劇場版テレクラキャノンボール2013を毎日観に行っていた日記。

同じ映画を繰り返し観に行く、愛と狂気の日々の記録。

2月15日。劇場版テレクラキャノンボール2013DVD発売イベント@ムーランアキバ

※ 本文中にも書きましたが、最近のAV女優さんは引退することを公に発表してはいけないらしく、このイベントの時に引退するということはネットで書かないで下さいと言われておりました。

 ですが、7月に渋谷wwwで行われたイベントに新山かえでちゃんが出演された際、「人前に出るのはこれで最後です」というのと「引退すると公には言えないのですが皆さんが書く分にはいいですよ」というようなことを仰ってたので、自分用に下書きだけしておいた今回のブログを公開してみました。

 

 

 ポレポレ東中野のアンコール上映千秋楽→新宿JAMの10時間版上映会そのまま新幹線で山口県まで行きドキュメントラブ&ポップ三部作上映会→更に大阪まで戻りBiSキャノンボールの大阪での上映初日→ロフトプラスワンウエストでのオールナイトイベントとムチャクチャな現場回しのこの週末ですが、まだまだイベントは続きます。大阪駅から朝の7時に出発する昼行バスで東京に向かい、秋葉原のムーランで行われる劇場版テレクラキャノンボール2013のイベントに参加するのです。

ムラムラムーランのブログ:【#イベント】新山かえで HMJM ハマジム カンパニー松尾 HMRB-001 テレクラキャノンボール2013 アダルト AV SEXY 東京都 秋葉原 買取販売市場ムーラン

 久しぶりのかえでちゃんのイベントだという事で物凄く楽しみにしていて、発売日ではなく入荷日をチェックし(HMJM作品は毎月最終土曜日が発売日ですが、秋葉原ラムタラグループの店舗には発売週の火曜か水曜頃に入荷します)、仕事終わりで秋葉原に駆けつけ、整理番号1番のチケットを確保しておりました。

 

 何とか開始時間に会場に到着。…会場内でビデオカメラを回す怪しい人物が。

 タートル今田監督です。新山かえでちゃんの最後の作品の撮影との事。…実はかえでちゃん、AVを引退するのです。そして今回のイベントが最後のお仕事になるのです。しかし、今、AV女優さんってあんまり公に引退って発表出来ないらしく、最後のイベントだと大々的に告知も出来ずにいたんですけど、かえでちゃんのイベント告知ツイート見るとラスト!とハッキリとは言わないけど『…!?』をつけながら冗談っぽく書いてはりましたね。

 実はかえでちゃん、2014年の秋くらいから公式ツイッターアカウントのツイートがいきなり減り、イベントもほとんど無くなり、と「こ、これは…」という状況でした。そんな中、久しぶりに行われた年末のエピカリアキバのイベで貰ったサインにはこんな事が書かれておりました。

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 サインをして貰いながら喋ってる時に『引退』の文字を書かれて「不吉な事を!」みたいに言ったらかえでちゃんの表情がちょっと複雑な感じになったような気がしたようなしなかったような記憶があります。

 

 イベントスタート。挨拶などの後、1~2枚購入の分の撮影会&サイン会。

 サイン会の途中、お客さんとお話していて感極まって涙がこぼれる場面もありました。来ていたお客さん全員のグループ撮影とサインを終えて中締めの挨拶。

 続いては3枚購入特典の下着個人撮影。着替えの為、かえでちゃんは一旦楽屋へ戻られました。

 下着個人撮影会で撮った写真はこんな感じです。

 ・ 下着撮影会後、イベントの告知の中でも書かれていたHMJMファイアーロゴシール(非売品って書かれてましたけどHMJMの初期の紙ジャケ作品の中に封入されてるヤツです)のプレゼント。抽選で10名という予定でしたが、数を多めに持ってこられていて、この時間まで残っていた人全員にギリギリ行き渡る枚数あったので全員プレゼントとなりました。

 

・ アキヒトさんから「かえでさん、痩せたんじゃないですか?」というお話。かえでちゃん、一番ムチムチだった最初のHMJM作品の頃と比べて5~6キロ痩せられたそうです。

 アキヒトさん「あの頃はポッチャリしてて…」

 かえでちゃん「ポッチャリはいってないでしょー。ポッチャリいってた?…あ、テンション上がってきたからもしかしたら泣かないで済む!笑顔で終われるかも」

 

・ という感じでトークコーナーが始まったのですが、ここでアキヒトさんが準備の為に一旦引っ込むことに。しかしひとりで喋るのもアレなんでって流れで、普通にお客さんとして来られていたGAG少年楽団の宮戸さんとトークすることに。

・ 宮戸さんはこういうAV屋さんでのイベントに参加されたのは初めてだそうで、「凄いですね…携帯のカメラロールがこんなに肌色になるのは初めてです」という感想を述べておられました。

 

・ 宮戸さん「昔はつけまつげも付けれなかったんですよね」とかえでちゃんはAVを始める前はとても地味な女の子だったというお話。

  かえでちゃん「そうなんです。こないだ、免許の更新に行ったんですよ。普段運転しないんでゴールドカードなので5年ぶりの更新だったんですけど、5年前の写真はヤバかった。マジでイモ!」

  宮戸さん「じゃがいもとか以外であんまりイモって言葉、最近使わないですよ」

  かえでちゃん「AVを撮影する時、毎回必ず免許証のコピーを提出するんですけど、(免許の写真の自分がイモなので)それをホントに出したくなくて。特にHMJMさんはバカにするんですよ!ホントにね、HMJMさんヒドくて、成長したなぁとか言うんです」

  その後、宮戸さんによる免許写真必勝法講座などw

 

・ アキヒトさん再登場。劇場版テレクラキャノンボール2013ポスター争奪じゃんけん大会をしましょうということだったのですが、かえでちゃんはじゃんけんがお嫌いだそうです。

  宮戸さん「じゃんけんが嫌いってナンなんですか」

  かえでちゃん「他の女優さんは可愛いから、可愛く『じゃんけんぽん♡』って言えるんですよ。私恥ずかしくて言えない…」

  宮戸さん「別にいいじゃないですか!こんだけの人とじゃんけん出来るんですよ!これを逃すとこの先の人生でこんなことないかもしれませんよ!」

  かえでちゃん「私ドスケベだから!ドスケベだからそういうアイドル的なこと出来ないんですよ」

  宮戸さん「じゃあドスケベな感じで最初はグー!ってやればいいじゃないですか。ドスケベじゃんけん」

  かえでちゃん「ドスケベじゃんけんすればいいのか…」

  宮戸さん「ねぇせっかくだから。ドスケベじゃんけん」

・ 結局、謎のドスケベじゃんけんは行われることなく、普通のじゃんけん大会に。

  かえでちゃん「私じゃんけん弱いから…何出そうかな」

  宮戸さん「じゃんけん弱くていいですよ!ここで25連勝とかされても終わらないだけですし、早く負けてほしいですよ」

  3回のじゃんけんで勝者決定。かえでちゃんがサインを入れている間、宮戸さんのお喋り。

  宮戸さん「こういうじゃんけん大会、ショッピングモールでやるとたいてい子供が勝つんですよ。僕、嫌な性格なんでそういう時に必ず『親の顔が見てみたい』とか言ってやるんですよ」

 

・ 告知ではポスタープレゼントは1枚と書かれていましたが、こちらのお店に掲示してあった神谷まゆちゃんとかえでちゃん、そして松尾監督のサインの入ったポスターもプレゼントされることに。

 このポスターは大きさが違う他、DVDの発売の延期が決まる前のポスターなので最初に予定されていた発売日が印刷されているというレア物です。

 

・ 続いてかえでちゃんの私物プレゼント。普段使っていた下着です。しかしこのブラジャーのサイズはEカップ。「私ホントに(公称通り)Hカップあるんですよ!」と言い訳しながらのプレゼント出品。

 「今度はチョキ出さないです」と心理戦を仕掛けて来たかえでちゃん。その予告を裏切ってチョキを出すという作戦で、その作戦を見切っていた1人のお客さんが1発で勝ち抜き。

 

・ 更に出てくる秘蔵ポスター。HMJMから持ってきた物だということで今回はアキヒトさんとじゃんけん。そしてその後にもう1枚ありまして、その最後の1枚を頂きました。

 ポスターはフレームに入れて、大事に飾らせて頂いております。ありがとうございました。

 最後のイベントでの最後のサインなのでラストサインというコメントが。

 

・ かえでちゃん「終わっちゃうねー!終わっちゃいますね…何この空気(笑)」

  お客さんから「泣いてー」という声が飛ぶ。

  かえでちゃん「アキヒトさんともさっき言ってたんですけど、泣いてって言われると泣けないんだよねー」

  そんなことを言ってると、アキヒトさんが泣きそうになってらっしゃいました。

 

・ かえでちゃんからの最後の挨拶。

 「AVを始めて、もうすぐ丸3年になります。最初はMOODYZさんから始まって、3年間…(このタイミングで会場内で流れていた劇場版テレクラキャノンボール2013がSEXシーンになり、女性の喘ぎ声が会場内に響き渡る)もー喘いでるぅ(笑)。

 今までの3年間で私はAVの世界で色々な人達と出会って、凄く恵まれていたと思いますし、今、300本という数の作品に出てますけど、色々な方々に支えられてきました。皆さん(お客さん)にもですけど、撮影してくれた方、マネージャーさんにも凄く感謝をしています。

 (お客さんの)皆さんの前でこんな事を言うのも申し訳ないんですけど、私はお礼を言いたくて。HMJMさんに出会って、どうしてもHMJMさんでラストイベントをしたいと。これは(1月に行われた)大阪(のイベント)でも言ってまして。

 私はこの作品に出会って、こんなに素敵なモノを作っている人達は…正直ですね、この場だけで言いますけど、このメーカーさんが1番だと思います。

 自分の好きなモノを追って、自分のやりたいことをやって、すごく自由だけど、それはすごく素敵なことでもあって、なかなか出来ないことだと思います。それをずっとやり続けているこのメーカーが本当にすごく好きで。(ここまで喋った時点で泣き笑いのような状態になってしまうかえでちゃん)

 一番最初にタートルさんにお会いした時に私は衝撃を受けました。作品を観てくれた方は解ると思いますが、私の素が出てると思います。素が出てますし、他の作品には無い初々しさが出てると思います。それは恥ずかしい部分もありますけど、スゴイなって思いました。

 で、その後キャノンボールを1年間想い続けまして(当初の予定だと2012年に撮影されるはずだったのですが、松尾監督が交通事故で骨折した為、1年間撮影が先延ばしされた)、どうしても出たいどうしても出たいと事務所に泣き泣きお願いした作品はこの作品が唯一であって。1年間、この作品があったからこそ頑張って来れましたし、続けて来ることが出来ました。

 あーもうねぇ、整理が出来ないんですよ言葉がね。私がHMJMさんに出会えたことが奇跡で。

 正直、このテレクラキャノンボールを撮り終えた時、私の中で1本糸が切れたというか。AVの(世界の)中でガムシャラに走って来て、この作品を撮りたいと思ってて、その作品を撮り終えた時、私はこれからどうするんだろうって正直思いました。

 でも…難しい!言葉にならないけど!すごくですね、私の中ではHMJMさんとの出会いはすごく大切で、このAV生活が充実出来たのは、ホントにHMJMさんとの出会いが一番の出来事だと思います。本当に心からそう思っています。

 そして、イベントにいつも居てくれるアキヒトさん。初めての大阪に連れてってくれたのもアキヒトさんですし。ホントに気が楽で、私にとってはお兄さん的な存在でした。

 …言葉が整理つかないどうしよう。終わんなくなっちゃう。

 いやでもこの3年間、AVの中で、私は自信を取り戻すことが出来ました。それに私は女性として、女性の方がAVをちゃんと観てくれることをHMJMさんに出会って知って、それはすごく嬉しいことです。やってる方からしたら、女性から見たらAV女優って仕事は、他から見れば…まぁそんなね、お友達にも言えないくらいですから。でも、こうやって、女性の方が来てくれるようになったというのは奇跡だと思いますし、素晴らしい業界になっていったんだなと。

 …すごく、感謝してますし…あーもう何て言ったらいいかわかんないー!(笑)ラストイベント。なんか、(自分の中で)整理はついてるんですけど、これで終わっちゃうんだーって思えないというか、まだあるんじゃないかって思っちゃってる自分が多分どこかに居ると思うんですけど。

 そうですね、でもね、私にとってHMJMは家族でした。うふふ。だから家族と一緒に終わることが出来て本当に私は幸せ者だと思いますし、ホントにナンカ…うーん寂しい!寂しいですけど、もう卒業を決めたので、でもココだけだよ。卒業を決めたって宣言出来るのは。でも、ホントに私、改めてこのメーカーさんと出会えてすごく幸せなんだなって実感することが出来ました。

 私はAVに入ることが出来て、AVで仕事が出来て、すごく幸せでした。だから、皆さんにもすごく感謝してます。ホントに、まぁこんなんって言ってはアレですけど、エロいファンの多い中で、女性の方にも今日来て頂いて、もう思い残すことはありません。今日もすごく盛り上がって頂いて、楽しい思い出に残るイベントになりました。ありがとうございました」

 かえでちゃんからの挨拶の後、事務所の方から花束のプレゼントがありました。

 アキヒトさん「最後にかえでちゃんの本音が聞けてよかったです」

 かえでちゃん「またいつかどこかのHMJMさんのイベントに参加します」

 アキヒトさん「今度はお客さんで来てくれるということで」

 かえでちゃん「今日は本当にありがとうございました。バイバーイ!」

 アキヒトさん「今日は本当にご参加ありがとうございました」