベだったのですが、自前下着だという連絡がかえでちゃんに伝わっていなかったという事で、ホントに普段使っている下着でのイベント出演でした。
個撮の後はサインと2ショットチェキ。このチェキの為に四谷でのイベントで限定発売されてた劇場版テレクラキャノンボール2013Tシャツ(かみまゆちゃんのシルエットがデザインされている)を着ていったのです。かみまゆちゃんとかえでちゃんと私の3ショットやで!みたいな。ちなみに、この格好で朝から会社行って仕事してました。
一旦帰宅してお風呂に入って身を清め、着替えて東中野へ。2箇所目はポレポレ東中野!さよなら東京を観るのです。
この日もキャノンチョコが貰えました。
21時から上映開始。しかし、この日は様子がおかしい。予告編が長い!色んな映画館で上映される作品の予告編が流れてる。…これはもしかして終演後に舞台挨拶をされる予定の松尾監督がちゃんと間に合うように時間稼ぎをしてはるのでしょうか。
今夜21時『UNDERCOVER JAPAN さよなら東京 上映版』予告12分/本編21:12スタートです。本編ギリギリでもお席ご用意できますので皆様ぜひご来場下さい!カンパニー松尾監督の最終日舞台挨拶あります!この機会お見逃しなく! pic.twitter.com/ghf78NJp0n
— ポレポレ東中野 (@Pole2_theater) 2014年12月26日
ポレポレ東中野の公式ツイッターのツイート見てみたら予告12分って書いてある。…そんなにやってたのか。そりゃ長いなぁと感じますわ。
上映終了後に松尾監督の舞台挨拶。ここで、BiSキャノンボール公開直前の1月31日からポレポレ東中野で再び劇場版テレクラキャノンボール2013が公開されるという事が発表されました。
https://twitter.com/Pole2_theater/status/552480489131741186
って事で1月末からまた通わせて頂きます!よろしくお願いします!
上映最終日は何度経験しても胸がざわつく。カンパニー松尾監督の「さよなら東京」は、そんな気持ちを今年最後に迎え入れてくれた作品になった。忘れたくない思い出がまた一つ増えた。見に来てくれたお客さんの感想に感動したり、劇場スタッフとしても幸せな5日間だった。ありがとうございました!
— 小原治 (@nameohara) 2014年12月26日
この日は小説家の花房観音さんもいらっしゃっていたようです。感想ツイートが素敵だったので転載しちゃいます。
テレキャノチョコもらった。 pic.twitter.com/zK8E5YPKbu
— 花房観音 (@hanabusakannon) 2014年12月26日
さよなら東京、久々に観た。10年ぶりか。 pic.twitter.com/HRkZy0x29o
— 花房観音 (@hanabusakannon) 2014年12月26日
①ポレポレ東中野にてカンパニー松尾「さよなら東京」を見てまいりました。「さよなら東京」は、もともとは松尾さんが所属されている会社HMJMから発売された3人の監督が2003年の暮れを撮った「UNDER COVER JAPAN」に収録された3本のうちのカンパニー松尾パートです。
— 花房観音 (@hanabusakannon) 2014年12月26日
②見ながら、11年前、自分は何をしてたんだろうと考えていました。
— 花房観音 (@hanabusakannon) 2014年12月26日
京都から実家に連れ戻され(借金がバレた)、鬱々と何もない田舎で暮らしていたときです。最低最悪の気分で、ただ「京都に戻りたい」と願っていた頃。 「UNDER~」の発売が2004年の12月で 、すぐ購入しました。
③そのときにどう思ったのかは正直覚えていません。ただ、今日、10年ぶりに見て、あの映し出された「東京」という街は、当時の私にとって生涯踏み入れることがないであろう現実味のない場所であるということ、クリスマスイブに年の瀬に金が欲しくてその日にあったばかりの男とセックスをする(続く)
— 花房観音 (@hanabusakannon) 2014年12月26日
④「おそらくあまり幸せでないだろう」女たちの姿、どちらも痛さが伴っていたのではないかと思いました。ここで言う幸せとは世間的な幸せです。家族と過ごすとか恋人と過ごすとか……年の瀬にお金に困って体売るなんて、あんまり「幸せ」とは言わないでしょう。
— 花房観音 (@hanabusakannon) 2014年12月26日
⑤10年経って、私はこうして仕事がらみでもそうでなくても気軽に東京に来れるようになり、なれるはずがなかった小説家になった。状況は天と地ほど違うけれど、やはり東京に来る度にあの頃と何も変わらないようにも思えるのです。ここは現実に存在する街ではないと。
— 花房観音 (@hanabusakannon) 2014年12月26日
⑥外に出ると松尾さんにびっくりされました。そらそうだ。京都の女がいきなり東中野にいるんだもの。このところ気を張っていたので松尾さんの顔を見るとすごくホッとした。それはカンパニー松尾という人が、この10年間変わらずに、でもそこから降りることなく存在し続けるという安心感なのでしょうか
— 花房観音 (@hanabusakannon) 2014年12月26日
⑦あの冬の年の瀬から11年が経って、松尾さんはあの頃と変わらず、テレキャノのヒットで少し有名にはなったけどハメ撮り隊長のままで、私も結局、状況は変われど自分自身は何も変わっておらず自信がない臆病なままの底辺女です。それでもひとつ確かなものは、私はあの頃よりは、幸せです。
— 花房観音 (@hanabusakannon) 2014年12月26日
⑧こうして東京に来て、松尾さんに会って気軽に話せるようになったんだから。10年前よりも自由になった。 松尾さんもテレキャノのヒットで大変だけど楽しそうだし、年を取るのは、悪くない。
— 花房観音 (@hanabusakannon) 2014年12月26日
とりあえず生きて、突っ走ってりゃいいことがあった。http://t.co/oP1ffFaE8r
東中野を後にして、自転車で阿佐ヶ谷へ向かいました。
今からベスパで阿佐ヶ谷ロフトへ行きます。 pic.twitter.com/3qpa1AcQdY
— カンパニー松尾 (@company_matsuo) 2014年12月26日
ポレポレで『さよなら東京』にさよならして、11年前とは違う新しく買い直したベスパで東京を走る。なんだろこの感じ。もう11年なのか、まだ11年なのか。いずれにせよハマジム作って11年、今年まとめてご褒美もらった気がする。つまらないAVは見たくない。これからもこれからも、この胸に。
— カンパニー松尾 (@company_matsuo) 2014年12月26日
松尾監督はベスパで阿佐ヶ谷へ。
3箇所目は真夜中から朝までのオールナイトイベ。松尾監督がゲストで出演される、写真家の金子山さんのイベント、金子山のワイワイワールド!
今回のイベントは金子山さんの写真集喰寝の発売記念イベントとの事。
前売特典はこんなんでした。
裏には金子山さんのサイン入り!
開演時間になり、まず金子山さんが登場して挨拶。…えっ金子山さんてこんな人やったんや。。。作品や活動から想像してたのとは正反対のキャラクターな方だったので少しショックを受けましたw毎日ひたすら街で撮った写真をアップしていくスタイルから勝手に寡黙な方だと思い込んでいたもので。
最初に呼び込まれたのは松尾監督。写真集の出版記念イベントをしようと提案したのが松尾監督だというお話など。
続いて平野監督登場。この日上映されるUNDER COVER JAPANの編集は平野監督がこの数日で終わらせたそうです。
ラッパーの小林勝行さん。喰寝の装丁は小林さんの1stソロアルバムのジャケからインスパイアされたとの事。
最後に大御所・サブカルキング、都築響一さん。都築さんはメルマガで小林さんのインタビューをされたというお話など。
HMJMの初期に発売された紙ジャケ作品・UNDER COVER JAPANのジャケットの写真などを金子山さんが担当していたというオープニングトーク。
第1部は金子山さんによる写真漫談(?!)。松尾監督が横でずーっと色々ツッこんだりしてはったのですが、この写真漫談、出し物としてかなりの完成度ですよ。これだけでプラスワンでイベント打てるレベル。
休憩を挟んで第2部。小林さんのライブです。冒頭に都築さんから小林さんについての解説があり、ライブスタート。
小林さんを撮影する金子山さんを撮影。
そして休憩時間に頼んでいたさんま蒲焼丼が到着したので写真を撮ってからもぐもぐ。
…なんて事をライブの最初の方にはしてたのですが、途中から「あ。これは」ってなって、終盤はステージに釘付けになってました。
私、ヒップホップとかラップとかいう表現を全く!全然!解ってないのですが、この日の小林さんのライブを観て、「もしかしてこういう事なのか?」みたいなのにちょっと触れられた気がしたというかなんというか。
パチンコ屋さんでバイトして貰ったお給料でソープランドに行くお話から1stアルバムを出してこれで世間に認められると思っていたのに状況があまり変わらず躁鬱病になって精神病院の閉鎖病棟に入れられていたというお話、家が創価学会を信仰しているというお話などが並列に音楽として語られ、その「東京で会社員をしながら暮らしている私からすると全く現実感の無い、地方のヒップホップを愛する若者のお話」をひたすらボッコボコぶつけられていると、身体というか脳というか、私の中に「その物語」が少し、クイって感じで入ってきたような感触があったのですよ。
この『言葉/物語を受け手にボッコボコぶつける事によって、語られているコトが身体/脳にクィっと入ってくる』のが他の表現とはちょっと違う、ヒップホップ/ラップだからこそのモノなのかなぁと。一般的な歌詞のある歌より遥かに多い情報を伝えるってのと、ただ単に詩を朗読するのでは入っていかない所に音楽の力で入っていける事こそがラップという表現の特性なんじゃないかと。
…もしかしたら識者の方には「全然そういう事ではない!」って言われるかもしれんけど。
終盤にお客さんとして来ていたダースレイダーさんが登場。フリースタイルしていきはりました。
最後のパートは金子山さんがジャケット写真などを担当されたHMJMのDVD、UNDER COVER JAPANの特別編集版の上映。
『UNDERCOVER JAPAN平野mix上映版』というのが今回上映されたバージョンの正式タイトルみたいです。
オリジナル版では各監督のパートが独立して三部作のような形になっているのを混ぜて日付ごとに再構成されていました。
観終わった後の感想としては。…あのですね。多分これがUNDER COVER JAPANの正しい形ですよ。こういう風にした方が色々なコトがわかりやすい!
オリジナル版だと収録時間が長いという事もあって、各監督のパートを別々の作品として観ちゃうし、また、それでも全然良い風に作ってあるんですけど、それだとやっぱ勿体無いっすよ。せっかく同じ日に各地でカメラを回してるんだから、こうやって提示した方が落差というか違い、差がハッキリ伝わってきます。
上映終了後に出演者の皆さんが再度全員登壇してアフタートーク。思っていたよりも長い時間のトークで得した気分。
イベント終了後、阿佐ヶ谷駅へ。
そしてそのまま青春18きっぷの旅に突入!今日の夕方に松尾監督が舞台挨拶をされる大阪・十三のシアター7での劇場版テレクラキャノンボール2013+SSTV版BiSキャノンボールの上映を観る為に大阪に向かうのです!って事でこのまま27日分のブログに続く!