劇場版テレクラキャノンボール2013を毎日観に行っていた日記。

同じ映画を繰り返し観に行く、愛と狂気の日々の記録。

6月26日。29回目。トークゲストはダイノジ大谷さん。

 ポレポレ東中野での上映5日目。トークショーの出演はダイノジ大谷さん。

 開演30分ほど前に受付して50番でした。…なんか知らんけど今日は今まで毎日入場券と一緒に渡されてた上のカフェの割引券が貰えなかった。あれ複数枚使い出来るって書いてあったからコツコツ集めて有効期限の7月末に割引券だけで晩御飯食べてやろうかと思ってたんだけど、毎日貰えるって訳でもないのかな。

 開場前にロビーで待っていると、お手洗いに向かうダイノジ大地さんを見かける。「あれ?今日のゲストって大谷さんじゃなくて大地さんだっけ?」と入口で撮った写真を見直してみるとやっぱり大谷さんって書いてある。どうやらプライベートで観に来られた様子。相方さんがトークショーに呼ばれた日にちゃんと観に来はるって良いですね。こういった場面で仲が良い所を知ってしまうとナンダカ暖かい気持ちになるというか。

 開場。整理番号の呼び出しは80番台まで。それ以降は「チケットお持ちのお客様はご入場頂けます」という案内。この日もほぼ満員。予告編が上映されてる時に後ろの方からガチャガチャ音がするなぁと思っていたら、パイプ椅子も出てました。

 

 上映後休憩を挟んでトークショー

 以下、トークショーの内容メモ。

 ネタバレに関する部分などは削ってあります。あと、トークショーを見ながら&写真撮りながらチラシの裏ばーっとメモしたモノを元に書いてるので結構適当だったりするよ!あと、ややこしい話も書かずに省略しているよ!それと、芸人さんなのでちゃんと繰られた面白いお話をされていたんだけど、その辺も全部省略!現場で聞いた人だけのお楽しみです。面白い事、刺激的な事はインターネットに無料で転がってはいないよ!みんなも劇場に来よう!

・ 大谷さんの第一声「いやー緊張しますね。やっと逢えたね、という感じです(中山美穂辻仁成が初めて逢った時の辻さんの台詞)」。松尾監督と大谷さんは今日が初対面との事。

 

・ 学生時代から松尾監督の作品をよく観ていたという話から、鮎川あみちゃんとのDVDについて長文ブログを書いたという話。

 その時に説明されてた作品がとても面白そうだったので帰宅してから「ダイノジ大谷 鮎川あみ」「不良芸人日記 鮎川あみ」など思いつく単語で色々検索したんですが、該当する記事が見つからず。…確かに鮎川あみって言ってたと思ってそうメモしてたんだけど、そもそも女優さんの名前を聞き間違えてメモしてたんかな。「鮎川あみ カンパニー松尾」で検索したら光夜蝶で1本撮ってらっしゃるのは発見できたけど、その作品はシチュエーション物みたいだからこの日に喋ってた作品ではない模様。

 その話の流れで、僕は松尾監督の作品いっぱい観てるんですが、相方の大地さんはレズものしか観ない、などとニヤニヤ笑いながら暴露話を始めると、お客さんとして観に来ていた客席後方に居た大地さんからバラすなよ!と声が上がりましたw

 

・ 大谷さん「この作品に出てくる女性達はSEXが終わってから輝き出す」

 

・  松尾監督はハメてる時はSだが普段はフェミニストという話からAV監督は相手の女性が一番大事だから、その女性の話を聞いてその人を立てるのが基本だという話。

 

・  大谷さんは上京した頃、渋谷の百軒店のストリップとボクシングによく行っていた。

 大谷さん「裸で戦っている人はカッコいい」

 松尾監督「僕の裸はかっこ悪いですけどね」

 

・  大谷さん「これ前からずーっと聞きたかったんですけど…一番好きなカレー屋さんってどこですか?」

松尾監督「…えー。色々ありますからねぇ。地域を限定してくれなければ答えられないです」

大谷さん「では東京では?」

松尾監督「六本木の中華料理屋さん、香妃園 (コウヒエン) - 六本木/中華料理 [食べログ]

です。」

 「タバコも吸えて、夜遅くまで営業してる。中華料理屋さんのカレーなので煮込んだりは全くしてなくて、さっと炒めてカレーペーストを入れて、という感じで作ってるだろうけど最高に美味しい。」との事でした。よし今度六本木に寄ったら行ってみよう。

 そこから包丁人味平のブラックカレーの話。その流れでキャノン2013のネタバレ話になったので省略。

 

・ 実はダイノジの初舞台はブラッドサースティ・ブッチャーズの前座だったという話から「音楽はお前は大丈夫だ、オールライトだと言ってくれる。テレキャノも同じように大丈夫だと言ってくれているように感じた。」

 

・ バクシーシ山下監督について。

 松尾監督「バク山さんは人当たりだけは良い」

 大谷さん、昔の山下監督は怖い作品をいっぱい撮っていて、とジー栗の話をしだすが、それは安達監督の作品だから山下監督は関係ですよ、と松尾監督に訂正される。

 …大谷イズム溢れるやり取り!w他の人がトークでこういうシッタカしてたら嫌な感じになっちゃうんですけど、大谷さんだと「名人芸が出た!」みたいな感じに思えてニヤニヤしちゃう。こういうダメな感じの部分もずっと徹底しちゃえばキャラクターになって可愛く思えてくるもんなんですね。

 大谷さん「怖い人が一番礼儀正しい」。ビートたけしさんも自分のような芸人にでもとても丁寧に挨拶してくれる。とのお話。

 

・ 昔からテレクラキャノンボールシリーズは観ていた、という話から、オリジナリティのありすぎる言い回しを追求する荻窪テレフォンセックス女、三茶の水晶女などテレクラで出会った女性たちのお話。芸人さんのお話はあんまり書いちゃうと営業妨害になるので詳細は省略します。ちゃんと繰られたお話を聞きたかったら現場に行きましょう!劇場は楽しいですよ!

 

・ テレクラで怖い目に遭わないか?という話から、松尾監督「脅されても何をされてもカメラさえ守れてそのシーンが撮れていればOKだと思っている」。その発言を受けてチャップリンの話。

 

・ 大谷さん「出場者がみんな松尾監督をリスペクトしてますね」

 

・ この作品が話題になっているという話。大谷さんによると、先日仕事で会ったJ事務所のアイドルも観に行ったと言ってたとの事。

 

・ 客席の大地さんにマイクが回り、しばしトーク。観る前は大丈夫だろうと思っていたんだけど、劇中のハメてる所で勃起したとの事。おっぱいは偉大!

 昔のテレクラ話。文京区の女性とアポが取れて、暴走族に絡まれながら自宅に行って一緒に卒業アルバム見たというオチも盛り上がりもないお話w

 普通の人がこういうオチも盛り上がりもない話をこういう場でしちゃうと大事故ですけど、大地さんのキャラクターでやっちゃうとこの盛り上がらない話をするっていうので成立するという。名前のある芸人さんはこういう事が成立するという芸を持っているから芸人さんなんかなぁ。などと思ったり。

 

・ 松尾監督がAV界に入った時の話。最初はテレビ番組のADをやっていたという話から、大谷さんがももクロの名前を出して「アイドルでも芸人でも売れる人は人の言う事を聞く奴。ももクロもマネージャーに言われた事を忠実にやってるから売れた。」というお話を始めたのでこの人何を言い出すのかと思ったら「売れない奴は企画に文句ばっかり言ってる奴。自分探しをずっとやってる奴は売れない。僕が尊敬しているさまぁ~ずさんも台本を忠実にやるようになってから売れたと語っていた」「言われた通りやって売れた人達を見てもみんなちゃんと自分の個性を発揮している。人の言うとおりやってるからって個性が殺されるわけではない。ある程度の型にハメて、制限のある中でちゃんと出来る人が売れる。」という良い話に着地。

 

・ 大谷さん「ちゃんと動く人が強い。旅に出たら絶対何かに出会う。人生は過酷な負荷がかかるもの」

 

・ 渋谷にあるカレー屋さん、ムルギーのお話。松尾監督のムルギーじいさんのモノマネが炸裂w

 大谷さんが上京して間もない頃、デートでムルギーに行った時、最初は美味しいねと一緒に食べてた子が半分くらいの所でいきなりゲロを吐いて美味しくないと言い出した。ムルギーは癖の強い、好き嫌いのある味なので自分が美味しいと思っても駄目な人は駄目。

 大谷さん「いくら自分が素晴らしいと思っているモノでも、他の人はそうとは限らないと学んだ。」

 

・ 1番ルールの話。

 松尾監督「(キャノンの中で)1番と答える人も3番と答える人も嘘なんですよ、だけど1番と言ってくれる心意気が嬉しい。」

 2番と答える女性の業について。2番と答える人は確固たる『1番の男』がいるんでしょうね。3番ってのが一番いいやすいから3番と言う答えに意味はないけど2番には意味がある。