劇場版テレクラキャノンボール2013を毎日観に行っていた日記。

同じ映画を繰り返し観に行く、愛と狂気の日々の記録。

6月9日。123回目。ロサなりのテレクラキャノンボール4日目。

 7日あるうちの4日目!半分終わっちゃった!

  今日は横の入口の看板の写真で。

 この日はC列中央で鑑賞。

  定刻の20時30分から予告編無しで上映開始。上映終了後、トークショー。

●6/9(火) トークショー
ゲスト:原一男<映画監督)×カンパニー松尾監督

・ よろしくお願いしまーす言いながら松尾監督登場。続いて出てこられた原監督を紹介。

 恒例の松尾監督からの「今日初めて観た方ー?」の質問の後、原監督から「今日観てこの映画スゴク良かったーって人はどれくらいいらっしゃいますか?」という質問。松尾監督苦笑。良かった人が大半。良くなかった人ではほとんど手が挙がらず。

・ 先日、松尾監督と会った時に渡されたDVDを全部観てきたという原監督。私を女優にして下さい(シリーズ中どの作品だったかは言及されてませんでした)と世界弾丸ハメドラー TANGO 地球の裏側で愛を踊る 真奈美を観た感想は「地獄でした」と仰っていましたがBiSキャノンボールは面白かったそうです。

 原監督から「作品の最初にNONFICTIONって出るでしょ?アレは何ですか」という質問。「あれは(HMJM内の)レーベルの名前なんですよ」という松尾監督に「でもノンフィクションという名前を付けたって事は、ドキュメンタリーに対していいなーという思いがあったからでしょう?」とぐいぐい話を進めていく原監督。

 原監督のお友達に『業界に詳しーい人』が居て、その人に色々レクチャーしてもらっているというお話。その人に「何故カンパニー松尾はドキュメンタリーに関心を持つのか?」と原監督が聞いた所、「松江哲明監督(原監督曰く『どうでも良い事をぺらぺら喋る松江』)が日本映画学校を出た後、ドキュメンタリーの手法を使ったAVを撮っていた。それに影響されてカンパニー松尾はドキュメンタリーに対する関心を育てていった」と教えられたそうです。…えー。めっちゃ間違った情報ですよ!松江監督が映画撮る前から松尾監督はドキュメントAVを撮ってらしたので時系列からしてむちゃくちゃですやんか。エエカゲンな事をレクチャーしはるお友達ですねぇ。

 松尾監督、その情報は間違っていますよとやんわり訂正した後、「松江くんに感化された部分と言うと、劇場で作品を公開する事とかそういうのは影響を受けました」と仰ってました。

 

・ 「日本のAV史上、初めてハメ撮りをしたのは私で間違いないですか?」という原監督からの質問から、AVの歴史などのお話。

  松尾監督がハメ撮りを始める前に極私的エロスを観ていたか?という原監督からの質問にいまだに極私的エロスは1度も観てないですと答える松尾監督。「(トークショーするのに作品観てないなんて)失礼だよねー」と笑う原監督。でも松尾監督、この日のお昼にゆきゆきて神軍を観てきたという事でそのお話もチョロっと。若い時に初めて観た時はナンじゃコレという感想だったのが、今回観直すとちゃんと理解出来たとの事。

 「AVというのは何から始まったんですか?」という原監督からの質問にビニ本の出版社からの流れとピンク映画からの流れの2つがあり…というような歴史的な話を答える松尾監督。

 そこから松尾監督がハメ撮りを始めるようになった経緯。女優さんを好きになってしまったのにその女優さんが他の男(男優さん)とセックスしているのを撮影するのに耐えられなくなって…というようなお話。

 

・ 『AVが苦手な原監督』自身についてのお話。

 原監督、日常のふとした時に女性の性器のイメージが浮かぶ事があって、それは非常に嫌なイメージだそうです。たぶんその女性器のイメージの元はおふくろさん=原監督のお母さんだという事で、原監督の幼少期にお風呂でお母さんの性器を見たトラウマがあるようです。

 そこから松尾監督の作品に必ず(女性器に男性器が入っている)ヌキサキのシーンがあるのはそういう決め事があるのか?という質問。

 これは自分の嗜好ではなくてそういうのが解るシーンを入れてくれというユーザーからの要望があるのでそれに答える形で撮っている。レンタルビデオの時代にはモザイクが濃かったのでそういうシーンは画面がモザイクだらけになるという問題もあり、一切撮っていなかった。という回答でした。

 モザイクの濃淡の話からレンタルからセルの時代に移り変わる際にビデ倫が潰れて…というAVの歴史のお話を少し。

 「ここからが本題だ」と前置きし、「あなたおちんちん長いよねー。自信があるから出来るんだと思う。僕のは短いから」とまさかの原監督からのおちんちん短いカミングアウト。その後も僕のは小さいから!とおちんちん小さい話を力説する原監督。…原監督、面白い!

 

・ 雑誌に掲載された原監督のテレクラキャノンボール評から、この作品もヒットしているし女優さんがテレビに進出したりしているのでAV業界は元気があると認識されている原監督にAV業界の景気の悪さを説明する松尾監督。「この作品はヒットしたけど焼け石に水ですよ」などと仰ってました。

 

・ キャノンの中でもあんまり元気のない松尾監督に「この先勃たなくなったらどうするんですか?」と問う原監督。「おちんちんが勃たなくなっても何かしらの手段を使ってAVを撮っていきたい」と答える松尾監督に「勃たなくなってもAVを撮っていきたいって仰るけど、どうやって描くんですか」と更に切り込む原監督。「…まぁちょっと何をするのか考えます」と答え、そこから潮吹きというのは早漏の男優さんが開発したんですよというようなお話をされてました。「今までクンニをやってきてないのでクンニを頑張ったりとか」みたいな適当な事言ってはったんですけど、そんなカンパニー松尾はあんまり見たくない気がします…

 

・ 「原さんからばっかりだから今度は僕からも質問します」という事で松尾監督からの質問コーナー。「AVが嫌いだって仰られてましたがセックス自体は嫌いな訳ではないですよね?じゃあ何が苦手なのですか?」

 「ヒキの画は冷静に観れるんだけど、局部の抜き刺しにエロティシズムを感じない」と答える原監督の話を受けて、松尾監督も「オマンコ自体には興味が無い、しかし性器自体に飢えている人達が居る」。原監督「オナニーを覚えたての頃のオカズがエロ小説だったから、実際の男女の性器の出し入れを見ても白けるだけだ」

 

・ 「僕が何故AVを撮っているかというと、カメラの前で裸になってくれる女性に面白い人が多いからだ」という松尾監督に「撮ってる相手に興味があるというのがドキュメンタリーの大前提なので、それは理解できる」と原監督。

 

・ 原監督「あなたのAVを観て再認識したのは、女の人の一番美しい表情っていうのは、やっぱり、よがっている時の表情だよね」

 松尾監督「やっぱりそれは元祖ハメ撮りの監督として…」

 原監督「これマジな話、私、いまの奥さんと40年くらいの付き合いなんですが、もう(70歳を過ぎて身体がついていかないのでもうセックスは)無いのですが、セックスをしている時の表情が美しくて、これを映像に残したいなぁという衝動は常にありました。そこは(松尾監督と)恐らく共通しているんではないかと」

 

・ 原監督「あと聞きたいのは、あなたどの作品を観てもセックスのパターンが同じでしょ?あれは自信を持ってあのパターンに落ち着いたのか?」所謂カンパニーダンスにも言及する原監督。

 松尾監督「自分で勝手にセックスをしてるんじゃなくて撮ってるじゃないですか。だからヌキやすいようにという事を考えるとどうしてもパターン化してしまう。どうもこんにちはでセックスしてもいいんでしょうけど、そんなんじゃあオナニー出来ないから」

 

・ 平野監督の監督失格の中の自転車に乗りながらの撮影技術の話から、映画学校の卒業生のセルフドキュメンタリーはチラチラカメラを見てしまうが、AV監督はそうではないのが凄いというお話。

 原監督「小説は手で書くって言うでしょ、頭で書くんじゃなく。同じように手で撮っている」

 松尾監督はハメ撮りの時に色々な角度で撮ったりするのはアクションのひとつなので盛り上がると語っておられました。

 そこからハンディカムの撮影技術のお話。かなり広角のレンズを使っている事もあり「ちんこを中心に考えれば外さない」と語る松尾監督。

 

・ 映画館のスタッフの人が横から『もう終わってください』というサインをガンガン出しているので話を纏めようとする松尾監督。「結局、原さんは何故AVが嫌いなんですか?」

 原監督「…(何故嫌いなのか)喋っているうちに解らなくなってきました。あなたのような長ーいちんこが無いからそのコンプレックスだったりするのかなぁというのが今の時点の考えです」

 この後も原監督はAVを撮る事についての意味などの質問を詰め込んでいってらっしゃいましたが時間が無いのでかなり駆け足のやりとりになってしまってましたね。

 

 このトークショーの様子を原監督のスタッフらしき方が撮影されていたので、後日どこかで公開されたりするかもしれませんね。面白かったから公開されたら皆さんもチェックしてみて下さい!