劇場版テレクラキャノンボール2013を毎日観に行っていた日記。

同じ映画を繰り返し観に行く、愛と狂気の日々の記録。

3月4日。トークゲストにKダブシャインさん。

  この日のトークゲストがKダブシャインさんだという事でポレポレ東中野に行って参りましたよー。

 開演15分前に受付して26番でした。

 上映終了後、トークショー

プロデューサーさんが登場して挨拶後、呼び込み。

松尾監督、Kダブさん名乗る。

松尾監督「今まさにここで初対面なんですけど…」

Kダブさん「初めまして。宜しくお願いします」

プロデューサーさん「(Kダブさんに)如何でした?ご覧になられて」

Kダブさん「昨日もアメリカンスナイパーって映画を観てきたんですけど、まぁ、同じ映画でも随分違うなと。全然ターゲットに当たらないじゃないかと」

プロデューサーさん「そうですねフフフフフ…コッタさん、松尾さんのAV作品は随分ご覧になってたようで」

Kダブさん「昔、会員だったサイトでコスプレモノというか演技っぽい設定のあるやつをよく観てました。ああいう方が僕好きなんですよ。最初敬語だったのがいつの間にか命令形に変わるやつ。途中でお前とかになっちゃって」

松尾監督「そう途中でお前って言っちゃうんですよ…」

Kダブさん「あの途中で変わる瞬間が面白いなと思って。…今日(のBiSキャノンボール)はずっと下手に出てる感じであんまりイイトコ見せられなかったなと」

松尾監督「そりゃそうですよ!…いきなりAVの話で申し訳ないんですけど、僕AV監督ですよ。実は僕のAV作品は2パターンあって、1つはドキュメント物で、もう1つは今仰ってたような設定物。AVファンの方っていうか、僕の事を好きな方も2系統いらっしゃって、設定物が大好きだって方も結構いらっしゃるんですよ」

Kダブさん「ドキュメント系っていうのは?」

松尾監督「私を女優にしてくださいとかそういうヤツですね。ずっとやってるのは」

Kダブさん「そういうのは仕込みじゃないんですか?」

松尾監督「全然仕込みじゃなくて…」

Kダブさん「へぇそうだったんですか。へー」

松尾監督「だから僕の設定物が」

Kダブさん「全部設定物だと思ってました」

松尾監督「あーそうなんですか」

Kダブさん「最初方言で攻めていく感じのヤツとか」

松尾監督「ハイハイあります。僕が訛りを喋るヤツ」

Kダブさん「使用人みたいなヤツ。それが凄い印象に残ってて」

松尾監督「乗馬が出来る女優さんが居て、僕が馬の世話をしている設定の」

Kダブさん「お嬢様!みたいな」

松尾監督「そうそう!アレ名作って言われてるんですよ。ポルノグラフってサイトで、今でも継続してるんです…ってAVの話ばっかりしてますね」

Kダブさん「(今日のお客さんは)AVの松尾さんのファンの人が来てるんじゃないんですか?BiSのファンの人が多いんですか?」

 じゃあ聞いてみましょうかという話になって、お客さんにアンケート。BiSファンの人は少なく、テレクラキャノンボールを観て来た人が多かったです。

Kダブさん「じゃあハメ撮り好きのお客さんなんですね」

松尾監督「テレキャノはねぇ、またちょっと違うんですよ。テレキャノから入ってきた人は、普段の僕のAVをあまりご覧になってないかもしれません」

Kダブさん「そうなんですね。勉強不足ですいません。テレクラキャノンボールっていうのはテレクラで誰かを誘い出してって感じなんですか」

松尾監督「単純に素人さんをゲットして、これ(BiSキャノンボール)と同じようにやっていくんです」

Kダブさん「セイコウするんですか?(この時にKダブさんが仰ったセイコウが『成功』なのか『性交』なのか、それとも両方の意味を含めて言ったのか、私が勝手に判断しちゃダメな気がしたんでカタカナにしときます)」

松尾監督「それはまぁ色々あるんですけど」

Kダブさん「じゃあ皆さんスケベだという事で」

松尾監督「そうか、俺Kダブさんはどっちかなと思ってて…」

Kダブさん「僕はもっと古い、『麗しの…』シリーズとか、90年代の」

松尾監督「そっちだったんですか!解りました。あのねぇ…」

Kダブさん「その頃珍しかったじゃないですか、監督の名前がバーンと出て、漢字だけじゃない名前で。それがきっかけで観るようになったんですよ。ちょっとキャラが濃いんだろうというのを期待して観たら、その通りでしたね」

松尾監督「そうか、じゃあKダブさんとしては、アイドルのBiSにスパンキングをしたりしてるんだろうみたいなのを期待して…」

Kダブさん「もう少しハードなのを想像していたら、アイドルがみんな淡泊でつまんねぇなみたいな。で、あの(BiSのマネージャーの)渡辺さんっていうのがどこまでグルなのかと思って」

松尾監督「渡辺さんは良い意味でコチラ側で。キャノンボールチームにはハメ撮りまでしてもいいですよって。合意の上でね。女の子達にはそれは説明してなくて。で、ハメ撮りをやったんだったらそれは公開するしって所までは言ってくれてて」

Kダブさん「マネージャー兼ポン引きみたいな」

プロデューサーさん「良い表現ですね、マネージャー兼ポン引き」

松尾監督「だから渡辺さん的にはハメ撮りまで許可貰ってるんで」

Kダブさん「じゃあ次の新しいアイドルユニットでも(ハメ撮りに)チャレンジして…」

松尾監督「次やる時はもうバレてる状態だと思うんで、また違う形だと思います。BiSHでまた同じ事はやらないと思う」

プロデューサーさん「コッタさん的にはよく原稿とかインタビューでアイドル的なモノ、自分の意思の無い子達とかはホント興味無いって仰ってるじゃないですか。正直BiSもね、そういったモノとして写ってるんですけど、ここまでやらせてくれるというか、曝け出してくれるっていうのはBiSだからこそ出来たと思うんですけど、その辺は響くモノはありましたか?」

Kダブさん「体当たり的な?えーでも音楽に対する姿勢が余りにも違ったりとか…まぁ何だろな、お客さんも、俺みたいな音楽やってる側からすると、どれ位理解してるんだろうかとか、共感してくれてるんだろうみたいなのはあるんで、アイドル文化が元々苦手って言ってるじゃないですか普段から。それが余計に苦手になった感じしますけどねー。だからよっぽどAV女優の方が親しみがありますけどね」

プロデューサーさん「松尾さんはどうですか?BiSキャノンボールを通じて結構BiSに興味が沸いたって仰ってくれるお客さんが多いんですが、松尾さん自身はどうですか?」

松尾監督「僕も個人的に今までアイドルに興味が無くて、例えば音楽を聴くにも、楽曲の良さであったりとかメッセージだったりとか詞の良さとかそういう部分で歌い手として好きだとか、単純に声が好きだとか、音楽に対する何かがあって、それがたまたま松田聖子だったりした場合、松田聖子が好きだってなる場合もあるんですけど。ただ今回のBiSの場合、他のアイドルとは違ったんで、人としてはやりやすかったんですよ。これが「頑張るぞー」みたいな子達だったら本当にお話にならなかっただろうし、荒れたなと思う。本人達に行かないで全然別の所に走って行ったと思う。だからBiSはアイドルというモノの中でも特別な存在で、なおかつちゃんと人の心というか、人間っぽい所が非常にあるので。それから良い意味で隙があるじゃないですか。だから僕はBiSで良かったなと今は思ってます、ホントに。ハイ」

Kダブさん「同じアイドルでもグラビアアイドルだったらもっと楽だったんじゃないかと思うんですけど」

松尾監督「いやグラビアアイドルは痛いかもしんないですよ。あの人達の脱ぐ脱がないの線っていうのは非常に強固じゃないですか。あの脱がない線を守っている様というのは僕は見ていて結構痛々しいんで。ちょっとあんまり話したくないですね。脱いでる子の方が全然好きだから。曝け出している人の方が好きだから。グラビアアイドルが何故あそこを守るのかという話になっちゃうじゃないですか」

Kダブさん「さっきみたいに歌を歌ったり踊ったりするアイドルはファンを大事にするような感じがあるんですが、俺のイメージですけど。グラビアアイドルって割とその…ピンからキリまで居ると思うんですけど、その枕だとか、そういうのに結構ハードル低いって話も割と聞いた事もあるんで」

松尾監督「それは解んないんだけど…」

Kダブさん「でも公開されちゃうんじゃあねぇ」

松尾監督「そう、問題なのは、公開されるとなると彼女達は意地でもやらないと思うんですよ。それが透けて見えるんです。そこでやってやろうという女の子が居たら、それはスゲーかっこいいんですけどね。その攻防戦が妙に汚くなっちゃう。BiSはそれとは違うんで。私達はアイドルだから脱がないっていうのは言ってなくて、脱ぐ事で得るモノがあるんだったら私達は脱ぐってスタンスの子達だから」

Kダブさん「ちょっと男の子っぽいというか、意思がはっきりしているというか」

松尾監督「うん、あと『どうせ私達、普通にやってもダメじゃん』っていうのを解ってる子達だと思うので、そこが一番デカい」

Kダブさん「今度男のアイドルのカマを掘るっていうのはどうですか。ジャニーズとかね」

松尾監督「確かにウチのメンバーで1人だけ梁井っていうのが居て、彼は全然(男も)イケるんで」

プロデューサーさん「ちょっと面白そうな気もしますけどね」

松尾監督「だから、確かに色んな形でキャノンボールをやるっていう話も無きにしも非ずなんですけど、まぁ、今回、AV女優さんじゃない人達とセックスまで賭けてやったんですけど、どうなんでしょうね。他にこういうのを仕掛けられるような対象のグループも見つからないんで、当分はキャノンボールという事態は出てこないと思うんですけど」

Kダブさん「アレですよね、作ってる内容と比べると凄く真面目な…こんな真面目な人だったとは」

松尾監督「もっとダメな感じだと思ってました?」

Kダブさん「ダメっていうか、手が8本くらいあるような人かと」

松尾監督「ハメ撮り観音みたいなwそんな事はないですけど。いや、案外、もっとちゃらんぽらんでAV監督っぽく生きていきたいんですけどねー」

Kダブさん「いや、僕ね、今日の人達それぞれどういう作品撮ってらっしゃるか存じ上げないんですけど、ハッキリ言って色んなハメ撮りの作品観ましたけども、松尾さんの以外はあんまり良いとは思わないんですよ正直。もっと苦言を呈すというか、お前らそれじゃあダメだともっと叱りつけた方がいいんじゃないですかと思う位、レベルが離れてると思うんですよね。そんな事無いですか?」

松尾監督「どうなんでしょうねぇ」

Kダブさん「(松尾監督は)揺らぎみたいなの使うじゃないですか」

松尾監督「揺らぎ?そんなのありました?っていうかあんまり皆さん僕の作品観てないかもしんないんですけど、僕は手が長いんですよ、だから他の人より楽に色んなアングルが撮れたりするんですよ」

Kダブさん「楽してないですよ!手を駆使して色んな所を撮ってる。他の人は定点でしょお?そんなのドコが面白いんだ、勿体無いよと思う事が多いんで」

松尾監督「これにも通じるんですけど、普通ハメ撮りとかすると大体ココからココへ落ち着くよねって線を見つけちゃうんですよ。だから男優さんにカメラを持たせてハメ撮りして貰ってもベッドの中だけで40分で終わらせようとするんですよ。けど、このキャノンメンバーであり僕とかっていうのはハメ撮りを今からするよってなると、気持ちがイイー!ってイカせるのがベストなんですけど、もしかしてその子と喧嘩してこっちも勃たない向こうも濡れてない、じゃあどうするって事があってもそれを踏まえて撮ってやろうという事が出来る。スタイルの問題なんですよね」

Kダブさん「ドキュメンタリー的なね。口説いてる感じがするんですよ」

松尾監督「本気でね。それは気持ちが入ってるからですよ。大体お仕事じゃないっすか。女優さんに対してお仕事って接しちゃうとお仕事で終わらせようとするんですよ。だけどこっちはお仕事と言いつつ、撮ってる時には真剣だよってやらなきゃ向こうが変わらないんです」

Kダブさん「(設定物で)お芝居に乗ってくるの、ありますもんね」

松尾監督「設定物でおかしいのは、設定を自分で作っておきながら破るじゃないですか。すいませんすいませんお嬢様宜しくお願いしますだーって言っておきながら、何故かケツ叩くっていうのはそういう事で、段取りなんだけど段取りじゃないようにするっていう。自分でルール作って自分で壊すっていうのは繰り返してます」

Kダブさん「そこが魅力ですよね」

プロデューサーさん「せっかく盛り上がってる所なんですが、今日は時間も遅いんでそろそろ〆させて頂こうかと」という事でトークショー〆。物販や告知などを挟んで質問コーナーへ。

質問①「今回テレキャノもBiSもあまり知らないままで来た。松尾さんがこの作品を撮っている時のモチベージョンはどこにあったのかなぁと思って。多分松尾さんは他の監督さんもBiSの事をあんまりよく知らなかったと思うんですけど、解散ライブの日にポイントゲームをやっていくとライブ自体にも支障が出るだろうという事を解っていたんだと思うんですけど、それでも自分達の映画を撮る為に色々やっていく訳ですけど、その辺のモチベーションはどういう風な感じだったのかなぁと」

松尾監督「あのねぇ、実は、本当にハメ撮りを目指していたんですよ。それと、アイドルの解散ドキュメントを撮るっていった時に、解散ライブに向けて頑張る姿、活動を振り返ったりする、AKBのドキュメントみたいな事を、BiSとうちらが組んでやって、面白いかと。面白くないよね?で、どこに焦点を当てるかという所で、解散後、彼女達が何をするんだろう、解散ライブが終わった後、彼女達は何をしてるんだろうというのを撮ろうというのが1つの狙いでした。で、その上で、6人の監督を集めて撮ろうとした時に、キャノンボールというアイデアが出てきて。で、解散ライブ終了後から回せばよかったんだけど、ライブ終了後にポンと会わせてもコミュニケーションが取り辛いだろうという事で、前の日から密着しようと。で、僕の計算違いは、解散ライブ終了後の第3ステージが勝負のヤマだとみんな踏むだろうと思ったんだけど、1人だけ暴走した人が居ましたよね?でも彼は正当に暴走した訳ですよ(この先ネタバレになるので伏せます)。これが計算違いだった。モチベーションは単純にハメ撮りがしたいというのと、通常のアイドルの解散ドキュメントではないモノを作りたい、その2点です。…真面目に答えちゃいましたw」

質問②「今、ドキュメントって一眼レフとかEOSで撮るのが増えているんですけど、AVでは普及してないじゃないですか。それって何か理由があるんですか?」

松尾監督「単純にねぇ、一眼で撮るカラミの撮影がエロくないんですよ。ココ(BiSキャノンボール)でも両方の映像使ってるんですが、一眼の映像っていうのはオシャレでカッコいいんですよね。ピントが手前に合って奥がボケるっていう。それでカラミを撮っちゃうとカラミがカッコよく撮れちゃうんですよ。でね、エロさから遠のいていっちゃう。なんで、AVで一眼でずーっと撮ってるのはあんまり無いです。たまにはあるんですけど。ココに出ている嵐山みちる監督の作品とか。どうしてもオシャレになっちゃうのでカラミまで一眼で撮るっていうのはあんまり無いです」

 最後にプロデューサーさんがリピーター割引の説明などをして終了。

 

 おまけ。Kダブさんが印象に残ってるっていう設定物は多分この作品。


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  DVDでも出ておりますよー。我が家にもありました。

 

 …適当に箱の中に入れて保管してたら押しつぶされてたみたいで思いっきりケース割れてて地味にショック。物を買うのは好きだけど整理して保管する事に喜びを見い出せないのでコレクターにはなれないヲタでございます。