劇場版テレクラキャノンボール2013を毎日観に行っていた日記。

同じ映画を繰り返し観に行く、愛と狂気の日々の記録。

12月27日。106回目。『劇場版テレクラキャノンボール2013』+『SSTV版BiSキャノンボール』@大阪シアター7

 12月26日はいつも通り朝9時に出勤して17時に2014年分の仕事を無理矢理納め、そこから新山かえでちゃんイベ@ラムタラエピカリアキバ→さよなら東京@ポレポレ東中野→最後は阿佐ヶ谷ロフトAのオールナイトイベント、金子山のワイワイワールド!、と3箇所のイベントを回し(前日のブログ参照)、そのまま阿佐ヶ谷駅から青春18きっぷで大阪に向かいました。

 とても大阪駅の隣とは思えない寂れっぷりでお馴染みの我が故郷、塚本駅に降り立ち、十三まで歩きます。そう、十三は私の育った街のすぐ隣なのです。徒歩15分くらい。

 しかしこの辺全然ポータル立ってないな。

 とか言ってる間にサンポードに到着!…久しぶりに来て思い出したんですが、私、中学校の卒業式の後にクラスのみんなとここのボウリング場に来て打ち上げしたんだった。(物凄くどうでも良い話)

 エレベーターから降りるとかみまゆちゃんとかえでちゃんがお出迎え。

 もう座席分のチケットは売り切れで立ち見でのご案内になりますが…と言われましたが何とかチケ買えました。危ない危ない。

 開場時間まで1時間ほどあったので十三の街をブラブラ。

 戻ってきたら満員札止めになっておりました。開場待ちの間にも次々来るお客さんをガンガン断る受付の人。「朝から並んで買いにいらっしゃったお客様も居て…」というようなお話をしてはるのが聞こえました。

 階段に並んで入場!

 パイプ椅子も座布団も無しのホントに立って観てないといけないガチ立ち見だ!…我が故郷の映画館は厳しいなぁ。

 ちなみに私の立っていたスペースはこちら。壁際に補助席のパイプ椅子が並べられていたので壁にもたれかかる事も出来ない厳しい環境。灰色になっている座席の下の部分は上げ底になっているというか、段差になっております。

 上映が始まった時はさすがに体力的に厳しいのでこの段差の部分に半分お尻を載せて、身体をひねって座り込んで観ていたのですが、やっぱスクリーンが半分くらいしか見えないんすよ。でもまぁ今まで100回以上観てきたので心眼で見ればええかと思ってしばらくそのまま観てたのですが、途中(具体的に言うと札幌1日目の松尾監督のシーン)でやっぱりちゃんとした状態のスクリーンで観たくなって立ち上がり、タイガーの状態で観てました。って言ってもやっぱ最後までは体力が持たなくて札幌2日目のみのる監督のシーンからは座っちゃったんですけどね。

 休憩時間にお手洗いに行ってリフレッシュ、BiSキャノンボールも半分くらいは立って観てました。

 上映終了後、トークショー。司会は田辺ユウキさん。

 以下、トークショーの内容メモ。

・ 田辺さんの呼び込みで松尾監督登場。挨拶のあと「熱気が凄いですね」というお話。そう。会場、お客さんが盛り上がっててムンムンしてるってのもあって、物理的にも暑かったっす。そこからネタバレについてのお話。

・ BiSキャノンボールについてのお話。「この中に研究員さん居ますか?」と聞いて挙手した研究員さんに「テレキャノ観た後にBiSキャノという流れで観たら怖くないですか?」と逆質問。

 「慣れてますから」というような回答をした研究員さんに「そうだよねぇ。研究員さん強いモンねぇ。これAKBでやったら俺ら殺されてますよ。死んでます。ここに居ないですよ」と松尾監督。

 田辺さん「ジョンレノンみたいにココで殺されてますよ。会場のどこかにチャップマン居ますよ」

 松尾監督「みちるとかねぇ。のんちゃんにあんなに横柄な態度とって。絶対に殺されてますよ」

・ 田辺さん「キャノンボールがあって、BiSキャノンボールという流れで見ると、キャノンボールでみちるさんもみのるさんも悔いが残って悔しい思いをしてる。それがBiSキャノンボールではこの2人の躍動感が凄い」

  松尾監督「キャノンボールの撮影はただのAVの撮影だと思ってみんな来ていた。それが劇場版になってヒットした訳だけど、実はほとんどの出走者がヒットした事を喜んでいない。僕が監督なので編集は僕がしたんだけど、みのるちゃんなんかは僕の編集でちょっと良い人みたいな感じで描かれてしまった事を気に入っていない。『俺はあんな良い人間じゃない。あれは松尾さんが編集したからああなったんだ』と言っている。BiSキャノンボールは劇場公開前提で撮影されたので、みのるは『2013で植えつけられた良い人イメージをぶち壊してやろう』という気持ちで参加している」

・ 今回のBiSキャノンボールの初日、ライブのリハーサルが本番と同じく4時間位あったそうで、その間、時間を持て余した監督さん達はずーっと会議をしてたそうです。その間、最初は横浜アリーナという会場を見てビビっていたみのる監督が持ち直してきて、「俺は狂人のフリをする」という話をしていたのが段々トーンが変わって行って、その2時間後には「俺は狂人になる!」と宣言していたので「えー?!」っとなったそうです。

・ 田辺さん「僕が観て気になったのはみのるさんとテンテンコさんの組み合わせ。サブカル好きのカップルが上手く行くはずがない」

  松尾監督「実はみのるはサブカルのサの字も知らない。みのるくんは人に合わせて変化する事が出来るんですよ」

・ 松尾監督「SSTV版の後、横浜のホテルに行って泊まってという所までは渡辺氏からBiSのメンバーに説明してあるが、その後どこでどういうアプローチをするかは各監督の判断に任されていたのでみんなバラバラに仕掛けていたんだけど、その仕掛けの足並みが揃わず、色んな事が起きて色んな事が問題になってしまい、本当は解散ライブが終わってからが勝負だったんですけど、そこの手前でホドロフスキー組が…大変な事が起こってしまい…」

・ 田辺さん「みちるさんなんですが、CDをレンタルしてって…アレありえないですよねぇw」

  松尾監督「みちるくんって実は京都の人で、腹に色々あるんですよ。いや、面白いっすよ。CDもわざとかけといてとかやったり」

  田辺さん「いい大人がレンタルって」

  松尾監督「普通仕事だったら買うでしょ。あの辺の感じがいいですよね」

・ 松尾監督「テレキャノメンバーがBiSメンバーについて本当に不勉強だっているのが怖いですよねぇ」

・ 松尾監督「劇場版がどういう風になっていくのかっていうのはお知らせ出来ないんですけど、暴動とかになったらやだなぁと」

・ 田辺さん「BiSキャノンボール、松尾さん今は盛り上がってやってはるんですけど、最初こういう企画があるんだよって話をされた時は全然乗り気じゃなかったじゃないですか」

  松尾監督「実は劇場版テレクラキャノンボール2013が公開される前からBiSの解散ライブを撮ってもらえませんかというオファーは頂いていた。

 全裸PVなどBiSのこれまでの活動の流れでケツの解散ライブをAV監督に撮らせるのは彼らのプロデュースからしたら非常に妥当な線だと思ったんですよ。

 けど、AV監督なのに実際セックスをする訳ではない/出来ない訳だから、これはかませ犬だと。俺はそんな撮影全然楽しくないぞ。最後にAV監督をかませて研究員を不安にさせるだけじゃんと。それはBiS側の運営が最後にやりそうな事じゃん。じゃあその役割をされられるのが俺かと。それが嫌だった」

・ 最終的に、解散ライブが終わって、その後の事も撮れるならやりますよという事で(この話を)受ける事にした。いいですよ、解散ライブが終わって翌日の昼まで皆さんに時間を与えますという話になった。

 だったら、解散ライブが終わって、6人にが家に帰っていく様子から、何を食べて、翌日朝起きて一発目に何をするのかなぁと。それは何をしても良かったんですよ。起きられなくても良かっただろうし、そのまま普通に、学校に行く子はいなかったんだけど、違う生活を始める子とか。それを6人同時に撮れるのであれば、普通のアイドルグループとは違うBiSらしい解散の一歩が写ってても写ってなくても勝機があるなと思ったんですよ。

 それで6人6カメでいいんですね、じゃあやりましょうって話になった時に、俺が6カメ頼むんだったら誰に頼むんだろうって思って、じゃあテレキャノのメンバーに頼もうと思って。そしたらあいつら呼ばなきゃならないってなったら、あいつら呼んじゃったらギャッハッハーになっちゃうから、あんまりしみったれた事にはならないって事だから、もしかしたらこれキャノンボールやっちゃった方がいいかなぁ、と全てが繋がりまして。で、撮影の2~3か月前にBiSキャノンボールをやるという事になりました。

・ 今回はアイドル相手だったので通常のAVとは全く違って、やり始めた時は戸惑っていました。観て頂くと解るかと思うのですがキャノンボールは自分との戦いの部分が大きいので、監督として男としてドキュメンタリーを撮る人として、与えられた条件の中でどれがどれだけ出来るのかという事を模索した人と模索しなかった人が居て、それが勝負の分かれ目になっていました。キャノンは細かいポイントを積み重ねていく事が重要で、大技で大きいポイントばかり狙ってもダメで、案外堅実にやっていなかいといけない。大技狙いの人と、毎朝ちゃんとハグしていた人との結果の差が出ちゃってる。

・ BiSキャノンボールはあくまでBiSのドキュメンタリーという側面があるので、男たちの戦いだけじゃなくて、彼女たちがどれだけキャラクターとして出てくるのかというのも勝負だと思うんで、その辺は編集でちょっと頑張ります。

・ 結論としては「俺らも結局BiSなんだな」と。騙すつもりでここに来たけど、ちょっと違うぞと。もしかして俺たちも渡辺くんに騙されているんじゃないかと。そういう状況ですから。

  最終的に研究員の皆さんとテレキャノメンバーとが同化して、最後、BiSのお葬式を迎えられるんじゃないかと思っているんですけど…わからないですね。

・ AV監督 VS アイドル っていう、戦いは確かに戦いだったので、BiSのメンバーたちは快く思ってないでしょう。

  テレクラキャノンボールはただ面白いだけじゃなくて、色々な問題も写し出されているじゃないですか。BiSキャノンボールもただ単なるAV監督とアイドルの戦いじゃなくて、それだけではないドキュメンタリーになっていると思います。なので、ドキュメンタリー好きの人には是非観て貰いたいなぁと思っています。

・ 田辺さん「またBiSキャノンボール公開のタイミングで色々なイベントがあるかと思いますが…」

  松尾監督「BiSは一切稼働しません!元BiSは来ません。俺だけ来ます。おっさんが色々な所を回ります。『会いに行けるAV監督』ですから!」

・ 最後に物販の説明などをしてトークショーは終了。

 おまけ。挙手してくれた研究員さんに真剣な顔で語り掛ける松尾監督w

 

 

 この日の晩御飯は雑誌BUBKAのラーメン記事でも取り上げられた事がある(BUBKAのラーメン記事は他のメディアでは取り上げられる事が少ないチェーン店を誠実な態度で取り上げてくれるので大好きです)大阪のローカルラーメンチェーン、ふくちあんラーメンの塚本店へ。

   ラーメン630円にセットのミニ天津飯230円。そして無料サービスのキムチバーで頂いてきたキャベツサラダやキムチなど。

  そうです。ふくちあんラーメンにはキムチバーというサービスがあるのです。キムチだけじゃなくてキャベツやおナマスなど色々な副菜が取り放題。そういえば大阪って調味料とはちょっと違う感じで副菜としてキムチ取り放題サービスやってるお店、結構ありますね。金龍とかもキムチやらの副菜が丼に入ってドーンとカウンターに置かれてるし。これが大阪のラーメンの特徴なのかな。

 

 

 

 

 

 

 

  この日の私。12月26日は仕事納めからイベント3箇所回し、しかも最後はオールナイトイベントという怒涛の1日だったのですが、そのオールナイトイベントが終わった流れで青春18きっぷの旅に出発!阿佐ヶ谷駅から大阪に向かいます。

 東京駅に朝5時半からやってる駅弁屋さんがあるらしいと聞き、寄ってみる。

 明らかに駅弁を買うような時間ではない早朝なのにめちゃくちゃお客さんが居る!…これが帰省ラッシュの恐ろしさですわ。。。

 お店の中が人でいっぱい&レジに長蛇の列でこんなの待ってられないって事で結局お弁当は買えず、東京駅始発の東海道線に乗り込む。

  車窓から東京の風景を撮って『さよなら東京』ツイートをしようと思っていたのですが、東京駅から出発する前に眠ってしまい、気付いたらとっくにさよなら東 京を通り越してさよなら神奈川しちゃうくらいの場所でした…いや、でもしょうがないっすよ!さすがに20時間以上動き回ってたんで疲れてるんですよ。寝かせて下さい!

東京駅発の東海道線の電車に出発の20分ほど前から座ってたらさよなら東京ツイートをする間も無く眠りに落ち、起きたら東京は遥か彼方に。

さよなら東京出来なかったので沼津に向かって三島駅から走り出す車窓の風景を。あの21歳の人妻さんに逢いに行った日と今日は3日違いでしたかね。

 沼津で乗り継ぎ!

 富士山だ!

 と喜んでる場合ではなく、電車めちゃ混み。座れない。…帰省ラッシュの恐ろしさを見せつけられました。体力的にも精神的にも厳しい戦いが続きます。いや、でも大阪までずっと座れないって事は無いハズだから!と自分を奮い立たせる。

 名古屋で途中下車!お昼を食べます!

 地下鉄に乗り換えー。

 矢場町で降りました。

 味仙矢場町店に到着!

 ハイ。先日、松尾監督が味仙のアサリ麺が美味しいとツイートされていたので来ちゃいました。先週名古屋に来てた時にも寄ってみたんですけど、待ってるお客さんが居た&時間がないから食べられなくて悔しい思いをしたアサリ麺を食べに来る事が出来ましたよ!

 お昼時だったのでテーブルで相席。これが噂のビール瓶水だ!

 「ナゴヤに感謝、ナゴヤに乾杯。」というキリンラガービールの看板が気になります。

 ミニチャーハンとアサリ麺を注文しました。

  アサリ麺、結構しっかり辛い!アサリと一緒に唐辛子が入っているのがわかりますでしょうか。あーでも美味しい。辛い辛い言いながらスープ飲んじゃう系。食 べ終わったミニチャーハンの器にアサリの殻を移動させて、レンゲを無視してスープをグイっと丼ごとイッてやったらちょっとムセちゃいましたw空になった丼 をテーブルに置いてしばしウットリ。

 とても良いお天気だったのでJRの駅まで歩きます。この辺が大須なのかな?

 鶴舞駅からJRに乗って大阪を目指します。

 赤い電車が並走。DVDで見た事ある風景だ。

 さよなら東京の最後の方、伊勢の病院に向かう松尾監督の車で流れていたくるりのワールズエンド・スーパーノヴァを聴きながらひたすら大阪を目指すのです。

 岐阜とか滋賀の辺りは雪降るんすねぇ。車窓から雪山が見えました。

 とか言ってる間に大阪に着いたよ!東京から名古屋は遠いけど名古屋から大阪は結構すぐ着いちゃう印象。

 そしてこの後、シアター7で劇場版テレクラキャノンボール2013が約130分プラスSSTV版BiSキャノンボールが約60分、更にトークショーがあって4時間くらいガチ立ち見で上映会に参加っていうね。さすがに疲れました。東海道線で3時間位は座れずに立ってたしね!帰省ラッシュ怖い!