劇場版テレクラキャノンボール2013を毎日観に行っていた日記。

同じ映画を繰り返し観に行く、愛と狂気の日々の記録。

2月15日。劇場版テレクラキャノンボール2013DVD発売イベント@ムーランアキバ

※ 本文中にも書きましたが、最近のAV女優さんは引退することを公に発表してはいけないらしく、このイベントの時に引退するということはネットで書かないで下さいと言われておりました。

 ですが、7月に渋谷wwwで行われたイベントに新山かえでちゃんが出演された際、「人前に出るのはこれで最後です」というのと「引退すると公には言えないのですが皆さんが書く分にはいいですよ」というようなことを仰ってたので、自分用に下書きだけしておいた今回のブログを公開してみました。

 

 

 ポレポレ東中野のアンコール上映千秋楽→新宿JAMの10時間版上映会そのまま新幹線で山口県まで行きドキュメントラブ&ポップ三部作上映会→更に大阪まで戻りBiSキャノンボールの大阪での上映初日→ロフトプラスワンウエストでのオールナイトイベントとムチャクチャな現場回しのこの週末ですが、まだまだイベントは続きます。大阪駅から朝の7時に出発する昼行バスで東京に向かい、秋葉原のムーランで行われる劇場版テレクラキャノンボール2013のイベントに参加するのです。

ムラムラムーランのブログ:【#イベント】新山かえで HMJM ハマジム カンパニー松尾 HMRB-001 テレクラキャノンボール2013 アダルト AV SEXY 東京都 秋葉原 買取販売市場ムーラン

 久しぶりのかえでちゃんのイベントだという事で物凄く楽しみにしていて、発売日ではなく入荷日をチェックし(HMJM作品は毎月最終土曜日が発売日ですが、秋葉原ラムタラグループの店舗には発売週の火曜か水曜頃に入荷します)、仕事終わりで秋葉原に駆けつけ、整理番号1番のチケットを確保しておりました。

 

 何とか開始時間に会場に到着。…会場内でビデオカメラを回す怪しい人物が。

 タートル今田監督です。新山かえでちゃんの最後の作品の撮影との事。…実はかえでちゃん、AVを引退するのです。そして今回のイベントが最後のお仕事になるのです。しかし、今、AV女優さんってあんまり公に引退って発表出来ないらしく、最後のイベントだと大々的に告知も出来ずにいたんですけど、かえでちゃんのイベント告知ツイート見るとラスト!とハッキリとは言わないけど『…!?』をつけながら冗談っぽく書いてはりましたね。

 実はかえでちゃん、2014年の秋くらいから公式ツイッターアカウントのツイートがいきなり減り、イベントもほとんど無くなり、と「こ、これは…」という状況でした。そんな中、久しぶりに行われた年末のエピカリアキバのイベで貰ったサインにはこんな事が書かれておりました。

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 サインをして貰いながら喋ってる時に『引退』の文字を書かれて「不吉な事を!」みたいに言ったらかえでちゃんの表情がちょっと複雑な感じになったような気がしたようなしなかったような記憶があります。

 

 イベントスタート。挨拶などの後、1~2枚購入の分の撮影会&サイン会。

 サイン会の途中、お客さんとお話していて感極まって涙がこぼれる場面もありました。来ていたお客さん全員のグループ撮影とサインを終えて中締めの挨拶。

 続いては3枚購入特典の下着個人撮影。着替えの為、かえでちゃんは一旦楽屋へ戻られました。

 下着個人撮影会で撮った写真はこんな感じです。

 ・ 下着撮影会後、イベントの告知の中でも書かれていたHMJMファイアーロゴシール(非売品って書かれてましたけどHMJMの初期の紙ジャケ作品の中に封入されてるヤツです)のプレゼント。抽選で10名という予定でしたが、数を多めに持ってこられていて、この時間まで残っていた人全員にギリギリ行き渡る枚数あったので全員プレゼントとなりました。

 

・ アキヒトさんから「かえでさん、痩せたんじゃないですか?」というお話。かえでちゃん、一番ムチムチだった最初のHMJM作品の頃と比べて5~6キロ痩せられたそうです。

 アキヒトさん「あの頃はポッチャリしてて…」

 かえでちゃん「ポッチャリはいってないでしょー。ポッチャリいってた?…あ、テンション上がってきたからもしかしたら泣かないで済む!笑顔で終われるかも」

 

・ という感じでトークコーナーが始まったのですが、ここでアキヒトさんが準備の為に一旦引っ込むことに。しかしひとりで喋るのもアレなんでって流れで、普通にお客さんとして来られていたGAG少年楽団の宮戸さんとトークすることに。

・ 宮戸さんはこういうAV屋さんでのイベントに参加されたのは初めてだそうで、「凄いですね…携帯のカメラロールがこんなに肌色になるのは初めてです」という感想を述べておられました。

 

・ 宮戸さん「昔はつけまつげも付けれなかったんですよね」とかえでちゃんはAVを始める前はとても地味な女の子だったというお話。

  かえでちゃん「そうなんです。こないだ、免許の更新に行ったんですよ。普段運転しないんでゴールドカードなので5年ぶりの更新だったんですけど、5年前の写真はヤバかった。マジでイモ!」

  宮戸さん「じゃがいもとか以外であんまりイモって言葉、最近使わないですよ」

  かえでちゃん「AVを撮影する時、毎回必ず免許証のコピーを提出するんですけど、(免許の写真の自分がイモなので)それをホントに出したくなくて。特にHMJMさんはバカにするんですよ!ホントにね、HMJMさんヒドくて、成長したなぁとか言うんです」

  その後、宮戸さんによる免許写真必勝法講座などw

 

・ アキヒトさん再登場。劇場版テレクラキャノンボール2013ポスター争奪じゃんけん大会をしましょうということだったのですが、かえでちゃんはじゃんけんがお嫌いだそうです。

  宮戸さん「じゃんけんが嫌いってナンなんですか」

  かえでちゃん「他の女優さんは可愛いから、可愛く『じゃんけんぽん♡』って言えるんですよ。私恥ずかしくて言えない…」

  宮戸さん「別にいいじゃないですか!こんだけの人とじゃんけん出来るんですよ!これを逃すとこの先の人生でこんなことないかもしれませんよ!」

  かえでちゃん「私ドスケベだから!ドスケベだからそういうアイドル的なこと出来ないんですよ」

  宮戸さん「じゃあドスケベな感じで最初はグー!ってやればいいじゃないですか。ドスケベじゃんけん」

  かえでちゃん「ドスケベじゃんけんすればいいのか…」

  宮戸さん「ねぇせっかくだから。ドスケベじゃんけん」

・ 結局、謎のドスケベじゃんけんは行われることなく、普通のじゃんけん大会に。

  かえでちゃん「私じゃんけん弱いから…何出そうかな」

  宮戸さん「じゃんけん弱くていいですよ!ここで25連勝とかされても終わらないだけですし、早く負けてほしいですよ」

  3回のじゃんけんで勝者決定。かえでちゃんがサインを入れている間、宮戸さんのお喋り。

  宮戸さん「こういうじゃんけん大会、ショッピングモールでやるとたいてい子供が勝つんですよ。僕、嫌な性格なんでそういう時に必ず『親の顔が見てみたい』とか言ってやるんですよ」

 

・ 告知ではポスタープレゼントは1枚と書かれていましたが、こちらのお店に掲示してあった神谷まゆちゃんとかえでちゃん、そして松尾監督のサインの入ったポスターもプレゼントされることに。

 このポスターは大きさが違う他、DVDの発売の延期が決まる前のポスターなので最初に予定されていた発売日が印刷されているというレア物です。

 

・ 続いてかえでちゃんの私物プレゼント。普段使っていた下着です。しかしこのブラジャーのサイズはEカップ。「私ホントに(公称通り)Hカップあるんですよ!」と言い訳しながらのプレゼント出品。

 「今度はチョキ出さないです」と心理戦を仕掛けて来たかえでちゃん。その予告を裏切ってチョキを出すという作戦で、その作戦を見切っていた1人のお客さんが1発で勝ち抜き。

 

・ 更に出てくる秘蔵ポスター。HMJMから持ってきた物だということで今回はアキヒトさんとじゃんけん。そしてその後にもう1枚ありまして、その最後の1枚を頂きました。

 ポスターはフレームに入れて、大事に飾らせて頂いております。ありがとうございました。

 最後のイベントでの最後のサインなのでラストサインというコメントが。

 

・ かえでちゃん「終わっちゃうねー!終わっちゃいますね…何この空気(笑)」

  お客さんから「泣いてー」という声が飛ぶ。

  かえでちゃん「アキヒトさんともさっき言ってたんですけど、泣いてって言われると泣けないんだよねー」

  そんなことを言ってると、アキヒトさんが泣きそうになってらっしゃいました。

 

・ かえでちゃんからの最後の挨拶。

 「AVを始めて、もうすぐ丸3年になります。最初はMOODYZさんから始まって、3年間…(このタイミングで会場内で流れていた劇場版テレクラキャノンボール2013がSEXシーンになり、女性の喘ぎ声が会場内に響き渡る)もー喘いでるぅ(笑)。

 今までの3年間で私はAVの世界で色々な人達と出会って、凄く恵まれていたと思いますし、今、300本という数の作品に出てますけど、色々な方々に支えられてきました。皆さん(お客さん)にもですけど、撮影してくれた方、マネージャーさんにも凄く感謝をしています。

 (お客さんの)皆さんの前でこんな事を言うのも申し訳ないんですけど、私はお礼を言いたくて。HMJMさんに出会って、どうしてもHMJMさんでラストイベントをしたいと。これは(1月に行われた)大阪(のイベント)でも言ってまして。

 私はこの作品に出会って、こんなに素敵なモノを作っている人達は…正直ですね、この場だけで言いますけど、このメーカーさんが1番だと思います。

 自分の好きなモノを追って、自分のやりたいことをやって、すごく自由だけど、それはすごく素敵なことでもあって、なかなか出来ないことだと思います。それをずっとやり続けているこのメーカーが本当にすごく好きで。(ここまで喋った時点で泣き笑いのような状態になってしまうかえでちゃん)

 一番最初にタートルさんにお会いした時に私は衝撃を受けました。作品を観てくれた方は解ると思いますが、私の素が出てると思います。素が出てますし、他の作品には無い初々しさが出てると思います。それは恥ずかしい部分もありますけど、スゴイなって思いました。

 で、その後キャノンボールを1年間想い続けまして(当初の予定だと2012年に撮影されるはずだったのですが、松尾監督が交通事故で骨折した為、1年間撮影が先延ばしされた)、どうしても出たいどうしても出たいと事務所に泣き泣きお願いした作品はこの作品が唯一であって。1年間、この作品があったからこそ頑張って来れましたし、続けて来ることが出来ました。

 あーもうねぇ、整理が出来ないんですよ言葉がね。私がHMJMさんに出会えたことが奇跡で。

 正直、このテレクラキャノンボールを撮り終えた時、私の中で1本糸が切れたというか。AVの(世界の)中でガムシャラに走って来て、この作品を撮りたいと思ってて、その作品を撮り終えた時、私はこれからどうするんだろうって正直思いました。

 でも…難しい!言葉にならないけど!すごくですね、私の中ではHMJMさんとの出会いはすごく大切で、このAV生活が充実出来たのは、ホントにHMJMさんとの出会いが一番の出来事だと思います。本当に心からそう思っています。

 そして、イベントにいつも居てくれるアキヒトさん。初めての大阪に連れてってくれたのもアキヒトさんですし。ホントに気が楽で、私にとってはお兄さん的な存在でした。

 …言葉が整理つかないどうしよう。終わんなくなっちゃう。

 いやでもこの3年間、AVの中で、私は自信を取り戻すことが出来ました。それに私は女性として、女性の方がAVをちゃんと観てくれることをHMJMさんに出会って知って、それはすごく嬉しいことです。やってる方からしたら、女性から見たらAV女優って仕事は、他から見れば…まぁそんなね、お友達にも言えないくらいですから。でも、こうやって、女性の方が来てくれるようになったというのは奇跡だと思いますし、素晴らしい業界になっていったんだなと。

 …すごく、感謝してますし…あーもう何て言ったらいいかわかんないー!(笑)ラストイベント。なんか、(自分の中で)整理はついてるんですけど、これで終わっちゃうんだーって思えないというか、まだあるんじゃないかって思っちゃってる自分が多分どこかに居ると思うんですけど。

 そうですね、でもね、私にとってHMJMは家族でした。うふふ。だから家族と一緒に終わることが出来て本当に私は幸せ者だと思いますし、ホントにナンカ…うーん寂しい!寂しいですけど、もう卒業を決めたので、でもココだけだよ。卒業を決めたって宣言出来るのは。でも、ホントに私、改めてこのメーカーさんと出会えてすごく幸せなんだなって実感することが出来ました。

 私はAVに入ることが出来て、AVで仕事が出来て、すごく幸せでした。だから、皆さんにもすごく感謝してます。ホントに、まぁこんなんって言ってはアレですけど、エロいファンの多い中で、女性の方にも今日来て頂いて、もう思い残すことはありません。今日もすごく盛り上がって頂いて、楽しい思い出に残るイベントになりました。ありがとうございました」

 かえでちゃんからの挨拶の後、事務所の方から花束のプレゼントがありました。

 アキヒトさん「最後にかえでちゃんの本音が聞けてよかったです」

 かえでちゃん「またいつかどこかのHMJMさんのイベントに参加します」

 アキヒトさん「今度はお客さんで来てくれるということで」

 かえでちゃん「今日は本当にありがとうございました。バイバーイ!」

 アキヒトさん「今日は本当にご参加ありがとうございました」

6月25日。127回目。~英語版&コメンタリーで見よう!~ 「劇場版 テレクラキャノンボール2013」上映会

 名古屋で英語版の劇場版テレクラキャノンボール2013が上映されるという事で行って来ました。

http://www.tokuzo.com/schedule/2015/06/625-2013.php

 会場は名古屋の繁華街・今池今池西2番街(今池スター通り)にあるライブハウスTOKUZO。商店街の入り口に建っている街灯にも看板が付いているお店です。

 TOKUZOはこちらの青いビルの2階です。わかりやすいビル!

 入り口はこちら。

 階段で2階へ。

 開場して40分後くらいに入場したのですが、最前列のど真ん中が空いてたのでそこに陣取りました。

 椅子は小学校で使っていたような木の椅子にお座布団が付けられた面白いモノ。

 メニューに載っていて気になったアルゼンチンマテ茶なる飲み物を注文。ちょっと珍しい風味のお茶でした。

・ イベント開始。最初にこの日の出演者のお三方から挨拶。後ろの物販テーブル席でコメンタリー上映をするという事で、挨拶もその位置から。

・ この日は英語版の上映という事になっていましたが、いざ始まってみるとお客さんは全員日本人でした。

 松尾監督「英語版じゃないと解らないって人、居ないですよね」

 亀吉さん「今から選択出来るんですか?」

 松尾監督「ええ。盤を変えるだけですから。テロップで英語が入ってると、こんな感じで英語に訳すんだって一時期の楽しみはあるんですけど、最終的にウザいってなる。画面が汚れるというか情報量が多くなる」

 亀吉さん「途中で止める事は出来るんですか?」

 松尾監督「えっとね。ちょっと考えてて、途中で中休みを取るんですけど、そこで変える事は可能なんですけど。どうなんですかね?」

 亀吉さん「こんだけ英語版って銘打ちましたから一応やりましょうよ」

 松尾監督「やるだけやってみましょうかね。皆さんお酒飲みながら観てらっしゃるんで、前半だけ英語版…ウフフ。いい加減ですね」

 山下監督「そもそも何で英語版をやろうとしたんですか?」

 松尾監督「名古屋はもう7~8回上映してるんで、何か1つ売りがないといけないだろうという事で英語版にしたんですが。この英語版っていうのは、ゆうばり映画祭に今年の1月に招かれたんですね。で、国際映画祭なので英語版作ったんですよ。そしたらまたお客さんが日本人だけだったんですよ。尚且つ、英語版作って向こうの主催者に送ったんですけど、実際上映始まったら何故かかかったのが日本語版だったんですよ。だから結局上映されてないんです。今回も前半だけ上映して持ち越し持ち越しで行こうかなと思って」

 亀吉さん「完全英語版はまた次回」

 松尾監督「だってどう考えたって英語版じゃなきゃダメって人居ないでしょ。だからインターナショナルな場で完全な英語版を流そうかなと。けど序盤ちょっとね、英語版で観てみようかなという形で。ベラベラ喋りながら。あ、そうだ。テレキャノ初めて観るっていう方は?」

 そこそこの人数、手が挙がる。

 松尾監督「あ、結構いらっしゃるんですね。嬉しいです」

 亀吉さん「思ったんですけど、コメンタリーって上映しながら喋るんですよね」

 松尾監督「ハイそうです」

 亀吉さん「初めて観る方にとっては結構邪魔なんじゃ…」

 松尾監督「ハイそうです。尚且つ英語版です。情報量がハチャメチャに多いです」

 亀吉さん「色んなノイズが入りますよね。…極力喋らない方がいいんじゃ…」

 松尾監督「(笑)コメンタリー上映って言いながら、案外喋んないかもしんないですね。まぁけど、ちょいちょい後ろから喋ってますけど、画面には集中してください。あんまり僕らの事は気にしないでください」

 亀吉さん「ナンカ言ってるな程度で」

 松尾監督「重要な事はさして言わないかもしれない」

 

・ 松尾監督がこの日着ておられたTシャツのお話。

 松尾監督「あと今僕が着てるのはこちらのお店でも売っている山本昌のTシャツになります。さっきお店のオーナーに貰ったんです。関係ないですけど。2500円です。山本昌と言えば、僕同じ歳なんですよ。昭和40年生まれ」

 亀吉さん「そっか」

 松尾監督「球界最年長ですよね」

 亀吉さん「もう唯一年上の野球選手ですね」

 松尾監督「まぁ何の意味もないですが。よかったら後でお店でも売ってるんで」

 亀吉さん「僕昨日ナゴヤドームで亀澤タオル買いました」

 松尾監督「松本さん結構2軍の試合なんかも行くんですよね。…こういう話をずっとしようかなと思ってたんですが、真面目に話さないといけなくなっちゃって。ずっとドラゴンズの2軍の話をしたかったんですが、そういうニーズが全くないっていうのが、山本昌に誰も食いつかないっていうのが今判ったんで。中日の話は後で…」

 亀吉さん「おいおいね」

 松尾監督「では英語版で上映をスタートさせますんで。えー宜しくお願い致します」

 

・ という感じで上映スタート。

 松尾監督「右上にサンプルって入ってますけど気にしないでください。…コレ最初っから喋っとかないと喋り辛いんで。観入っちゃうとダメ」

 亀吉さん「じゃあ喋りましょう」

 と冒頭から色々喋り始めるお三方。山下監督は時間調整を間違って5時からお酒を呑み始めてしまっておられたそうです。

 英語版はこんな感じでしたよって事で何枚かパシャパシャ。

 このテロップはどーのとかノンフィクションのロゴの時に鳴るギターは豊田道倫さんだという話など、最初はトバし気味に色々喋っておられましたが途中からは落ち着いた感じでした。

 右上のHMJM_sampleの文字は最後まで入ったままでした。

 上映が終わってお三方が舞台に登場。

・ 皆様お疲れ様でしたー、などの挨拶から、ネタバレについてのお話(内容は伏せます)。

・ テレクラキャノンボールについてのお話。

 亀吉さん「ちょうど1年ぶりに観たんですけど…やっぱ面白いですね」

 松尾監督「ありがとうございます。コレもうソフト化もしてますし、元は10時間あるAVなんですね。で、その10時間のAVの発売記念みたいな形の劇場公開で、劇場にかけるのに10時間のままではいけないって事で135分、2時間ちょっとなんですけど、そういう形に編集したのがこの劇場版で。それがよもやの大ヒット。営業不振だったHMJMを延命させたと言われて…」

 山下監督「首の皮一枚…」

 松尾監督「首の皮一枚だったのが繋がったと」

 亀吉さん「少し血を流したとお聞きしましたけれども」

 松尾監督「だいぶ血は流れましたけど。これを作る事によって社員が2人居なくなりましたけども。そういう話が10時間版とはまた別の裏キャノンボールという作品で明かされてるんです。この中の誰かが居なくなってるんですよねー、恐ろしいですねホントに」

 

・ 松尾監督、物販にかける熱い思い。

 亀吉さん「ここは10時までお話出来るんですよね」

 松尾監督「10時までは出来るんですけど、10時まで話しちゃうと物販が出来なくなっちゃうんで。物販をしたいという強い思い入れがあるので(笑)」

 山下監督「まだ首の皮一枚なんで」

 松尾監督「そうですね。今期、テレクラキャノンボールに代わる収益を上げるモノが出てきてないんで。全くございませんので」

 山下監督「それでTシャツ作ってみたりしてるんでしょ」

 松尾監督「今はTシャツ屋に成り下がっておりまして。テレクラキャノンボールブームの時には敢えて作らなかったんですよ。ひねくれ者なんで。バンドとかがイベントでTシャツを高い値段で売って、それで食ってるっていうのは知ってました。でも俺はそんな事はしないと、Tシャツなんか作んねぇよと言ってたんですけど、今年に入ってまだ営業不振が続いておりまして。これはもう夏だしTシャツ作ろうかってなりまして。結局やってんじゃん、最初からやればよかったですね」

 亀吉さん「今日もTシャツ買いに来られたって方も居て」

 松尾監督「お蔭様でTシャツ、ホームページで300枚も売れまして。DVDの初回の出荷本数より多いんですよ(笑)。何やってるんだっていう」

 山下監督「俺が撮ってる熟女モノなんか100枚位しか売れないのに」

 松尾監督「今そんな時代ですから。これに懲りずにTシャツも何枚も作ろうと思ってますから!…恐ろしいですね」

 山下監督「TシャツにDVDが付く位の感じで」

 松尾監督「そうそうそんな感じですよ。毎回しちゃおうかなって感じで。AVでよくパンツが付いてるDVDってあって、それがバカ売れしたんですけど、うちは男っぽくTシャツで」

 亀吉さん「冬はパーカーとかですかね」

 松尾監督「これから1年間はそれで首を繋いでいこうっていう」

 山下監督「(お客さんに向かって)無理して買わなくていいですからね」

 松尾監督「まだ第2弾第3弾って出ますからね」

 亀吉さん「ナンカ質問コーナーとか」

 松尾監督「後で僕らどうしても物販売りたいって感じで立ってますから、そこで直接物販の時に…」

 亀吉さん「今日凄いですよね。最初から物販に立ってらっしゃいましたし。物販に対する必死さが…」

 山下監督「俺思うんだけど、上映前に物販に立つのあんま良くないと思うんだよ」

 松尾監督「いやいや違うんだよ、だって俺もクールにしたいんだけど、お客さんが居るとどうしても売っちゃうんだよ」

 亀吉さん「今日もアキヒトさんでも来るのかなと思ってたら松尾さんが思いっきり売ってたから」

 山下監督「たこ焼き屋さんみたいにポケットに小銭突っ込んでてそこからお釣り出してる」

 松尾監督「最近そこから脱皮したんですよ。前は札をポケットからガンガン出してテキヤみたいな感じだったんですけど、カンカンを導入して」

 山下監督「成長しましたねー」

 松尾監督「そこに置いてますけど持ってっちゃダメですよ」

 

・ 今後についてなど。

 松尾監督「名古屋の上映は、判んないですけどももう無いと思うんですけど」

 山下監督「またそうやって煽るでしょ。煽ってるだけでしょ」

 松尾監督「いやもう無いですよ。だけど、夏になったらまた観たいなぁって感じになってくれれば」

 山下監督「もうすぐじゃん!夏」

 松尾監督「判んないけど来年だよ。だってこれしかコンテンツが無いんですよ!」

 山下監督「毎月撮ってんじゃん」

 松尾監督「毎月撮ってるんですけどね。恥ずかしいカラダとか。誰も見向きもしてくれないんですけど。山下さんも今度スゴイ新作が出ますね」

 山下監督「何ですか?」

 松尾監督「河童!河童熟女っていうの」

 山下監督「いやーホントこんなAVありかなぁっていうの撮っちゃって」

 松尾監督「メーカーからの依頼で」

 山下監督「『ホントに居た河童熟女』って」

 松尾監督「全身ボディペインティングされて緑にして、頭にお皿も乗せて、甲羅を背負わされて。何人も」

 山下監督「河童捕まえたら熟女だったっていう。よく解んないんですよ俺も」

 亀吉さん「それあんまり売れ無さそうなんですが」

 山下監督「俺もそう思うんですけど、それがねぇ、それを作ってくれって依頼があったんですよ」

 亀吉さん「HMJMではないんですよね?」

 松尾監督「HMJMはしてません。ピンチですから」

 山下監督「センタービレッジっていう奇特なメーカーさんが。社長が中村さんっていう」

 松尾監督「中村だからセンタービレッジ。わかりやすい。ブリジストンみたいな」

 山下監督「そこから『次は河童ですかねぇ』って」

 松尾監督「ちょっと気が狂ってるメーカーが。豊満熟女の水泳大会とか」

 山下監督「ロケを三重県でやりまして。三重県のゲイのハッテンバの海岸があるんですけど、そこで『すいません!』ってゲイの人達に挨拶して、『ここのハッテンバ使わせて貰っていいですか?』って言って使わせて貰って、デブの人達がすっごいエグい水着着て走り回るっていう」

 松尾監督「誰が観るんだよ」

 山下監督「100枚売れないですね」

 その後、ネタバレに関するお話に(内容は省略します)。

 

・ テレクラキャノンボール2013に出演していた女性がAV女優になったというお話。

 亀吉さん「いっこだけいいですか?ちょっと聞いたんですけど、みのるさんが札幌でナンパした、この中では一番綺麗な女の子が居たでしょ?あの子が、オーロラでしたっけ?オーロラプロジェクトって所から単体でAVデビューしたっていう」

 松尾監督「今月の新作です」

 亀吉さん「それをみのるさんが見つけたって」

 松尾監督「そうです。AVっていうのは月産2~300、もっとかな。それ位新作が出る、ホントに広い世界なんですけど、その中の1本をビーバップみのるはナンパするかのようにちゃんと見つけてしまったっていう」

 山下監督「アレ凄いよね」

 亀吉さん「オーロラプロジェクトの花城あゆだったかな。それで出てますから」

 山下監督「写真見ても判んないんだよね」

 松尾監督「写真ではちょっと目をパチクリにしてますよね」

 山下監督「写真はPhotoshopとかで弄ってるんだと思いますけど、見て判んない」

 亀吉さん「DMMで見るとキャプチャーが載ってるんですけど、笑った時の皺とかが、あーこの子だこの子だって」

 松尾監督「キャプチャーであるとかサンプル動画でようやく判明するという」

 亀吉さん「あの素人の女の子がAV出ちゃったっていうのがテレクラキャノンボール2013のエポックというか。ナンカ僕の中では完結した感があって」

 松尾監督「あの子は最後に匂わす事を言ってましたよね。AVに興味があるとか。まさか本当に出るとは思ってませんでしたが」

 亀吉さん「ストーリーは続きますね」

 

・ 松尾監督のお誕生日のお祝いコーナー。

 松尾監督「もういいですよ、物販しなくちゃいけないんで。それでは今日は皆さんありがとうございました」と一旦〆ようとした所で女性スタッフの方から「ちょっと待ってもらってもよいですか?」と声がかかり、バースデーケーキが登場。みんなでハッピーバースデーの歌を歌いましょう、という流れに「罰ゲームでしょコレ?僕もう50ですよ」などと照れる松尾監督。

 お客さんみんなでハッピーバースデーの歌を歌う中、テレクラキャノンボールの1場面がプリントされたバースデーケーキに立てられたロウソクの火を吹き消す松尾監督。

 その後、そのバースデーケーキを撮影させて頂きました。

 山下監督「おいくつになられたんでしたっけ?」

 松尾監督「さっきから言ってんじゃん山本昌と同じ50ですよ。まさかこんな歳までねぇ、こんな恥ずかしい姿晒すとは思ってませんでしたよ。40代後半になって自分の裸をスクリーンで観るとは。最悪です」

 山下監督「そんな事ないですよ、前向きに生きてください」

 亀吉さん「限られた人しか出来ないですよ。メジャーリーガー位しか」

 松尾監督「あくまで人体実験なんでこんな事になるとは思ってませんでしたけど。チンポが立つ限り走り続けようって。カッコいい事言ってみようかな」

 山下監督「山本昌とどっちが長く続くか…」

 松尾監督「そうですね、現役をね。でも昌は今シーズン1軍で投げてないんですよね」

 亀吉さん「まだですね」

 松尾監督「ですよね。そろそろねぇ」

 亀吉さん「でも2軍で投げてますからね。そろそろ上がってくるかと思います」

 松尾監督「あれって微妙ですよね。年俸もだいぶ下がったんじゃないですか」

 亀吉さん「下がってるんですかね」

 松尾監督「去年も惜しかったですよね…ってどうでもいい話してますけど。じゃあそういう事で本当に〆ましょう」

 亀吉さん「ハッピーバースデー、おめでとうございました」

 

 

 

 

 

 

 

 この前の日からの私。

 仕事を終えて一旦帰宅しお風呂に入り、荷物を持って電車で渋谷のヒューマントラストシネマへ。

  劇場版ゴシップボーイズを観てきました。

 この日の上映後トークショーのゲストがカンパニー松尾監督だったのです。この日の松尾監督は悪い先輩感を漂わせて楽しそうでした。

 時間があったので新宿まで歩いて夜行バスの待合所へ。

 名古屋までバスで行きます。平日だから隣の席が空いてた!いえーい。

 浜松サービスエリアに到着する頃には夜が明け始めていました。

 なので朝御飯!しぞーかおでん1串120円。思ってたより甘めの味付け。後からかけるお味噌も甘い!

 なんて事をやってる間に名古屋に到着!

 早速イングレスを始めたら宮城県のポータルキーが落ちてました。宮城から来た人が置いていったんかな?

 

 そういう事なら…と私もご挨拶代わりに我が街・池袋のポータルキーを置いてきました。

 ナナちゃん人形にご挨拶しようと思ったのですが、しばらく留守にされてるそうです。進撃の巨人の宣伝コーナーみたいになってました。

 バスと地下鉄の1日乗車券を購入。…昭和から見た21世紀、みたいなデザインですね。万博感。

 まずは朝風呂!

 パチンコ屋さんのビルの上層階にある(名古屋っぽい!)アーバンクアさんに行きました。

 朝なら600円でバスタオルとフェイスタオルのレンタル付きでお得なのです。

 露天風呂はぬる目の炭酸泉で外気に当たっているのでいつまででも入っていられる勢い。全然人が来なかったのでちょっとだけスマホを持ち込んで写真撮ってみました。明るい時間にお風呂入るの楽しいです。

https://instagram.com/p/4VNso8lo0U/

 パチンコ屋さんの上にあるお風呂屋さんと侮るなかれ。正真正銘本当の天然温泉だと博士も仰っておられます!

 お風呂に入ってちょっとお腹が空いたので2回目の朝御飯。…ホラ、やっぱ名古屋に来たらモーニング食べなきゃ!

 観光案内所でパンフレットをいくつかゲット。観光するぞー!

 まずは熱田神宮へ。

 参道など、全てのスケールが大きい感じがしました。

 本殿がすっごい向こうの方にあって、お賽銭入れる所からめっちゃ離れてるからちゃんとお願い聞こえてるかな?って気分になりました。

 お昼御飯は境内にある宮きしめんさんへ。緑に囲まれた素晴らしいロケーション。風が気持ちよいです。

 結構色々なメニューがあります。おつゆも赤つゆの物と白つゆの物があるみたいですね。

 初めてなのでお店の名前にもなっている宮きしめん650円を。

 お葱は入れ放題だったのでドバッと多目に。

 「宮」の文字が入ったオリジナルの蒲鉾や椎茸の煮た物など、色々な具が入っていて嬉しいです。

 カラスに注意してくださいという注意書きが。…確かにカラスの鳴き声は時折聞こえてました。ぼーっとしてたら蒲鉾とか持ってかれちゃうのかな。

 味のある商店街をウロウロしていたらバス停発見。

 バスが来たので乗ってみました。

 観覧車発見!

 終点に到着。

 …どうしよう。道とマンションしか無い所だ。でもまぁナンカ南国っぽいし天気も気持ちよかったのでヨシ!

 とりあえず来たバスに乗って中心部に戻ります。

 いくら名古屋城の近くにあるからっていってもこのデザインはナイと思う。>名古屋市役所

 この日の晩御飯はこちら!

 呑助商店(良い店名!)のチャーシューメンA700円。『重油ラーメン』などと言われる事もある名古屋の名物ラーメン、呑助商店さんのラーメンが気になっておりました。

 …確かに見た目が重油っぽいぞ。丼にレンゲを入れるとこんな感じ。表面の油が灰色っぽい色なのと、ベースのスープが黒いのでこういう見た目になってるんですが、スープの味自体はそんなにしょっぱいという事もなく、普通に飲めるレベル。スープの黒もお醤油の色じゃなくて材料を焼いた時の色が出ている模様。

 重油ラーメンと呼ばれてしまっている伝統の油こってり濃い口味の他に、あっさりしょうゆ系薄口のラーメンBもあります。デフォのラーメンで600円、チャーシューメンにしても700円と、繁華街にあるお店なのに価格がお手頃なのも推せますね。

6月12日。126回目。ロサなりのテレクラキャノンボール7日目。

  ロサなりのテレクラキャノンボール、最終日です。

 ポスター類にそれぞれ『本日最終日』の札が貼られております。

 そういえば、ロビーの展示物なのですが、初日と最終日では色々変わっていた所があったのでご紹介します。

 まず、ゲストに来られた皆さんのサイン。当たり前の話っちゃあそうなんですが、1日ごとに増えていってました。…でも初日の分が無いですね。。。

 続いてビデオカメラ。初日には無かったのに気付いたらトロフィーの横に飾られてました。

 初日に松尾監督が忘れていかれたモノだそうです。

 色んな角度で撮ったので貼っておきます。同じカメラ使いたい人は探して買ってみよう!

  そんな感じで開演前に展示物を見て回り、別れを惜しんでから席につきました。

 この日も定刻通りに予告編無しで上映開始。上映終了後、トークショー。

●6/12(金)トークショー ゲスト:マッスル坂井(『劇場版プロレスキャノンボール2014』監督)×今成夢人(『劇場版プロレス~』助監督)×カンパニー松尾監督

 ・ まずは松尾監督が登場。マッスル坂井さんと今成くんですー、と紹介。「では、座って頂きましょうか」という松尾監督に「いえ私は立ったままで」と謎のウザ絡みをしようとする坂井さん。しかしすぐ諦め大人しく座る事に。

・ 今日のゲストのお二人はプロレスキャノンボールで監督と助監督を務めたという紹介から、恒例の今日初めてテレクラキャノンボールを観た方?という質問。結構多かったです。そこから、プロレスキャノンボールを観たという方?という質問。そこそこの人数いらっしゃいました。

 ポレポレ東中野で上映中のプロレスキャノンボールと相互割引があるという話から同時期に上映されるのは別に望んでなかったというお話。

 けれども、ポレポレとの相互割引を利用して来た人?とお客さんに聞くと、何人もいらっしゃったので結果オーライだねという事に。

 

・ 坂井さん「ホントにね、足を向けて寝られません」

  松尾監督「僕ですか?」

  坂井さん「首謀者ですからホントに」

 という会話から、テレクラキャノンボール2009を観た坂井監督が感動。これはプロレスでも出来るぞ、とプロレスキャノンボールの1作目を作ったというお話。

 坂井さん「対戦相手をナンパして試合して、10代ならばプラス1ポイント、試合した相手に一番強かったと言わせれば1ポイント、流血させれば1ポイント。でも、骨折させるとマイナス1ポイント」

 巡業して試合して、行く先々の旅館やホテルで今日終わった試合をみんなで観ながらダメ出しをし合うという、自分達が旅をしながら送っている日常がテレクラキャノンボールの審査会議と重なって見えて、自分達もやりたいなぁと思ったそうです。

 

・ プロレスキャノンボールの1作目は許可や挨拶も無しに勝手に作って、主題歌もインターネットからダウンロードして勝手に使ったというお話。

 主題歌の音源はWeekday Sleepersのウェブサイトで公開されています。便宜上フリーダウンロードと書いてあり、ダウンロードして個人で楽しむ分には問題無いのですが、さすがに勝手に商業利用するのはよくない、と松尾監督。

 坂井さん「WeekdaySleepersさんのホームページからダウンロードしまして、我々が使っている編集するパソコンに取り込みまして、完パケを作って、ファイティングTVサムライに納品して、1回宇宙に飛んで、衛星放送として皆様のアンテナに届くっていう。…確かにそこまでやっていいって書いてなかったです」

 松尾監督「書いてないですけど心情的な問題ですよね」

 坂井さん「それで松尾さんからDDTプロレスの方に電話がかかってきまして。…松尾さんの事は本当に昔からリスペクトしていて好きな監督さんだったんですけど、(ここから小声で)ほら、アダルトビデオとかの仕事している人って怖いじゃないですか」

 松尾監督「怖いから先に連絡するって方法もありますよね」

 プロレスキャノンボールを見つけたのはタートル今田監督で「松尾さんこんなのありますよー」と持ってきたとの事。

 松尾監督「企画は別にいいんですよ。テレクラキャノンボール自体がオリジナルって訳じゃなくキャノンボールって昔流行ったアメリカの映画があるんでフォーマットは別にいいんです。でも歌はちょっと、一言あって然るべきなんじゃないかって言ったら『じゃあ連絡しときます』って事になって。そしたらわざわざ、この大きな体を小さく丸めてハマジムに来て…」

 坂井さん「あんなオシャレな場所だとは思いませんでしたよ。クロムハーツの本店の近くにあるなんて」

 松尾監督「その時に初めてお会いしたんです」

 坂井さん「最終的に…恫喝こそされたものの、DVDやステッカーをお土産に沢山頂きまして」

 松尾監督「そこから時は流れて…全然お会いせずに」

 坂井さん「僕1回引退しましたからね。(勝手にプロレスキャノンボールを作った)責任を取って(笑)。2010年に引退して新潟に帰って金型工場を継いで真面目に生活してたんです。で、去年、松尾監督がテレクラキャノンボールの続編を撮って劇場公開すると。その熱気が新潟にも伝わってきまして、東京に来た時に劇場で観させて頂きました。で、これはヤバいと。それでちょうどそれ位のタイミングで松江哲明監督の結婚式がありまして」

 松尾監督「共通の知り合いのね」

 坂井さん「そこでお会いした時に松尾監督が軽い感じで『プロレスキャノンボールは劇場版やんないの』って言われて。その時は『いやいやいやぁー』って言ってたんですが、DDTプロレスの高木社長が劇場版テレクラキャノンボール2013が大ヒットして話題になってるのを聞きつけまして『坂井やろうぜ!』っつって」

 松尾監督「ここで商売の人の大社長が」

 坂井さん「で、『劇場版プロレスキャノンボールってのをやろうと思うんだけど』って高木社長から電話がかかってきまして。ホントだったら辞退しなきゃいけないんですけど。新潟に帰って静かに生活しようと思ってたんで」

 松尾監督「大きな体を丸めて静かに生活しようと」

 坂井さん「でも、まぁー。やりますと」

 

・ 助監督の今成さんと坂井さんの映像関係の経歴のお話。

 松尾監督「今成さんは今回どの段階で(制作に)入ってきたんですか?」

 今成さん「映画の配給会社がDDTに(劇場版プロレスキャノンボールを)作りませんかって提案して来たのがあって、その時で僕と高木社長が居たんですよ」

  松尾監督「今成さんは学生プロレス出身で、普段はDDTプロレスの煽り映像を作ってらっしゃるんですよね」

 今成さん「学生時代に学生プロレスのドキュメンタリーを卒業制作で作ったりしてました。それで、坂井さんがDDTを辞めた後に僕が入れ替わる形で映像班に入ったんですよ」

 坂井さん「僕がずっと続けてたら映像班に入ってないんですよ」

 松尾監督「だから俺のおかげだと」

 坂井さん「そうですね」

 松尾監督「(笑)で、映像の部分で言うと今成さんの方にそれなりの実績と知識があった訳ですよね」

 今成さん「実績と知識というか、ある程度手馴れている状態ではスタート出来ました」

 松尾監督「撮って編集って部分では」

 坂井さん「僕もやってたんですよ」

 松尾監督「そうですよ、坂井さんもレスラーでありながら…ナンデ映像制作を最初に出来ちゃったんですか?」

 坂井さん「あんまり公にはしてないんですけど、学生時代、早稲田大学のシネマ研究会って所に居て…」

 松尾監督「ナンカ偉そうな所じゃないですか」

 坂井さん「そうなんですよ」

 松尾監督「ナンカ歴史ありそうな…そうでもないんですか?」

 坂井さん「室井滋さんとか、最近で言うとサウダーヂって映画を撮った監督とかが出身です」

 松尾監督「じゃあ本流なんじゃないですか?」

 坂井さん「本流なんですけど、私はプロレスの方に行ってしまって…」

 松尾監督「二足の草鞋だったんですか?映研と…」

 坂井さん「映画産業に未来は無いと思ったんで(笑)面白そうだけど食えないだろうって、DDTに入ってプロレスを。その位の時にアダルトな感じのVシネマみたいなのの助監督とかを結構やってたんですよ。で、そこで、ずーっとマエバリ付けてました」

 松尾監督「何のアピールなんですか(笑)ちょっとエロにも明るいぞ、みたいな。そこで制作をやってたんですよね。プロレスキャノンボール2009の撮影と編集は誰がやってたんですか?」

 坂井さん「俺です」

 松尾監督「全部坂井さんがやってるんですよね」

 坂井さん「出てる所は撮影はしてないんですけど、編集は」

 松尾監督「編集はそもそもどうやって覚えたんですか」

 坂井さん「DDTの映像をやってたり…」

 松尾監督「結局その頃から映像に関する編集とかは出来てたんですね。お二人ってレスリングという肉体を使うモノと、同時に機材と編集機を扱うのが出来ると」

 坂井さん「試合出て、試合終わったらみんな呑みに行ったりするじゃないですか。俺は事務所に帰って来て、当時はリアルタイムキャプチャーをして、2時間の試合が3カメあったら6時間分。で、ちょっと寝て、起きて、編集して、で、何日か後にMAやって、中継用のビデオ作って、納品してっていうのをずーっとやってました。そうしないと食えなかった。プロレスの売上とギャラだけだと食えないんで、全部自分達でやって制作会社として扱ってもらって、自分達で完パケで納品してプロレスチャンネルから金貰ってやっていってた」

 松尾監督「逆に言えばしっかり者のレスラーだっていう」

 坂井さん「いや、しっかりしてなかったですよ」

 松尾監督「結局だって他の人達は試合終わったらぐだーってなって呑みに行こうぜってやってる訳でしょう。それで金が無い金が無いってやってるんでしょ。けど坂井さんは一歩引いた立場でそれをやってた」

 坂井さん「だけど呑んでたし、ぐだーっともしてましたよ。酷い生活してました」

 松尾監督「でも解んないけど、視点が、レスラーとしてのリングの上だけじゃなくて、移動であったりメシ食ったり下らない話したりしてる訳だと。そこですよね。本人の視点がそこに向いてるってのがナンカ良いですよね。ドキュメントであったりとか、裏側を見せるってのも面白そうだなぁって」

 坂井さん「そんな昔の僕と同じ生活を今成くんはしていて。ホントに怠惰な生活をしてるんですよ。家に帰らないでずっと事務所を家みたいに使ってて。床で寝てるんですよね」

 今成さん「そうですね」

 松尾監督「レスラーみたいな身体鍛えてる男が床で寝てるの嫌ですけどね」

 坂井さん「だから、筋肉にしちゃうと(床で寝るの)疲れちゃうんで、脂肪にしてクッションにしてるんです」

 松尾監督「脂肪があると寝られるんですね」

 坂井さん「シモン社のマットレスと同じような造りで…」

 今成さん「確かに寝るスピード速いですから」

 坂井さん「セルリアンタワーのベッドと同じ!」

 

・ プロレスキャノンボール2014の編集作業について。

 松尾監督「僕が意外だったのは、プロレスの方が自らの発想で撮影と編集もこなせるっていう所。そこが良いなと。単純に外部のカメラマンがいっぱいついて、編集マンが居てって訳じゃなくて自分達でやれてるっていうのが(テレクラキャノンボールと)同じなんですよね。僕が気になってたのは、実際のプロレスキャノンボール2014の撮影が終わった後、編集作業なんですが…」

 坂井さん「出た」

 松尾監督「まず素材はどれ位あったんですか?」

 坂井さん「多分、80時間位とかあったんじゃないですかね。100時間前後」

 松尾監督「想像しましょう。100時間。何チームあったんですか?」

 坂井さん「4チーム。プラス審判チームも一応回ってるんで」

 松尾監督「カメラはまずはメインで4カメあってそれ以外にも回ってると。まず編集はどういう流れだったんですか?

 今成さん「4チームあってそれぞれチームディレクターが居て、そのディレクターがそれぞれ荒編をやって、それを自分が1回回収して」

 坂井さん「2時間ずつ位に編集してもらってそれが4つで8時間位。プラスみんなの共通カメラの素材があって10時間位。それを僕ン所にくださいと。そこで2時間用の構成を大胆に組み立てないと何を伝えたいのか纏まらないんで。何を伝えたいのか抽象化しないといけないんで2時間位にしますと。で、そこから細かい編集をお願いしますねってファイナルカットのプロジェクトファイルにちゃんと10時間位にしてくださいと。公開が2月の半ばですから、出来ればその1か月前の1月の頭位には完成させたい、無理でもどうやっても1月中に完成させなければいけない」

 今成さん「1月の末には試写会をやらないといけないので」

 松尾監督「通常そうですね」

 今成さん「そのスケジュールがあったんで仕上げなければいけない」

 松尾監督「ハイ」

 坂井さん「11月に最終シーンを撮って。でもメインの2日間はその1か月前の10月に撮ってるんでまぁイケるだろうと。で、12月の頭僕にください、正月休み明けまでに2時間半とか3時間位にはしますと」

 松尾監督「ラフなモノは出来ますよと」

 坂井さん「そういう風に言ってたんですけど、最初の10時間の荒編集をしたのが僕の所に来たのがクリスマスが終わった12月27日位」

 松尾監督「要するに1か月遅れですね」

 坂井さん「ハイ。で、おかしいなと思って。MACのね、外付けハードディスクが送られて来たんですよ。それを繋げて観てみたら、他のチームは結構細かく編集してあったんですけど、今成くんの参加してたガンバレプロレスチーム。自分が一番編集出来るって言い張ってたんですけど」

 松尾監督「一番ビシっとしたモノを上げてくると」

 坂井さん「言い張ってたんですけど、今成くんのチームの部分の素材だけで10時間あった。ほぼノー編集。自分の所ノー編集で渡してきたんですよ」

 松尾監督「あれ?何でですか?」

 坂井さん「(素材を確認して)慌てて東京に行ったんです。それで今成に何で?って聞いたら、泣き出して、『俺わかんないっすよぉー』って」

 松尾監督「プロレスキャノンボールはまだ続いていたんですね」

 坂井さん「『どうしていいかわかんないっすよぉー、もうダメです、全部カットしてもらって構わないです』って言ってて。頭おかしいんじゃないかって思って。で、実際観たら訳わかんないカットいっぱい入ってて」

 松尾監督「本編でもね、ゴチャゴチャになってたのはガンプロチームですから」

 坂井さん「何やってるのか解んなくて」

 松尾監督「ビーバップみのる状態ですよ」

 坂井さん「完全に(ビーバップみのるに)憧れてるんで」

 今成さん「新進気鋭感が」

 松尾監督「みのるに憧れるっていうのは一番危ないから。素人が憧れちゃダメな存在だから」

 坂井さん「で、解んないんですよぉーってなってて。困ったなと。敵はリングの外に居るぞと。お客さんに観せる前にこの子を何とかしないとって。でも怒っちゃダメなんですよ」

 松尾監督「怒ると逃げちゃう?」

 坂井さん「今成くんは怒ると逃げるし『僕の事が嫌いなんだ』って思っちゃうタイプなんで」

 松尾監督「あー。ややこしい男ですね。体育会系なんだったら怒ればいいんじゃないんですか」

 坂井さん「だけど、そうでもないんです」

 松尾監督「今の子だから。…今の子扱いされちゃってますよ」

 坂井さん「だから、『こうこうこういう理由でココはカットするよ?いい?今成くん?お客さんはこういう風に思うかもしれないからカットするね?』って言ったら『…解りました』って。『編集の順番上ココとココを繰り返すと解んなくなっちゃうから』って」

 松尾監督「そこまで説明要るの?」

 坂井さん「若手のディレクターとかADを諭すめちゃイケ片岡飛鳥さんみたいに、丁寧に丁寧に。ガンプロチーム以外の所は構成を基に編集してくれてて」

 松尾監督「自分の所が出来なかったんだ」

 今成さん「自分の映ってる所、自分の自意識を編集出来なかったんですよ」

 坂井さん「無意識過剰なんですよ」

 松尾監督「普通は自意識が出過ぎてると切るって方向に行きますけどね」

 坂井さん「恥ずかしくなるハズなんですけど」

 松尾監督「そうじゃなかった」

 坂井さん「そういう所がね。今成の自意識の戦いというか」

 松尾監督「実は」

 坂井さん「だから、ガンプロチームの所は結構気を使って編集させてもらって」

 今成さん「ありがとうございます」

 坂井さん「他の所は各ディレクターさんの編集に任せてそれを並べ替えたりしてるだけでやったんですけど、ガンプロチームの所は一生懸命編集しました」

 松尾監督「だからプロレスキャノンボールはガンプロチームの所だけ明確におかしいじゃないですか」

 坂井さん「やっぱ自分で編集した方がいいんだなって。会場とかでもガンプロチームが出てきた時はブァっと高まるみたいなのは、やっぱり、マッスル坂井の編集はスゴイなと(笑)でも他の試合シーンとかの編集は今成がやってくれて。ここは何分でって2時間の興業を観る感じで編集してくれてて」

 今成さん「完成1週間前は坂井さんの工場で合宿して」

 坂井さん「そう、新潟のウチの会社でやってたんですよ!」

 松尾監督「だからもう手元に置いておかないと不安だったんじゃないんですか?」

 坂井さん「不安ですもう。今成をそばに置いておかないと、手を離してはいけないと」

 松尾監督「抱くんだったら最後まで抱かないと。後はお前に任せるっていうのは一番悪いですから。最後までぎゅーっと」

 坂井さん「それこそ、(テレクラキャノンボール2013では)後輩の監督たちを最後まで抱いていた感じはしますよ。ビーバップみのる監督も最後まで抱いてた」

 松尾監督「あのメンバーは抱かなくても大丈夫です。ほかっとけば勝手にやります。でも、本編を観れば編集の苦労の後が見えます。俺に言わせればバランスは、良い意味で悪いんですけど、ガンプロの所とか」

 坂井さん「ハイ」

 松尾監督「あと俺が素人だからアレなんだけど、鈴木みのるさんのくだりが長い。僕はプロレスが解ってなくて観たんだけど、ガンプロチームの変なテンションになだれこんでいく形も最終的には味になってるから、綺麗にプロット通りにココ何分ココ何分ってやってしまうよりはそれはそれで良かったんじゃないかなぁという感じはしましたけどね。変な自意識が入ってくる所も含めて」

 坂井さん「1か月間の編集は地獄でしたけど…」

 今成さん「最後の1週間は変にハイになってましたね。坂井精機の工場で」

 坂井さん「工場の応接室で。工場なんで働いてる人はみんな油の付いた作業着を着てますよ。俺も一応作業着を着て、安全帽を被って編集してたんですよ」

 松尾監督「一応ね」

 坂井さん「朝8時に出社して、夕方の17時までは編集しようと。それ以外は残業だと。ちゃんと12時から13時までは休憩取らせて、朝礼はちゃんと行って、終わったらいそいそと戻って編集して。今成がホントにもうだらしない格好してるんですよ。俺は工場で半ズボンの時点で有り得ないと。トイレは従業員の方と同じトイレを使うんですけど、ヒップハングなズボンを履いてて下着が見えてるような格好で工場に入るとか。工場は我々の戦場ですから。取引先のお客さんとかが真剣にね、これから出る自動車部品の打ち合わせとかしてるのにそんな格好でウロウロしてちゃダメだと、ちゃんとシャツ入れてからだって、そういう所もしっかり教育して」

 今成さん「工場のルールを守らないとって」

 坂井さん「でもそれがやっぱり良かった」

 

・ プロレスキャノンボールについて。

 松尾監督「それで出来上がって公開されて。テレクラキャノンボールってAVがベースですから、こうやってやらせてもらってる事自体が奇跡であって例外的で。プロレスキャノンボールの方が間口が広い訳で、それが羨ましいなと思って。プロレスキャノンボールを観て思ったのはフォーマットを使ってもらって嬉しい、プラス、プロレスっていうのは子供が観て楽しい…そういうシーンも入ってます。AVだと子供はモザイクかかっちゃいますから。子供からお爺ちゃんお婆ちゃんまでがわーって言えるじゃないですか。あれは僕達には無いので、それは羨ましいなと思った」

 坂井さん「いやでも、プロレスやってる人よりセックスやってる人の方が全然多いと思います。間口は広いですよ。プロレス観た事ない人は居るけどAV観た事ない人は居ないですよ。全然セックスの方がメジャースポーツだと思います」

 松尾監督「いやでもホントに羨ましいなと思って。この先、テレキャノとは別の次元で、プロレスキャノンボールとか他のキャノンボールをどんどんやっていってもらえればなぁと。勝手にやっていってくださいと」

 坂井さん「つい先日、試写会でマッドマックス観たんですけど、アレも結構キャノンボールっぽかったですよ。車に乗って、レースをして。あれも松尾さんガツンと言わないといけないですよ。敢えて名前変えてますけど割とキャノンボールでした」

 松尾監督「じゃあ呼び出してみますよ…キチガイ扱いされるでしょうけど(笑)もうそろそろお時間なんですが、プロレスキャンボールはまだ上映やってるんですよね」

 坂井さん「偶然にも東中野で。同じ20時半からなんですけど」

 松尾監督「相互割引なんかもやってるんで是非是非。で、時間があれば(プロレスキャノンボールも)続編も。2020年に一緒にやりますか?」

 坂井さん「オリンピックイヤー」

 松尾監督「オリンピックイヤーに公開を目指しましょう。その前にやってもらってもイイですけど。高木社長がね、儲かったからもう1回って」

 坂井さん「プロレスって興業会社でシンプルなんで、1回黒字になった時点ですぐに次ってなるから、何かしら撮らなきゃいけなくなる」

 松尾監督「そんな感じで、今日はありがとうございました。テレクラは今回の上映でしばらくお休みなんですけど」

 坂井さん「そうなんですか。へぇー」

 松尾監督「一応。判んないですよ僕も適当なんで。電話かかってくるとはいやりまーすってすぐ言うんで。電話さえかかってくればやるんですけど、今の所かかって来ないんでやる予定はないです。なので暫しお別れという事で」

 坂井さん「でも、松尾さんの作品があったお蔭で自分達の作品が劇場で…本当にイオンシネマとかでかける事が出来て。本当に新潟帰って静かに過ごそうと思っていたのにこういう形でこの世界に帰って来る事が出来たのは、松尾監督とこの作品のお蔭だと」

 松尾監督「随分わざとらしいですが」

 坂井さん「ホントに思ってますんで。ありがとうございました」

 松尾監督「じゃあそういう訳で今日は本当にありがとうございました」

 最後の挨拶の後、坂井さんと今成さんが自分でパイプ椅子を畳んでハケていこうとしてたのが印象的でした。で、その状態で、松尾監督がネタバレ禁止についてのお話をされてました。

 

 

 

 

 

 この日の私。

 17時に仕事を終えて、一瞬サンシャイン噴水広場をチェックしてから、自転車で新宿へ。Dream Amiちゃんのお客さん、思ってたより男子多目で女の子が少なかったのが意外でした。

 シネマカリテでキムギドクプロデュース作品・鰻の男の前売券購入&そのまま翌日の3時半の回の座席券確保!その回は松江哲明監督とカンパニー松尾監督のトークショーがあるのです。

  この日の晩ご飯。花園小学校の近くに出来た路麺の名店、山吹の支店へ。

新宿御苑前 山吹: リターンライダー = [路麺 プログラミング : ZRX1200 ss:CBR1000RR];

 この記事を読んで気になってたので来てみました。

 冷肉そば540円。食券を渡し、出来上がりましたよーと呼ばれたので取りに行ったら、冷やしなのに丼から湯気が上がってて?!ってなったけどお肉から上がってる湯気でしたw

 お葱と一緒に軽く煮たお肉がメインの具なのですが、それ以外にも椎茸や蒲鉾、ワカメなどが添えられてるのも嬉しいっす!

 新宿から池袋に向かう途中にあるドンキホーテが展開しているコンビニ・驚安堂の目白店へ。

 揚げ立てチップスとコーラのセットが半額!というキャンペーンをやっていたので映画のお供に良いかな?と軽い気持ちで注文してみました。

 …コーラが大きいよ!宣伝ポスター見直したらMEGAサイズって確かに書いてあるけども!こんなに大きいならもっとちゃんと注意書きとかしてくれないと困りますよ!

 千円札と大きさ比べ。これでどれだけ大きいかお分かり頂けますでしょうか。

 とりあえず当初の計画通り、シネマロサに持ち込みました。

 下の方が細くなっているので何とかカップホルダーに収まります。

 残したら負けな気がしたのでガンガンコーラをあおりながら鑑賞。…何とかここまでは飲みました。家まで持って帰ってどれ位の量が入るか量ってみたら1リットルくらいでしたね。

6月11日。125回目。ロサなりのテレクラキャノンボール6日目。

  6日目。今日と明日で終わってしまう…寂しい。

 本日のロサ会館。…看板が変わりばえしないんでヒキの画で撮ってみたんですが、何だかパタリロのイントロシーンみたいになってきましたね。

 毎日同じような席で観るのもアレかなと思い、今日は5列目で鑑賞。

   うっ。ナンかスクリーンが小っちゃい感じがする…

 定刻通りに予告編無しで上映開始。上映終了後、トークショー。

●6/11(木)トークショー ゲスト:三浦大輔ポツドール主宰)×ペヤンヌマキ(ブス会主宰)×バクシーシ山下監督

 「どうも、こんばんは」と山下監督登場。「実は今日、カンパニー松尾の名前が入っていたんですけど、今日は来れないという事で。特に理由は…あ、編集が忙しいという事で」と冒頭に謝罪。

 各人名前を名乗ってトークスタート。

・ 山下監督「えーと。ご覧頂いてますね。どうでした?どうでしたって事もないけど、大雑把な話ですいません」

  三浦さん「スゴイですよねー。こんな事になるとは…思ってたんですか?こんなにロングランというか、幅広い人に観て貰えるというか」

  ペヤンヌさん「どれくらいの人が来たんですか?」

  山下監督「どれくらい…1万人くらいじゃないですか」

  ペヤンヌさん「そんなに多くの人に観て貰えるAVなんてないんじゃないですか」

  山下監督「小向美奈子のAVくらいじゃないですか」

  三浦さん「これは撮ったのって…」

  山下監督「2013年の夏ですね。で上映が2014年の2月からで、そこから1年半」

 

・ ここで恒例のお客さんへの初めてご覧になった方?という質問。三浦さんはリピーターの方が結構いらっしゃる事に触れておられました。

 

・ あんまり実感がわかない、この作品は10時間のAVの予告編として捉えて下されば…と語る山下監督。

 

・ 三浦さんから「あれはどうやってやってるんですか?」とナンパシーンについての質問。ナンパのシーンはカットされているけど実際はどういう流れで出演まで漕ぎつけるコツはあるんですか?と問う三浦さん。

  山下監督「コツはねぇ、無いんですよ。ホント単刀直入で言ってみても芸が無いような。『お金欲しい?』ってホントそれだけだから。風俗やってる2人組居たでしょ、あの子達も『お金いる?』って感じで。その時点で警戒されてもアレなんで、『お金いる?』の所は回したいんだけど、どうしてもカメラが邪魔になってしまうんで回せない。ちょっと話を始めても、最初の一言でウンと言った時点で交渉が終わってるんで」

  三浦さん「でも山下さんの漂わせる雰囲気とかナンカが気を許してもいいような空気に持っていくんでしょうね」

  山下監督「いやぁそうでもないですね。警戒されますよ。見つけた所がススキノの地下鉄の駅の階段の所なんですよ。そこからタクシーに乗ってホテルまで1メーターくらいの所なんですけど、2人が後ろの席で僕が助手席に乗ってたら、あれだけ喋る2人が黙ってるんですよ。それでナンカやり辛いなぁと思って。逃げ出す瞬間を待ってるのかなぁとか思ってたんですけど、後から聞いたらやっぱり警戒してて、大丈夫かなこのオジサンっていうやり取りを横に座ってるんですけど喋ると聞こえるからっていうんでLINEでやり取りしてたって。それでもまぁいいんじゃないかって事で納得して着いてきたんですけど」

 

・  ペヤンヌさん「2人組だと結構難しいですよね。私もレズナンパって作品を撮ってたんですけど、2人組だと相談して断られちゃったり」

  山下監督「いやでも断られる場合もあるけど、相手に対しての目的が一致するとそうだよねそうだよねって言い合ってトントーンって話が進むんですよね」

 

・ 三浦さん「テレクラとかだと顔が見えないんでアレなんですけど、ナンパだったらやっぱり顔が可愛い子に声をかけるんですか?」

  山下監督「それは全然無いです」

  ペヤンヌさん「山下さんは『やっぱお金』って人ですよね」

  山下監督「いやだってみんなそうでしょ」

  ペヤンヌさん「でも人によって連れてくる女の子のキャラクターがスゴイ違うなぁと。山下さんはお金に釣られるパートナーを連れてくる」

  山下監督「そうですね…情にほだされてってのじゃないですからね」

  ペヤンヌさん「そういう殺伐とした人が…」

  山下監督「共通言語がお金しかないって人と解り合えないですもん。それはしょうがないですよね」

 

・ ペヤンヌさん「ナンカ凄い交渉が上手いらしいってのは解るんですけど」

  山下監督「上手くはないですけど…余計な事を言わないんじゃないですかね。一番最後の出会い喫茶の人もそうですけど、回りくどい説明は一切してないですもん。どうして私からお金が発生してあなたに渡るのかという説明を正直にしてるだけ」

 以降ネタバレに関するお話に繋がるので省略。

 

・ ペヤンヌさん「ボソっと山下さんが『女は信用出来ないからねぇ』と言ったのが山下さんの人生を表しているというか…」

  山下監督「女は信用出来ないというか人間が信用出来ないからね。男も信用出来ないかもしんないけど女は特にね」

 

・ 三浦さん「レースの中では女性に対して積極的でしたけどプライベートではどうですか」

  山下監督「プライベートでは…そんなにならないですね。積極的になる場面が無い。打席にすら立ってない感じですね」

  ペヤンヌさん「テレキャノを観た女の人の間でどの監督が良いかって話になって、私の周りでは山下さんが良いって人多かったですよ。枯れ専にはたまらないみたいです」

  山下監督「枯れ専ってなんですかw」

  ペヤンヌさん「ちょっと枯れた感じのオジサンが好き、みたいな女性です」

 

・ 山下監督「僕は当事者だから、カメラに写ってる所も写ってない所も知っているって感じで観れるんですけど、この作品、どうなんすかコレ?」

  ペヤンヌさん「出ている各監督が面白いモノを撮ろうと必死なのが伝わってくるし、それぞれのキャラクターが魅力的。女性としてはそういう見方をしてしまう。『40代マイナス1とかで女が怒る』みたいな意見もあると思うんですけど、そこよりも、出ている監督たちが女性を笑い者にしようとしているんじゃないのは伝わるから」

  山下監督「ペヤンヌさんは誰が気になりましたか」

  ペヤンヌさん「…みのるさんは気になりますね。スゴイ胡散臭いんですけどナンカ憎めないというか」

  三浦さん「ああいう方なんですか?」

  山下監督「そうですね。弟体質というか、年上の人に遊んで貰おうって。口でコミュニケーションを取って行こうっていうのは生まれつきなのかもしれないんですけど」

 

・ ペヤンヌさん「でも今回モテる系の人が多かったような」

  山下監督「そうですね」

  ペヤンヌさん「今まではモテない人も混ざってたような」

  山下監督「もうちょっと可愛くない動物というか猛獣みたいな人が暴れまわるっていうのがありましたよね」

  ペヤンヌさん「そこがメジャー路線に転換したというか」

  山下監督「それは全然狙ってないと思いますね」

 

・ ペヤンヌさん「昨日、うちの妹と一緒に観てたんですが、『梁井さんカッコいい』って言ってましたよ」

  山下監督「男見る目ないねぇ。みちるはねぇ、この北海道からクズな感じになってきましたけどねぇ」

  ペヤンヌさん「みちるさん熟女好きって事で登場するじゃないですか。観てる熟女としては希望の星みたいに思ってたんですけど、(札幌初日の)プレビューの時に『みちる的には全然オッケーだったの?』って聞かれて『全然大丈夫です』みたいに答えてるのを聞いて、熟女好きじゃねぇじゃんって思って」

  山下監督「それは若者の言い方なんじゃないですか『普通に好きっす』みたいな」

  ペヤンヌさん「いやぁそういう風には聞こえなかった。大丈夫な自分が好き、みたいに感じて嫌な感じに見えたんですよ。じゃあ熟女好きって言わなきゃいいのにと思って」

  山下監督「凄いですね。斜め下の凄い所から見てますね」

  ペヤンヌさん「ホントの熟女好きはあんな言い方しない」

 

・ 三浦さん「松尾さんのテレクラ物って結構前、15年前くらいから観てましたから今こういう風に観られてるって状況は遅いなぁと思ってて。もっと前から松尾さんの映像は面白かったから今何でって」

  山下監督「彼(松尾監督)はこれが最後なんじゃないかなって所で劇場版を作ったんじゃないかと思ってて。観て頂いて解ると思うんですけど、テレクラってほぼ死んでる状態じゃないですか。テレクラも死んでるしAVもほぼ死にかけの方向に向かってる感じなんですよね。売れないし、売れないと作れないしって。で、花火を上げるならこれが最後だってアダバナみたいな感じでやったと思うんですよね。あんまり本人は言わないですけど」

 

・ ペヤンヌさん「三浦くんも凄いテレクラ好きで、大学生の頃から色々やってて」

  三浦さん「テレクラ好きっていうか出会い系ですね。性欲を発散させようと必死だった」

  ペヤンヌさん「芝居でもツーショットダイヤルにかけてみたいな話を」

  三浦さん「ツーショットダイヤル面白いんですよ。当時全盛期で。あの頃はよくやってましたよねぇ」

  山下監督「時代と共に性風俗の方向がどんどん変わって行って。法律とかも色々あるんだけど、色んな新しいアイデアが出てきて。テレクラの次は出会い系って新しいのが出てきたらとりあえず1回は足踏み込んじゃいますよね」

  三浦さん「今は出会い喫茶ですか?」

  山下監督「出会い喫茶もねぇ、札幌では少なくなってましたね。あの1軒だけみたいな感じで」

 

・ 三浦さん「出会い喫茶…うん、楽しいですよね」

  ペヤンヌさん「過程が楽しいんですか?それともヤリたいってのが大きいんですか?」

  三浦さん「出会い喫茶って言ってもお金が発生してヤル、みたいな感じだから、お金払ってヤッてますけど」

  山下監督「出会い喫茶は…どこ行ってます?キラリとか?」

  三浦さん「そういう所ですよ。モモカフェとか」

  山下監督「モモカフェ凄いですよね。日曜日はマジックミラーの中に入れるっていう逆ナンパデーがあって」

  三浦さん「最近それをずーっとやってるお店も出来たんですよ。逆ナンパ喫茶。前行ったんですけどね」

  山下監督「どうでした?」

  三浦さん「いやぁ…ガッカリしますよ。指名されずに1時間くらいボーっとしてました。指名されたら嬉しいんですけどね」

  山下監督「どういう風に待ってるんですか?」

  三浦さん「素っ気ないフリをしてスマホをずーっと弄ってて」

  山下監督「女の人は見えないの」

  三浦さん「見えないんですよ。見えないままずーっと待ってて」

  ペヤンヌさん「逆ナンパ喫茶はお金的にはどういう感じなんですか?」

  三浦さん「同じですよ。女は無料で男が金払うっていう。だからどっちが良いか判んないですよ」

  山下監督「でもそういうシステムを作ってるのが面白いじゃないですか。そのシステムの枠の中に放り込まれる感じというか。札幌は(作中でも)ちょっと言ってるんだけど、マジックミラーじゃなくて単なるパーテーションで見えるんですよ。女性席が向こうにあって、男たちはこっちで待っててそこに餌が放り込まれるみたいな」

 この後、山下監督が逆ナンパデーに行ったお話から、2013年の撮影時に札幌では相席居酒屋が流行り始めていたが東京にはまだ無かったので怪しいと思って入らなかった、けど最近では東京でも相席屋などが流行っているというようなお話。ロサのすぐ隣のビルにも相席屋がありますね。ちなみにお三方ともまだ相席居酒屋は未経験だそうです。

・ 質問コーナー。映画とは直接関係無いんですが、という前置きからペヤンヌさんと三浦さんの関係について。早稲田大学時代に同じ演劇サークルにいらっしゃったそうです。そこから当時の三浦さんが出会い系でよく遊んでいたというお話。

 ペヤンヌさん「カラオケ行くとかゲーセン行くとかそういう感じ?」

 三浦さん「いやもっとスルっと入る感じ。コンビニ行くみたいな」

 山下監督「あるから入ろーって」

 三浦さん「時間あるし…って位の感覚になっちゃってました」

 ペヤンヌさん「女にはそういう感覚ないから。スゴイっすね」

 山下監督「でも働く(=体を売る)って選択肢のハードルが低い感じがするんですよ。男にもそういうお店があるじゃないですか出張ホストとか。そういう所で働くってハードルが男は異常に高いですからねー」

 三浦さん「そうですね。そこまで…働けはしないですね」

 ペヤンヌさん「でも女の場合はそういう所を見るには働くって選択肢しかないんですよね。それは気軽ではないですよ」

 三浦さん「今までに働いてもいいかなって考えた事はあった?」

 ペヤンヌさん「働いて潜入してみたいって思った事はありますけど…そこで(そのハードルを)超える勇気はなかった」

 山下監督「それはそこで何を越えられなかったんですか?」

 ペヤンヌさん「コンプレックスみたいなのもある。自分がそこで通用するのかみたいな事も色々考える」

 山下監督「面接で落ちたらどうしようって」

 

・ 山下監督「最近風俗に行ったんですけど。あのーこのテレクラキャノンボールにも出ているかえでさんが今風俗で働いていて。僕(作中でも)シャカシャカをやってましたけど、最近セックスで全然イケなくなっていて、セックスどころか射精も上手くいかなくなってきてて。このまま女性に射精させてもらう事が出来なくなっちゃうんじゃないかなと。オナニーだと苦し紛れにイクんですけど。ここで行っとかないともう出なくなっちゃうんじゃないかと思って。女性の前でシャカシャカでもイケなくなってしまって、これはどうにかしなきゃいけないと。それを、初めて会った人に言っても解って貰えないし、説明するのもメンドくさいし。そこでかえでのお店に行こうと。説明しなくても理解して貰えるし。…でも、イケなかったんですよねぇ」

  三浦さん「何ですかね…それは年を取るにつれてって事ですか?」

  山下監督「えぇ…」

  ペヤンヌさん「性欲自体はあるんですか?」

  山下監督「性欲もねぇ…無くなってきました」

  ペヤンヌさん「発射は全くしなくても平気なんですか?」

  山下監督「平気は平気です。全然もう…このまま一生発射しなくてもいいかもしれない」

  ペヤンヌさん「じゃあ危機感だけで発射しなくちゃなんないって思ってるんですか?」

  山下監督「そうですね。発射しなくてもいいじゃんって思うんですけど、僕、AV監督なんですけど、ハメ撮りの仕事ってのがあって。こんなボロボロの、ヨボヨボの僕に。動画サイトのオリジナル動画みたいなのがあって、多分誰も観てないような動画サイトの仕事で月に1回ハメ撮りしなきゃいけなくて。それがなかなか上手くいかないのを上手くいかせようってのがあったんですけどね。また安い仕事なんで安い女しか来ないんですよ」

  三浦さん「ヤッてる時の気持ちよさはあるんですか?射精しないだけ?」

  山下監督「いやーあの、ヤッてる時の気持ちよさはあるんですけど、温泉に入ってる方が気持ちいい。気持ちいいのは気持ちいいんだけど、温泉とどっち取るかって言われると温泉取るかなぁっていう位」

  ペヤンヌさん「そういうの無くなっても女の人を口説きたいって欲はあるんですか?」

  山下監督「特に無いです」

  ペヤンヌさん「向こうから寄って来たら…」

  山下監督「向こうから寄って来たら…それは…もう…えー…とったりしますけど。断れない体質なんですよ。30でフリーのAV監督になって18年、仕事を断らないから、何に対しても断らない癖が出来ちゃってますから。来るモノはそのまま…ハイ」

 

・ 三浦さん「山下さん自身はテレクラキャノンボールみたいな映画を撮る事は考えてないんですか?」

  山下監督「企画は考えてるんですけどね。僕、角川映画世代なんで、戦国自衛隊が凄く好きなんですよ。で、戦国自衛隊のオマージュで戦国AV撮影隊って企画を。AV撮影隊がタイムスリップしてっていう。戦国武将がAV男優やったりしてね」

 

 という訳で、この日のトークショーは謎の与太話で〆られました。

 

 

  この日の晩御飯。

 キッチンABCのオムカレーセット950円。オムライスの上にハンバーグが載せられ、更にその上からこちらのお店の名物のブラックカレーがかけられているという夢の食べ物。

 ブラックカレー、久しぶりに頼みましたが真っ黒ですね!こんなに黒かったっけ?!ってちょっとビックリ。

 スプーンを入れてみた所。オムライスはケチャップライスではなくこんな感じです。ちなみにハンバーグの載っていないオムカレーは800円でございます。

6月10日。124回目。ロサなりのテレクラキャノンボール5日目。

 5日目でっす。

 水曜日のこの日はレディースデー。女性は1000円ポッキリ!

 って事で恩恵に与りました。定刻通りの20時半から予告編無しで上映開始。

●6/10(水)トークショー
ゲスト:白石晃士(映画監督)×松居大悟(映画監督)×カンパニー松尾監督

   こんばんはーと言いながらお三方、ぞろぞろ登場。

・ それぞれ名前を名乗ってからパイプ椅子に座り、まずは恒例の「今日初めて観た方ー?」という質問。初めての方、この日も結構多かったです。

 松尾監督「(初めて観たと手を挙げたお客さんを指して)白石監督のファンの方達だと思うんですよ」

 白石監督「確かに見覚えのある方がチラホラいらっしゃいます」

 松尾監督「今日は白石監督のファンの方が多いと感じました。いつもより気迫がありますもん」

 白石監督「いつもよりお客さんは増えてますか?」

 松尾監督「如実に増えてます。白石効果です」

 その後、ネタバレ禁止についてのお話。

 

・ 白石監督が初めてこの作品を観たのは名古屋のイベントの一番最初の回で、それ以降観てなかったのが今日久々に観たそうです。

 白石監督「今日久々に観るんで記憶もおぼろげだったんですが、編集ってちょっと弄られてますよね?」

 松尾監督「えっとね、ちょっと待ってください。記憶を辿ります。渋谷のオーディトリウムでやった時は4回くらい変えたんですよ。その後、イベント上映になってからは落ち着いてると思うんですが、細かい所はホンの少し違うかもしれない。でも6月のポレポレからは完全に安定してるのでそれ以降は絶対変えてないですね。変える手前かもしんない。でもそんなに印象は変わらないハズ」

※現在公開&DVDになっているのが劇場版のver2.0なのですが、その前にver1.0~1.6の7つのバージョンがあるハズです。1.0から1.6まではちょっとずつ編集が変わっていきそれが積み重なった結果1.0と1.6ではかなりの部分が変わっています。で、1.6から2.0に変わる時なんですが、その変えていった部分をぐいっと戻している感じなんですよ。一段一段階段を昇って行った先に2.0があるんじゃなくて昇って上に行ったけどやっぱ違うってパタパタって戻ってきたみたいな。それでかなり戻しちゃってるので変化の割合が一番大きいのが1.6と2.0です。松尾監督はそんなに印象は変わらないハズと仰られてましたが、みのる監督がカーテンにくるまるシーンの有無などかなり編集が違うので印象も結構変わると思います。

 

・ 白石監督「自分としては…気になってた所が変わっていて。全体的に編集が少しづつ変わっていて、それによって私が気になっていた箇所がそんなに気にならなくなっておりまして…逆にどうしようかなと」

 最初に観た時、白石監督は出演女性の事を過剰に笑い者にするようにお客さんの気持ちを誘導し過ぎている演出が気になったようで、その辺は映画を観るお客さんにもっと任せる演出にした方が作品としては良いモノになるのではないかと思ったそうです。

 

・ 良くないと思っていた点が修正されていたという話をしている白石監督に向かって「喧嘩が始まると思ってたのに」と悪い事を言う松居監督w

 それをきっかけに、何故この3人でトークをする事になったのかという説明。この日のゲストのお二人に出演オファーを出したら、この日なら出れますよ、という日が松居監督と白石監督でかぶってしまったので「ホントは白石さんとサシで話したかったんだけど、横入りみたいな感じでいい?」(松尾監督)という形で松居監督も一緒に出る事になったとの事。

 

・ 松居監督からキャノン関連のDVDを家で一人で観るとエロい気分になるが劇場でみんなで観ると違う。価値観が振り回された…というような話が出て、そこからAVを劇場で上映するという事について。

 白石監督「エロの部分は劇場版にするに当たってバッサリ切られたんですよね」

 松尾監督「過去、通常のAVの尺を切らずに劇場で上映した事があったんですけども、スゴい悶々とするんですよ。俺のチンチンが大画面でジュバジュバされてるのを観るのがホントに耐え切れなくて。だから劇場版にするに当たってそういうシーンの尺は短くして」

 

・ 松尾監督「実は作ってる段階で(白石監督が仰ったような批判的な)意見が出るというのは覚悟していて。全く無意識でやっていた訳では無いんですよ。こういう批判が出て然るべきだというのは僕の中ではあったんですよ。

 僕、今まで映画は作った事は無いです。AVしかない。そんな中で、2時間で何を見せようかという時に、テレクラキャノンボールっていうのは男達の物語とか、色々な要素があるんですけど、素人女性さんと監督陣の触れ合いって言っちゃおかしいかもしれないけど、プラスやマイナスを含めたやりとりがメインになるだろうし、そこを避けては通れない。その時に(出演されている)女性の見かけだったり容姿だったりが強烈なインパクトがありますんで。

 で、今回、困った事にというか嬉しい事にというか、顔出しOKの方が多かったんですよ。顔出しNGでサングラスなりなんなりで隠している部分があればその辺の事はぼやけるというか薄まるんですが。顔を出すか出さないかは女性に選んで貰ってるんですよ。顔を出すならプラス3万円で、出さないならサングラス。それで、今は不景気だからかみんな顔出しますって言うんですよね。

 正直に言うと、今回(の作品)は(観客に)楽しんで貰いたいってのがあって。白石さんが仰ったようにダメ押ししなくてもいいなっていうのは俺も解るんですよ。だから、作っておきながらなんじゃそりゃっていうのはあると思うんですが、凄く不安なまま公開を迎えて、そこで白石さんに言って頂けたんで」

 松居監督「セックスのシーンの後の審査会議のカットバックとか見るとどうしてもそんな風に見えちゃうだろうなってのはあると思うんですが、でも、一連の部屋の中でのやりとりとかの編集を見ても、僕は全然悪意はないと感じる」

 松尾監督「悪意はないです。女性と監督との1対1の関係は出来てるんですよ。それを客観で見せた時に男子の部室みたいな感じになって。場が変わって男同士になるとギャグみたいになる。そういう部分が露骨に出ちゃってるんです」

 白石監督「私が思うのは、それはホントに本当の事だし、男子のノリで全然良いと思うんです。それを編集上の演出で誘導しないなら。私だって公の場では女性に対して酷い事を言わなくても裏では『あの腐れマンコ死にやがれ』みたいな事を言ったりする時もありますよ。なので、演出をちょっと強く押し出し過ぎてるのかなっていうのが気になったっていう所ですよね」

 

・ 白石監督「松尾さんの演出の感覚はアダルトビデオの感覚だと思うんですよ。要するに彼女の居ない男がビデオ屋で借りてきて、大体1対1で向き合って、凄くプライベートな空間でっていう。だから、その中では、名古屋で観たバージョンも今観たバージョンも演出的にも全然問題無く楽しめる作品だと思う。それが、公の場である劇場で上映される時に、公共性というか、1対1の男の子との関係性じゃない関係性がお客さんとの間に生まれるので、そこに『ダメ押しではない部分』っていうのがあるんじゃないのかってのが私の意見ですね」

  松尾監督「白石さんが仰ってる通りで、今まで1対1の編集しかして来なかったんですよね。僕が想定していたのも男だったし、14インチのモニター感覚で作ってきたので。…テレキャノって、みんなで観て笑うじゃないですか。でも帰り道には複雑な事になる。ココでは笑っちゃうんですよ。それは(審査会のシーンと)同じように場の話なんですけど、ココでは笑えるんですけど一歩会場の外に出ちゃうと笑えない。自分の身に降りかかってきちゃうから。そういう問題があるのは解ってたというか解りましたね。あと、凄いなと思ったのが映画観てる人って集中力が高いから解っちゃうんだよね。そういうのを前提としていない編集をしちゃってたから」

  白石監督「それはお客さんが集中力が高いというよりは暗闇の中でスクリーンだけを見させられるという空間というのもあって、家の中で回りにゴチャゴチャある所で明るい状態でモニターで観るのとは違うので集中せざるを得なくなるっていう状態を作られるので。それが多分アダルトビデオと劇場の違いじゃないかと」

 

・ 自分の演出のクドさに気付いたという松尾監督に「それを意識し出すと笑い辛くなるというか、ホントのドキュメンタリーみたいになっていくから」と松居監督。

  白石監督「俺は劇場版はそれでいいんじゃないかなと思うよ。AVだともたないと思うんですけど」

 

・ 白石監督「あと私が気になるのは、顔出しで出ている女性達はこうやって劇場で公開される事までは想定してないでしょ?」

  松尾監督「してないですね。僕らがした説明も(劇場公開までは)想定してないですよ」

  白石監督「撮ってる時も考えてなかったと思うんですが、そういう人(の映像)を劇場で流してしまっている事の責任を考えると。責任というか、責任を取れない所はありますよね。そこが、何というかモヤモヤする所というか。それを劇場でやって、本人に知られてもまぁいいかというような作りではないのは解りますので。それを考えると(この作品は)劇場版になりきれてないんじゃないかという思いがあって。それをどういう形にすればいいのかってのは解らないんですけど、そこは大いに気になる所です」

  松尾監督「彼女達には映画公開するという言葉は誰一人発して無いんです。全て著作権はうちらにありますよという言い方で。説明責任を果たしたかというとそこはシビアに考えると微妙な所です。一応念書とかは取っていて、そこには海外への配信・劇場公開、全部書いてありますよ。だけど言葉では言ってないんです。で、紙を見せてサインしてくれって話なんで。そこは個別のケースバイケースで対応するしかないと思ってます。

 ただ、ビックリした事があって、出演者の方から個別にクレームなどは一切来てないんですが、逆の現象が起きちゃったんです。札幌でみのるちゃんがナンパした女子大生が全く違うメーカーからAVデビューしちゃった。6月発売。それを見つけたのがまたみのるちゃんで。彼がロリータ女優のキャスティングをしている時に、DMMという大手のサイトで新作案内を見ていたら見つけたんです。余りにも彼女固有のプロフィールだったんで10時間版には入ってたんですけど劇場版で切った箇所があるんですね。それが思いっきり売り文句になっちゃってて。現役国立大学生っていうのなんですけど」

  白石監督「単体女優として」

  松尾監督「ハイ。で、あの時もAVに興味があってって話をしていたし、値段交渉も彼女なりの、防御って訳じゃあないと思うけど線引きで。で一線を越えてデビューしちゃってスゴイなと。(単体デビュー作を)撮った監督は知り合いなんで聴いてみようかとは思ってるんですけど」

  白石監督「逆に安心ですね」

  松尾監督「解んないですよ。その子は(キャノンに出演したのが)バレちゃって家を出てけって言われたからAV女優になったかもしれないし」

 

・ 松尾監督「次回僕らが(キャノンを)やるんだったら、みのるは絶対冒頭から『すいませんすいません映画に出て欲しいんですけど』って口説きますよ。だからそういう所は今度から僕らはシフトを変えてくる所ですよ。それが逆に恐ろしいですよね」

 

・ 松尾監督「 だから今回は、こういうモノを劇場公開っていうのはある種奇跡みたいなモンで、あんまりやる気もなかったものなんですけど、ただここまで続いているっていうのは多分何かを超えたモノがここに写り込んでしまっていて、それを感じて下さった方々が広めて下さったお蔭なので。この場では笑ってしまったけどこれは如何なものかというのも含めて、『諸問題は全部クリアしてますどうぞ笑って下さい』っていうモノよりも『どうなんだろう?』という自分のモラルを試される部分を含めて今回は至らない所もあるんですけども、敢えてこのままやらせて貰っているっていう。問題になったらなったでそれは受けて立つしかないなと思ってます。…こんな下らない映画で何言ってるんだって感じですが」

 

・ 白石監督「送って貰った冊子を拝見すると、この作品の製作にハマリ過ぎて会社が傾いたっていうお話があって。やっぱりそれだけの念がこもっている作品だからこそ拡がったんだなっていうのは思います」

 松尾監督「確かに今回色々勉強させて貰ったんで、次やるかやらないかは別として…ここで勉強させて貰ったっていうのもおかしな話なんですが。傷は傷であり、得た物は得た物としてこれから昇華させて頂きたいというか。何か芸能人の反省コメントみたいになってますが」

 

・ 松居監督「エンタテインメントで仕事をするって意識なんですかね」

  松尾監督「白石さんが仰ってたのはそういう事じゃなくて、劇場版にした時の事で。10時間のAVだと個人で消化するからイイんです。劇場でって事を考えればそこに対する演出があるでしょって事です。それは痛いほど解りましたよ…ナレーション駄目押しね。俺ねぇ、編集あんまり上手じゃない気がしてきた」

  白石監督「受け手として観た時に、その時(札幌の1日目の松尾監督のシーン)の女性の『(監督の)役に立ちたい』という気持ちで顔を出してくれた事を思うと、ちょっと愛しく思えて来たんですよ。そこにナレーションが入ってきた時に、あぁ自分のこの女性を愛しく思った気持ちは除外されてるんだと思って寂しい気持ちになってしまって。札幌のおじさんと呼ばれてしまった女性もノーメイクだからあれなんで、メイクして痩せたら肌も綺麗だしおっぱいも綺麗だなと思ってしまったんで。それをどうしても(審査会議で)見ているシーンが入ってしまうとフリークス的な扱いになってしまうのはやっぱり寂しいなって気持ちがあって。そういう風に受け止めるお客さんが居るって事をやっぱ除外はしないで欲しいなってのはあります」

  松尾監督「ただそういうスタイルを貫こうとすると今度は場の問題が出て来ますんで。審査会議とかどうしてもそうなっちゃう」

  白石監督「その辺はどういう風に構成すればいいかって工夫すれば。審査会議自体はああいう場があったって事を記録している映像自体はいいと思う。構成とか順番の見せ方かなぁと思う」

 

・ 松尾監督「多分ねぇ…こういう風に反省した風にしてるけど、次やったらまたやらかすと思う。やっぱりちょっとヌケてる所があって、デリカシーの無い所が日常的にもあるので」

 

・ 白石監督「自分がAVとして借りて観るんであれば、むしろ女性を揶揄したり小馬鹿にする場面があった時には1対1なら素直に笑っちゃう可能性があります。それこそ仲間内で『今通った女、不細工でとてもじゃないけどヤレない』位の話をする感覚で作品を観れば何の不快感も無く受け入れると思う」

  松尾監督「俺ねぇ、普段(女性が不細工だとか)そういう事何にも思わないんですけど、何なんでしょう、AV監督の邪気みたいなモノがあるんですかね」

  白石監督「でも多分それは、ちょっと寂しい男の子に向かって作っているっていうサービス精神じゃないかなって気がするんですよ」

  松尾監督「俺テレキャノ以外で一切無いんですよそういうの。テレキャノだけは何故こういう風になるかというと、完全に女性が観るとか大多数が観るって事を本当に前提にしていないからかと」

 

・ 質問コーナー。白石監督ファンのお客さんから戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章 のあるシーンはキャノンのネタばれシーンに影響を受けたのではないか?という鋭い質問が。ネタバレに関わるお話なので詳しく書けないのですが、脚本段階ではもっとキャノンのネタバレに近い設定だったそうで、やっぱり頭の中にはあのシーンがあったとの事。

 

・ 最後に告知コーナー。松居監督の今年の秋に公開される私たちのハァハァを松尾監督が弄ったりされてました。

 

 

 

 

 

 この日の私。

 仕事を終えて、サンシャイン噴水広場へ。アイドル応援アプリCHEERZのイベントを観てきました。

 フリーペーパーが配られていたので貰いましたよ。

 久しぶりに観たまいにゃさんのライブ、すげぇ良かった。

 私がフラフラ色んな現場に行ってる間にも、まいにゃさんはライブを重ねていってその芸を磨き上げていってる訳ですよ。

 あぁまいにゃさんまいにゃさん。

 そんな事を言いつつ、18時半には新星堂サンシャインシティアルタ店に移動。

 こちらも撮影可能だったので人の隙間からパシャパシャ撮影。

 お姉ちゃんのソロコーナーを見守る二人。

 くるくるりんの振付講座。

 真顔でキメて下さい、の部分。

 真顔の次は笑顔ーの部分。

 ライブー。

 最後はみんなで敬礼!

  この日の晩ご飯。

 ロサ会館の並びにある洋食屋さん、洋包丁でからし焼き定食並700円。

 からし焼きの『からし』は胡椒の意味で、ビッとスパイシーに炒められた豚肉は御飯泥棒っすねー。付け合せのスパゲッティーはケチャップではなくカレー風味。豚汁も色々なお野菜が入っていて嬉しいっす。なんと言いますか、私しっかりご飯食べてる!って感じがする、まさに定食。美味しかったです。

6月9日。123回目。ロサなりのテレクラキャノンボール4日目。

 7日あるうちの4日目!半分終わっちゃった!

  今日は横の入口の看板の写真で。

 この日はC列中央で鑑賞。

  定刻の20時30分から予告編無しで上映開始。上映終了後、トークショー

●6/9(火) トークショー
ゲスト:原一男<映画監督)×カンパニー松尾監督

・ よろしくお願いしまーす言いながら松尾監督登場。続いて出てこられた原監督を紹介。

 恒例の松尾監督からの「今日初めて観た方ー?」の質問の後、原監督から「今日観てこの映画スゴク良かったーって人はどれくらいいらっしゃいますか?」という質問。松尾監督苦笑。良かった人が大半。良くなかった人ではほとんど手が挙がらず。

・ 先日、松尾監督と会った時に渡されたDVDを全部観てきたという原監督。私を女優にして下さい(シリーズ中どの作品だったかは言及されてませんでした)と世界弾丸ハメドラー TANGO 地球の裏側で愛を踊る 真奈美を観た感想は「地獄でした」と仰っていましたがBiSキャノンボールは面白かったそうです。

 原監督から「作品の最初にNONFICTIONって出るでしょ?アレは何ですか」という質問。「あれは(HMJM内の)レーベルの名前なんですよ」という松尾監督に「でもノンフィクションという名前を付けたって事は、ドキュメンタリーに対していいなーという思いがあったからでしょう?」とぐいぐい話を進めていく原監督。

 原監督のお友達に『業界に詳しーい人』が居て、その人に色々レクチャーしてもらっているというお話。その人に「何故カンパニー松尾はドキュメンタリーに関心を持つのか?」と原監督が聞いた所、「松江哲明監督(原監督曰く『どうでも良い事をぺらぺら喋る松江』)が日本映画学校を出た後、ドキュメンタリーの手法を使ったAVを撮っていた。それに影響されてカンパニー松尾はドキュメンタリーに対する関心を育てていった」と教えられたそうです。…えー。めっちゃ間違った情報ですよ!松江監督が映画撮る前から松尾監督はドキュメントAVを撮ってらしたので時系列からしてむちゃくちゃですやんか。エエカゲンな事をレクチャーしはるお友達ですねぇ。

 松尾監督、その情報は間違っていますよとやんわり訂正した後、「松江くんに感化された部分と言うと、劇場で作品を公開する事とかそういうのは影響を受けました」と仰ってました。

 

・ 「日本のAV史上、初めてハメ撮りをしたのは私で間違いないですか?」という原監督からの質問から、AVの歴史などのお話。

  松尾監督がハメ撮りを始める前に極私的エロスを観ていたか?という原監督からの質問にいまだに極私的エロスは1度も観てないですと答える松尾監督。「(トークショーするのに作品観てないなんて)失礼だよねー」と笑う原監督。でも松尾監督、この日のお昼にゆきゆきて神軍を観てきたという事でそのお話もチョロっと。若い時に初めて観た時はナンじゃコレという感想だったのが、今回観直すとちゃんと理解出来たとの事。

 「AVというのは何から始まったんですか?」という原監督からの質問にビニ本の出版社からの流れとピンク映画からの流れの2つがあり…というような歴史的な話を答える松尾監督。

 そこから松尾監督がハメ撮りを始めるようになった経緯。女優さんを好きになってしまったのにその女優さんが他の男(男優さん)とセックスしているのを撮影するのに耐えられなくなって…というようなお話。

 

・ 『AVが苦手な原監督』自身についてのお話。

 原監督、日常のふとした時に女性の性器のイメージが浮かぶ事があって、それは非常に嫌なイメージだそうです。たぶんその女性器のイメージの元はおふくろさん=原監督のお母さんだという事で、原監督の幼少期にお風呂でお母さんの性器を見たトラウマがあるようです。

 そこから松尾監督の作品に必ず(女性器に男性器が入っている)ヌキサキのシーンがあるのはそういう決め事があるのか?という質問。

 これは自分の嗜好ではなくてそういうのが解るシーンを入れてくれというユーザーからの要望があるのでそれに答える形で撮っている。レンタルビデオの時代にはモザイクが濃かったのでそういうシーンは画面がモザイクだらけになるという問題もあり、一切撮っていなかった。という回答でした。

 モザイクの濃淡の話からレンタルからセルの時代に移り変わる際にビデ倫が潰れて…というAVの歴史のお話を少し。

 「ここからが本題だ」と前置きし、「あなたおちんちん長いよねー。自信があるから出来るんだと思う。僕のは短いから」とまさかの原監督からのおちんちん短いカミングアウト。その後も僕のは小さいから!とおちんちん小さい話を力説する原監督。…原監督、面白い!

 

・ 雑誌に掲載された原監督のテレクラキャノンボール評から、この作品もヒットしているし女優さんがテレビに進出したりしているのでAV業界は元気があると認識されている原監督にAV業界の景気の悪さを説明する松尾監督。「この作品はヒットしたけど焼け石に水ですよ」などと仰ってました。

 

・ キャノンの中でもあんまり元気のない松尾監督に「この先勃たなくなったらどうするんですか?」と問う原監督。「おちんちんが勃たなくなっても何かしらの手段を使ってAVを撮っていきたい」と答える松尾監督に「勃たなくなってもAVを撮っていきたいって仰るけど、どうやって描くんですか」と更に切り込む原監督。「…まぁちょっと何をするのか考えます」と答え、そこから潮吹きというのは早漏の男優さんが開発したんですよというようなお話をされてました。「今までクンニをやってきてないのでクンニを頑張ったりとか」みたいな適当な事言ってはったんですけど、そんなカンパニー松尾はあんまり見たくない気がします…

 

・ 「原さんからばっかりだから今度は僕からも質問します」という事で松尾監督からの質問コーナー。「AVが嫌いだって仰られてましたがセックス自体は嫌いな訳ではないですよね?じゃあ何が苦手なのですか?」

 「ヒキの画は冷静に観れるんだけど、局部の抜き刺しにエロティシズムを感じない」と答える原監督の話を受けて、松尾監督も「オマンコ自体には興味が無い、しかし性器自体に飢えている人達が居る」。原監督「オナニーを覚えたての頃のオカズがエロ小説だったから、実際の男女の性器の出し入れを見ても白けるだけだ」

 

・ 「僕が何故AVを撮っているかというと、カメラの前で裸になってくれる女性に面白い人が多いからだ」という松尾監督に「撮ってる相手に興味があるというのがドキュメンタリーの大前提なので、それは理解できる」と原監督。

 

・ 原監督「あなたのAVを観て再認識したのは、女の人の一番美しい表情っていうのは、やっぱり、よがっている時の表情だよね」

 松尾監督「やっぱりそれは元祖ハメ撮りの監督として…」

 原監督「これマジな話、私、いまの奥さんと40年くらいの付き合いなんですが、もう(70歳を過ぎて身体がついていかないのでもうセックスは)無いのですが、セックスをしている時の表情が美しくて、これを映像に残したいなぁという衝動は常にありました。そこは(松尾監督と)恐らく共通しているんではないかと」

 

・ 原監督「あと聞きたいのは、あなたどの作品を観てもセックスのパターンが同じでしょ?あれは自信を持ってあのパターンに落ち着いたのか?」所謂カンパニーダンスにも言及する原監督。

 松尾監督「自分で勝手にセックスをしてるんじゃなくて撮ってるじゃないですか。だからヌキやすいようにという事を考えるとどうしてもパターン化してしまう。どうもこんにちはでセックスしてもいいんでしょうけど、そんなんじゃあオナニー出来ないから」

 

・ 平野監督の監督失格の中の自転車に乗りながらの撮影技術の話から、映画学校の卒業生のセルフドキュメンタリーはチラチラカメラを見てしまうが、AV監督はそうではないのが凄いというお話。

 原監督「小説は手で書くって言うでしょ、頭で書くんじゃなく。同じように手で撮っている」

 松尾監督はハメ撮りの時に色々な角度で撮ったりするのはアクションのひとつなので盛り上がると語っておられました。

 そこからハンディカムの撮影技術のお話。かなり広角のレンズを使っている事もあり「ちんこを中心に考えれば外さない」と語る松尾監督。

 

・ 映画館のスタッフの人が横から『もう終わってください』というサインをガンガン出しているので話を纏めようとする松尾監督。「結局、原さんは何故AVが嫌いなんですか?」

 原監督「…(何故嫌いなのか)喋っているうちに解らなくなってきました。あなたのような長ーいちんこが無いからそのコンプレックスだったりするのかなぁというのが今の時点の考えです」

 この後も原監督はAVを撮る事についての意味などの質問を詰め込んでいってらっしゃいましたが時間が無いのでかなり駆け足のやりとりになってしまってましたね。

 

 このトークショーの様子を原監督のスタッフらしき方が撮影されていたので、後日どこかで公開されたりするかもしれませんね。面白かったから公開されたら皆さんもチェックしてみて下さい!

6月8日。122回目。ロサなりのテレクラキャノンボール3日目。

  ロサなりのテレクラキャノンボール3日目です。

  いよいよ今週金曜日までという表示が。そういえばそろそろ折り返し地点ですね。1週間は早いっす。

 この日は4列目の中央で鑑賞。

 上映終了後、トークショー。

●6/8(月) トークショー
ゲスト:松江哲明(映画監督)×タートル今田監督

 以下内容メモ。

 最初に岩淵弘樹監督が登場。「えー、ワタクシ本日トークショーの司会を務めます岩淵と申します」

・ 岩淵監督、今田監督と松江監督呼び込み。それぞれが名前を名乗った後、今田監督から岩淵監督の紹介「えーウチの新入社員…社員じゃないか。バイトの岩淵です」

 

・ 岩淵監督「ではですね、トークショー始めさせて頂きます。慣れない司会なんですけど宜しくお願い致します。まずはタートル今田監督が誕生した原因は松江監督にあると伺ったのですが、その辺のいきさつをお願いします」

 今田監督「僕と松江さんは日本映画学校出身で、僕の卒業制作で熊笹の遺言ってのを撮った時にスゴク褒めてくれたり、雑誌とかにも書いてくれて。それで、何となく松江さんのメイキングの手伝いとかもするようになって」

 岩淵監督「何のメイキングですか?」

 今田監督「園子温さんのヤツ(奇妙なサーカス)とか」

 松江監督「あとHMJMで松尾さんが豊田道倫さんのPVを撮った時、グッバイ・メロディの時とかに現場に来て。僕はあんまり後輩と付き合ったりする事は無いんですけど、映画学校の後輩で唯一付き合いのあるのが今田」

 今田監督「…初めて知ったんですけど」

 松江監督「人付き合いあんま良くないし、友達も居ないから」

※その夜、アキヒトさんがこのようなツイートをされてました。

 

・ 岩淵監督「何故今田さんをAVというかHMJMに?」

 松江監督「ちょうどその時HMJMがオリジナルの紙ジャケットのDVDを出してて、僕も監督をしたんですけど、その時期にHMJMが社員を募集してたんです。で、僕社員でやりたいですって言ったんですけど松尾さんがお前はフリーの方がいいよって」

 今田監督「断られたんだ」

 松江監督「断られたんです。松尾さんに『松江は自分一人でも出来るから。毎朝10時にHMJMに来て机の整理とかしない方がイイよ。フリーでやれ』って言われて。で、他に誰かいないかって聞かれて、それじゃ後輩で1人いますよって紹介したんです」

 

・ 松江監督「僕、人を見る目があるんですよ。この人はこれが合うなって。今、コワすぎとかやってる白石晃士 くんをフェイクドキュメンタリーというか呪いのビデオに誘ったのも僕だし。僕が呪いのビデオやってる時に『誰か出来る人居ない?』って聞かれて、僕より凄い人居ますよって言って紹介したのが白石くんだったり。山下(敦弘)くんと初めて会った時もこの人が日本映画を引っ張っていくんだと思ったし。で、今田は絶対HMJMに合うなと思って」

 

・ 松江監督「まず僕、今田が素晴らしいと思ったのは理屈っぽく無いんですよね。頭でっかちじゃなくって。ドキュメンタリーに関わってる人って理屈っぽい人が多くて。でも、ハンディカムで撮るドキュメンタリーとか、ましてや松尾さんが撮ってるドキュメンタリーなんか、人が居てぶつかる所から始まるのに、意外とそれをしない人が多くて。口だけ番長が多いんですよ。でも今田は違うから。人に対しての好奇心が強いし、もう1つはAVに対する偏見が無かった。僕の家でAVを見せた時も凄く面白がってくれて」

 今田監督「ずっと観てましたね」

 松江監督「俺寝てんのに観てたね」

 岩淵監督「松江さんの家に今田さんが来てずっと観てたんですか?」

 松江監督「そうそう。2001年テレクラの旅とか」

 今田監督「それも観たし、俺多分テレキャノを最初に観たのは松江さんの家だと思う」

 岩淵監督「それがまさか出場者になるとは」

 

・ 松江監督「僕はねぇ、タートル今田になってビックリしたよ。皆さん(今田監督の作品を)観た事あります?テレキャノでも片鱗は見せてるんですけど。アバンチュールという言葉がこんなに似合う男になるとはねぇ。松江さん松江さんって言って車を運転してくれていたりした日本映画学校の可愛い後輩の今田がね。もうタートル今田なんですよ、DVDを観てると。もうあなたの妻大丈夫ですか?みたいな男になるとは思わないですよ」

 今田監督「僕も思ってなかったですよ」

 松江監督「スゴイよね。スゴイ才能を開花させたよね」

 今田監督「最初俺HMJM入る時はハメ撮りしないって言ってたんですよ。何故かって言うと、ハメ撮りの夜明けの2か3か何かで松江さんがやってたじゃないですか。スッゴイ汗だくでさぁ。それ観て『コレは無理だな』と」

 松江監督「でもHMJM入ると絶対ハメ撮りするだろうなって思った。HMJMの部活っぽい感じというか。部室なんですよHMJMって。皆さん観てお分かりの通り、会議がスゴイ楽しそうじゃないですか。HMJMってあんな感じだよね」

 今田監督「そうですね。いまだにみんなあの会議する所で夕食とったりとか」

 松江監督「今でもあれでしょ?みんなでワイルドスピード観たりしてんでしょ?」

 今田監督「会社で映画とかは最近観てないですけど。映画館にみんなで行ったりは」

 松江監督「一緒じゃん!仲良しじゃん」

 岩淵監督「いつも一緒に夕飯を食べて、そのまま雑談に入って1時間とか長くて2時間とかそのまま…」

 

・ 松江監督「僕テレキャノのトークショー何回も出てるんで、もうあんまり話する事ないんですけど、でも、タートル今田の身体の張り方は紹介した身の僕としては感動しますね。人に優しいというか、格好つけないで人に接するから」

 岩淵監督「最後の巨漢の女性も良い顔してましたもんね」

 今田監督「(あの女性は)可愛かったですよ。みんな笑ってますけど」

 松江監督「でもああいう接し方した方がイイよね。勉強になるよね。AVなんてって人いると思うけど、絶対タートル今田の真似したらモテるよ。松尾さんって結構冷たいからね。カレーとかでも食べたらパッと出ていくしね」

 

・ 岩淵監督が松尾監督からHMJMで働かないかと誘われたのは岩淵監督の結婚式の2日後だったそうです。

 松江監督「でも奥さんも(ハメ撮りするようになることを)覚悟してると思うよ。HMJMの中に居ると絶対影響受けちゃうよね。次のテレキャノではねぇ、バイクでこうやって地面すれすれで撮影したりするんだよ」

 今田監督「俺も30過ぎてバイクの免許取った。それまではバイク乗ってカッコつけてる人とか嫌いだった。アキヒトさんの後ろとか乗っちゃうと…」

 松江監督「俺もアキヒトさんの後ろ乗って楽しいってなった」

 今田監督「好きになっちゃう、みたいな」

 

・ 松江監督「HMJMの雰囲気が撮影にも編集にも映っちゃってるし。松尾さんがテレキャノでこんなにお客さん来るとは思わなかったっていうのは解るんですよ。スゴイ主観の物っていうか、松尾さんが好きなモノ。だって普通さぁ、ナレーション早送りとかしないじゃん。録り直せよとか編集変えろよって思うじゃん。松尾さんは早回しにしちゃう人なんだよね。『これは早回しにするもんなんだ』ってのがお客さんとの共犯関係になってて、『これを理解しないとこの先観れない』みたいな。実はそういう風にして、お客さんと共犯関係を結ぶのが映画なんですよね。だから(テレキャノは)映画じゃないんだけど映画っぽい。それが1年半経っても劇場でかかってる理由かなぁと思います」

 

 ・ 松江監督が今日来る時に見かけた、ラブホテルから出て来たカップルじゃない雰囲気の男女のお話。

※そのお話をツイートされてたので貼っておきます。

 松江監督「今日トークショーやる前にこういう場面を見たのも偶然じゃない。この人は絶対タートル今田作品を観てる!と。AVを観て、どんな女性にも感謝を伝えてって。そうするとね、女性スゴイ良い顔してたもん」

 

・ 松江監督「松尾さん(の女性に対する態度など)と比べて衝撃だったもん。タートル今田って文法が確立したのは『優しさ』だもん」

 今田監督「会社入って最初に気付くのは、松尾さんって結構冷たい。女の子に対しても。入社してすぐは(松尾さんの素材の)編集とかするんですけど、その時、自分だったらこうはしないなとか思いながらやってた」

 

・ 岩淵監督「今田さんは(撮影してくる)素材が多いんですよね。松尾さんの倍くらいある」

 今田監督「酔っぱらって寝ちゃってる時もずっと回ってたりするからね。切り忘れたりしてるんで。割と決めうちじゃない所で撮って行きたいなっていうのもあって」

 松江監督「心が大変じゃない?絶対相手が好きになってるってのもあるからさ。自分も好きになってる訳でしょ?」

 今田監督「だから一時期大変でした。困った感じになってた時期もありましたからね」

 松江監督「作品観てメール送ったけど、もう結婚すりゃいいじゃんって。AV観た感想が『結婚すりゃいいじゃん』だよ。婚前旅行に見えるんだもん。女優さんとの」

 今田監督「最近はおじさんになってきたんでもうちょっとドライになったんですけど、昔は1本1本その人と結婚する気で撮ってました」

 

・ 松江監督「テレキャノは1人1人ちゃんと見えるのが凄いよね。だから松尾さんは客観的に皆の事を見れてるのかなって。だって松尾さんが編集してるのに、バクシーシ山下の編集みたいに見える。すごいドライな。あとビーバップみのるの世界にもなるというか」

 

・ 岩淵監督「今田さんは(テレクラキャノンボール2013の)編集段階で何か意見をしたりとかはあったんですか?」

今田監督「いやないよ。全部渡しちゃうだけ。あーでも自分の分のNG抜き位はやった。梁井に関しても自分の分(のNG抜き)はやったし、平野さんがバク山さんのとみのるのはやってた。NG抜きしても、1人の監督当たり4時間とか5時間とかあって、全部合わせると24時間とかあって、それを松尾さんがあの(作中で)会議をやってた席の奥で一人で寝泊まりしながらずっと編集してて。もう出来ねぇんじゃないかと思う位やってましたよ」

 

・ 松江監督が自分の作品の編集を専門の方に任せているというお話に。

松江監督「俺もう編集とか出来ないモン。やだやだ。赤羽とかフラッシュバックメモリーズとかも全部任せてる」

岩淵監督「松江さんが編集任せるときってどういう指示というか、ドキュメンタリーの編集を任せるんですか?」

松江監督「今やって貰ってる今井(大介)さんっていう人は、最初に神聖かまってちゃんのドキュメンタリーをやった時は結構細かく打ち合わせをして。その時僕はドイツに行っていたから、データを送って貰って『こういう間を生かしてください』とか細かくやって。でもフラッシュバックメモリーズなんかは何にも言わないで。構成表1枚送って、打ち合わせしたかしないかで。で、だいたいこういう風に…で解りましたって。赤羽も今井さんで」

今田監督「俺(最近の作品を観て)『やっぱり松江さんっぽい編集だ』って思ってた」

岩淵監督「赤羽とか間が独特じゃないですか」

松江監督「それを解ってくれるから。その人が編集やると最初の編集で8割9割出来ちゃってて。テロップのタイミングとか言葉は僕が考えて。でもその人が『紹介する時はストップモーションで』とか好みは全部解ってる。ドキュメンタリーの編集ってやれる事限られてるから、劇映画みたいな編集と違う。その人はすごいやりやすくて、今はめんどくさいから自分一人ではやりたくないですね」

今田監督「自分で編集してるのかと思ってた」

松江監督「それはよく言われる。『童貞。をプロデュースの時から変わんないね』って言われるんですけど、僕は一切人に任せて、後ろでハッピーターンとか食べてる。イッチョマエにムカつく監督になりましたよ」

 

・ 岩淵監督「松江さんって良いお客さんになってくれるんですよね。僕が作ってたモノに対して笑ってほしい所で笑ってくれるし、それは励みになりますね」

松江監督「編集ってそうだよね。作ってる時は迷うから。ウンともスンとも言わないプロデューサーとか居るじゃん」

岩淵監督「居るんですかそんな人」

今田監督「いっぱいいるじゃん」

 

・ 今田監督「俺最初にAVの現場に行ったのは松江さんのAVオープンの、24REALSEX。松江組が何故か俺のHMJMの最初の現場。懐かしいですね」

岩淵監督「松江さんのHMJMの作品は今でもサイトで観れますからね」

松江監督「そうですね。うちの奥さん以外は皆さん観てください」

今田監督「双子でDON!とか面白いですからね」

 

・ 松江監督「テレキャノの話に戻すと、テレキャノの10時間版をHMJMの人以外で最初に観たのもBiSキャノを最初に観たのも僕で。それで(松尾監督は)感想を聞いてくれるんですよ。BiSキャノは公開1週間前だったんですけど、ココは編集変えてあるんじゃないかという所があったから『ココは最初に戻した方がいいんじゃないですか』って言ったら上映1週間前なのに変えちゃって。すごく意見を聞いてくださるというか。…大人で居ないって!そんな人。意地はっちゃうもん」

岩淵監督「松江さんもよくそれ言えますね」

松江監督「だって嘘言ってもバレるもん」

今田監督「松尾さんは意外と人の意見聞きますね」

松江監督「内心怒ってるみたいだけど」

今田監督「松江さんはね、ズバズバ言い過ぎるんですよ」

松江監督「昔、パラダイスオブトーキョーってAVで、コレ是非皆さんも観て欲しいんですけど。劇場公開やってもイイ位のホントに素晴らしい作品があって、その荒編を観て『面白いんですけど松尾さん冷たすぎっすね。テロップが足りないですよ』って言ったら、ほぼ完成形だったのに直したもん。テロップをすごい足して」

今田監督「僕が入る前に撮られた作品なんですけど、観て『松尾さんウェッティだなぁ』と思ってた」

松江監督「あれ最初凄いドライだったの。『松尾節が無いっすね』って言ったら直してくれて」

 

・ 松江監督「あんまり松尾さん褒めないからね。フラッシュバックメモリーズ観ても『お前監督してんなぁ』とかしか言わないもん。良い悪いを言わない。『監督しててムカつく』とかしか言わない」

今田監督「あれは松尾さんがこんなんやったらいいんじゃないかと思ってたような企画を松江さんが先にやっちゃうから。ライブテープとかも『ああいう事やりてぇな』と」

松江監督「思ってたんだ」

今田監督「言っちゃっていいのか解んないんだけど」

松江監督「初めて聞いた」

岩淵監督「大阪の上映あったじゃないですか。ライブテープと豊田道倫映像集3の。その時に松尾さんは初めて劇場で観たらしいんですけど、『その時初めてライブテープの良さが解った』って」

松江監督「前野さんも言ってたそれ。最初はすげぇブツクサ言ってて」

今田監督「気に入らないっていうかやっかみ半分なんですよ。松江さんに対して」

松江監督「でもなんか来てくれるし観てくれるしね」

 

・ 今田監督「実はタイプがだいぶ違うじゃないですか。松尾さんと松江さんって。松江さんって意外と実は『あざとさ』がちゃんとある人じゃないですか。松尾さんは無いから」

松江監督「松尾さんって意外と天然なんですよね。だから早回しとかすんだよね。アレ信じられないもん。おかしいって映画でここから早送りになりますって。意味わかんないもん。その割りに松尾さん上映中に一番後ろでお客さんのリアクション見てて、笑いが起きる間とかで編集変えてたんだよね」

岩淵監督「ある上映の時に、僕、松尾さんと一緒に外に居たんですけど、(一番重要なネタバレの)シーンの直前になったらスッと中に入っていって、真後ろでお客さんのリアクションをニヤニヤしながら見てたんですよね。悪戯心というか、ホントに楽しそうにお客さん見てて」

今田監督「ナンカやっぱサービス精神なんですかね」

 

・ 松江監督「たぶんこういう(劇場でヒットする)の初めてだったから嬉しかったんでしょうね。AVは1対1でモニターで観るモンだったから」

今田監督「確かに今まで意外とHMJMの作品って上映とかしてたんだけど」

松江監督「その上映があんまり良くなかったらしいんだよ。私を女優にして下さいとか上映した時にお客さんがドン引きしちゃって『俺のAVは上映に向かない』って思っちゃったらしくて。だから上映ヤダヤダって言ってた」

今田監督「『俺のはそういうAVじゃないから』って言ってましたねそういえば」

松江監督「(去年の)年末にやったUNDERCOVERJAPANとか、さっき言ったパラダイスオブトーキョーとか、あとYOGAとか古い作品でもいっぱい上映したらいいんじゃないかと思って。スクリーンで観たら新しい発見があると思う」

今田監督「…ナンカ松尾ファン座談会みたいになってますね」

 

・ 岩淵監督「そろそろ終わりの時間なんですけど、最後に一言ずつ」

今田監督「テレキャノ以降、だいぶHMJMは変わってきました。良い意味でも悪い意味でも。AVというモノがなかなか売れなくなって、じゃあどうすればよいのかという時に原点に返れる作品だったんですよねテレキャノは。それ以降みんな自分たちが撮りたい物を撮り始めてやってます。だからAVってのは面白いんだぞと皆さんに知ってもらえるように僕らも努力していきますんで今後とも宜しくお願いします」

松江監督「僕が今田とトークショーをやったのは多分映画学校の卒業制作の熊笹の遺言のトークショー以来なんですよね。だから、まさかテレクラキャノンボールの上映でこうやって2人でまた話が出来るとは思わなかったので今日は僕にとって嬉しい日なんです。で、それがまたシネマロサという僕が好きな劇場で、HMJMにバイトで入ったばっかりの岩淵君が司会をするというのが本当に嬉しくて。僕は本当に普段人付き合いがあんまり無いので。ただやっぱり僕は人を見る目はあるんだなという自信を今日持ちました」

 

 最後に松江監督が今週土曜日に行われる鰻の男の松尾監督とのトークの告知をして終了。

 終演後、外に出ると雨が降っていました。関東地方は今日から梅雨入りです。