劇場版テレクラキャノンボール2013を毎日観に行っていた日記。

同じ映画を繰り返し観に行く、愛と狂気の日々の記録。

6月28日。31回目。トークゲストは平野勝之監督とバクシーシ山下監督。

 ポレポレ東中野での上映7日目。トークショーの出演は平野勝之監督とバクシーシ山下監督。

 入口の案内の紙が昨日のままになっていたのが気になった。

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 開演1時間半前に受付して54番でした。土曜日だし終わった後にオールナイトもあるし、といつもより1時間前に来たんですが、いつもとあんまり変わらない番号が取れてよかったです。

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 ポレポレ東中野の公式アカウントも煽っております。

 開場。満席でした。でも札止めまでは行ってなかったと思います。予告編上映時にパイプ椅子を並べる音が。そしていつも上映前に流れるわたしたちに許された特別な時間の終わりという映画の予告編がこの日から変わってました。2本目に流れる靖国・地霊・天皇の予告編は変わらず。

 

 

上映後休憩を挟んでトークショー。以下、トークショーの内容メモ。

 登場して挨拶、ネタバレ注意など一通り喋ってから今日のオールナイトについて。

・ 平野監督の「由美香」のお話。

 当時BOX東中野だったこの劇場で97年に公開された。由美香と舞台挨拶もした。AVが劇場で上映されたのは「由美香」が初めてだったとの事。

 由美香さんが発見されたのが9年前のちょうど今日、夜になって雨が降ってきた日で、天気も今日と似ている。

 監督失格は大々的に公開されたが、プロデューサーと話し合い、上映の最後は由美香が最初に公開されたこの劇場にした。

 だから、今日、この劇場でやるオールナイト企画はとても意味がある。

 由美香の元となったわくわく不倫旅行の企画会議は今日登壇している3人プラス安達監督でやった。という話から安達監督が無茶苦茶な監督だという話。

 

・ テレクラキャノンボール2013の編集を平野監督に手伝って貰ったというお話。

 6人がかりで撮影しているので素材が膨大な量あった。今田監督と梁井監督はHMJMの社員なので、自分で撮ってきた分は自分でNG落とし?(使わない所を切る下ごしらえ、と説明してらっしゃいました)してくれと指示を出したが他の監督の分はこちらでやらないといけない。なので、みのる監督の分と山下監督の分は平野監督が担当。

 その編集中、素材を見ながら平野監督が甲高い声で笑ってうるさいので松尾監督が真剣に怒り、それ以降、平野監督は自分で猿ぐつわをして笑いを殺しながら編集したとの事。作品には使われなかったけどみのる監督と山下監督が物凄く適当な原発の話をしている場面などがとても面白かったなど。女を落とす為に延々と喋ってる所は見てても全然飽きない。実はみのる監督に実際に会った事はないのだけれども、編集でずっと見ていたので知っている人みたいに感じている。

 山下監督が負けず嫌いだという話。劇場版には入っていないがDVDには入っているコンビニ前で冷えたお弁当をかきこむしーんやカーナビに文句を言っているシーンについて。

 

 「劇場版テレクラキャノンボール2013を東中野で公開出来るのが一番嬉しい。やっと由美香に顔向け出来る作品が出来た」と一旦松尾監督が〆の挨拶をしてから質問コーナー。

 椅子から立ち、客席に下りて質問に答える松尾監督。

 

・質問① 自分はAVの事は良くわからないので聞きたいが、メインカメラとバイクカメラでクレジットされている人が居るが、メインカメラはどういう場面を担当しているのか?

 「審査会議の場面などハメ撮り以外の場面。ハメている所は全部監督と相手の1対1で撮っている」という回答。

 それを受けて質問者「監督としても映像作家としても凄いですね」

 松尾監督「買いかぶり過ぎ。一眼レフのカメラとスマホのカメラの違いのようなモノで、自分達が使っているハンディカメラは思いがけないシーンが撮れてしまう」

 

・質問② ポイントが入った時、松尾監督は一体何をやっているのか?

 「+1」というのを空中に書いている。カメラに向かってではなく自分に向かってやってしまったのでわかりにくくなってしまって申し訳ない。